ルミナリエの経済効果ということで2つ。
①企業協賛の促進総額6億円の費用がかかるルミナリエ。
市民へ、目一杯に呼びかけた募金で8600万円の収入であることからすると、やはり、収入のメインは企業協賛金です。
来年、県や市から補助金が下りることもあるかもしれませんが、安定運営のためには、企業協賛金で4億円は欲しいところです。
神戸ルミナリエでは、いま、ホームページなどで協賛企業を紹介しています。
しかし、「自社の社会への貢献度合」「自社の名前」を知ってもらいたい協賛企業にとって、この扱いは小さ過ぎると思います。広告宣伝の費用対効果を考える企業を動かすには、企業名を知ってもらえる機会が必要です。
例えば、メイン会場では多くの屋台が出ていました。
これらの屋台テントの屋根を、広告スペースとして売ることができます。
屋台で何を作っているかは、屋根のふちから「やきそば300円」「りんご飴100円」と掲示を下げておけば十分でしょう。
②地元商店街との連携強化ルミナリエのメイン会場までのルートは、大規模な交通規制を行ったうえで、「JR元町駅→元町商店街→神戸大丸から花時計線→京町筋→三宮中央通から再び大丸→トアロード→ルミナリエ入口→ルミナリエのメイン会場」の一方通行。しかもその経路は下の平面図のようになっています。
<経路平面図>

オフィスビルに囲まれた三宮中央通辺りは、鉄柵があってもなくても変わらないかもしれません。
しかし、商店と観客との間は常に鉄柵で仕切られているため、「ちょっとクリスマスプレゼントでも買おう」「夕飯食べずに来ちゃったしカフェで一休み」「ぐずりだした子どもにちょっとおもちゃを見せたい」という望みは叶えられません。観客は、元町駅からただひたすらに、会場を目指して歩き続けることになります。
「三ノ宮駅から直で京町筋へ」とか、「三宮中央通りの脇からルミナリエへ」といった「割り込み」を防止するには、頭からずっと鉄柵で囲んで入口まで誘導する方が効率的かもしれません。また、この鉄柵を解放すると、「割り込み」による揉めごとが起きたり、途中で酒をひっかけて乱闘騒ぎを起こす人も出るでしょう。
しかし、地元商店街は、週末の稼ぎ時に400万人からの人出を、ただ指をくわえて見ているしかありません。
元町商店街では、私が行った日曜日の晩7時で既にシャッターを下ろしている店もありました。HIPHOPだと思いますが、レッスンをやっていたダンス教室はすごく注目を集めてましたが。
「人はたくさん通る。でも、みんな鉄柵の向こう側で店に入ってこない」
客観的に見て、商店街にとってのルミナリエは、かなり旨みの少ないイベントだと思います。
鉄柵を外して、地元商店街に絶好の商機を活かしてもらうことは本当に不可能なのでしょうか?
仮に鉄柵を外したとして、飲食店ではどうなるでしょうか?
観客の目的は、あくまで「ルミナリエのメイン会場まで行って、イルミネーションを見ること」です。ホールタイプのレストラン前は混雑する可能性がありますが、オープンカフェなら混み具合は一目できるので、会場にたどり着く前に店先で2時間、3時間と無駄に時間を過ごすことはないでしょう。またアルコールの販売を制限すれば、酒の勢いに任せた乱闘も抑えられると思います。
衣服、宝飾などのお店にしても、メインはルミナリエですから、「ちょっと混んでる週末」ぐらいの来客になるでしょう。
おそらく、問題として残るのは「割り込み」です。
しかしこれも、各通りの脇道を鉄柵で押さえれば防止できるのではないでしょうか?かなりの人数の警察官も配置できているようでした。
確かに、モンスターペアレントとか、「モンスター○○」が跋扈している昨今では心許なさが残ります。けれども、あれだけ、あちこちに警察官やパトカーが並んでいる中で、騒ぎを起こせるほど飛び抜けた人は相当少ないと思われます。
以上、ルミナリエ3回シリーズでした。