原告団が「法的責任」の文言を削除する譲歩をしたにもかかわらず、福田内閣は「全員救済をするのに『法的根拠はない』」との声を押さえ込めずに、大阪高裁が提示した85年8月〜88年6月での薬害被害者に和解金を払うことにとどまりました。
このことについて、町村官房長官は記者会見で「大阪高裁の和解骨子案と矛盾する和解はできないとの前提で、最大限被害者をどう救済できるか考えた」と、苦しい決断だったことを強調しました。
舞台裏情報としては、首相と町村氏、舛添要一厚生労働相は20日午前の臨時閣議後まで協議を続けた。肝炎問題をめぐり首相は徹頭徹尾、厚労省側に対応を一任する姿勢を崩さず、「政治決断」を前面に打ち出す戦略はとらなかったという話が流れてきました。久しぶりに感じましたよ「怒髪天を衝く」スクナビコナは、福田首相とたびたび「KY」と茶化してきましたが、政治決断を政治家というその姿に頭にきてたわけです。「日本の政治家のトップが、こんな腰抜けな人か!」と。
「大阪高裁の和解骨子案と矛盾する和解はできないとの前提」笑止!
司法、行政、立法の三権分立は小学生でも習う基本。裁判所和解案と内閣総理大臣決断は別物でいいんです。それに、大阪高裁の名誉のために言っておきます。
和解骨子案の補償範囲があまりに狭かったので話題になりませんでしたが、あの骨子案には「全員救済が望ましいが」という前置きがあるんです。つまり、
大阪高裁のメッセージは「全員救済が望ましいが、法律に基づく司法ではこの範囲までしか法的補償を認定できない。行政で、全員救済の道を探って欲しい」というのものだったんです。薬害C型肝炎原告団に「法的責任」の文言を削っていただいて、大阪高裁から「全員救済が望ましいが、・・・」とバトンを受け取っておいて、それでも政治決断を出されへんのかい!こんな体たらくで、世界中の知識人が年に一度スイスで集まる「ダボス会議」に出たいと言える福田康夫さんだから、さらに信じられない。
ダボス会議は、正式名称「世界経済フォーラム」。
世界中の大企業約1000社の指導者、政治指導者(大統領、首相など)、選出された知識人、ジャーナリストが参加する国際会議です。政治決断をしない内閣総理大臣なんかに、参加者が務まるわけがないじゃないですか。
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