中小企業診断士をめざしつつ、日々のニュースやおススメ本など話題を提供。「突然スピーチを頼まれた」「ちょっと小生意気な話」など話のネタにしてください。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

衆議院選挙 毎日新聞全候補者アンケートで自民と民主、対立鮮明に(1) 憲法・外交編

選挙特集の2回目はマニフェスト比較と行きたかったのですが、毎日新聞が今回の立候補者に行ったアンケート結果を掲載していたため、こちらを取り上げようと思います。
なぜなら「国会での議決は、衆議院議員の多数決」。少数議席の政党の動きもありますが、このアンケート結果で、おおよそ国会の流れをシミュレーションできると考えられるからです。


毎日新聞全候補者アンケートで自民と民主、対立鮮明に
(毎日新聞 8/20付より)
毎日新聞は衆議院選挙(30日投開票)に立候補した1374人を対象に、政策課題についての考え方を問うアンケートを実施。長く政権を担ってきた自民党に民主党が「政権交代」を突きつける対立構図を裏付けるように、多くの項目で両党候補者の主張の違いが鮮明になりました。

アンケートは7月21日の衆議院解散後から立候補予定者に配布を始め、衆議院選挙が公示された18日までに1347人から回答を得たもの。回収率は98%でした。


特に違いが目立ったのが“憲法観”や“外交姿勢”、選挙戦で争点になっている“年金制度”“消費税”などの扱いでした。

当選後の4年間の任期中に消費税率の引き上げを決めることについては、自民党の回答者の49%が賛成したのに対し、民主党は反対が95%。

自民党は「責任政党」をアピールしようと、11年度までに消費税を含む税制抜本改革に取り組むとしていますが、一方の民主党は無駄遣いの根絶を掲げて4年間における引き上げを否定しています。

年金制度をめぐっても両党候補の主張は真っ向から対立。自民党は基礎年金の財源に保険料をあてる現行の「保険料方式」を71%が支持していますが、民主党は81%が「全額税方式」を支持しました。
ただ、自民党にも「全額税方式」という回答が19%あり、党派を超えた年金論議の素地もうかがえます。

憲法改正については、今回の衆議院選挙の大きな争点にはなっていません。が、アンケートでは自民党の82%が9条改正に賛成したのに対し、民主党は66%が反対。
外交姿勢でも、自民党は「日米関係を最重視すべきだ」が63%、民主党は「これまでよりアジアに比重を移すべきだ」が62%。加えて、アフガニスタン支援のために自衛隊を派遣すべきかについても、自民党は「派遣すべきだ」が58%、民主党は「派遣すべきでない」が68%と対照的な結果が出ました。

また、小泉純一郎元首相が進めた構造改革については、民主党は「あまり評価しない」と「まったく評価しない」の合計が98%。自民党は「大いに評価する」「ある程度評価する」の合計が82%。構造改革路線を修正する姿勢を示している麻生太郎首相の回答は「ある程度評価する」でした。

自主憲法制定は、自民党の党是
自主憲法の制定は「自民党の党是」ですから、自民党の立候補者で、憲法9条を含めた改正が大勢を占めるのも当然です。

ちなみに、第二次世界大戦後で区切っても諸外国では憲法改正をしている国はかなりあります。私が知っている統計では、スウェーデンの37回、ドイツ34回、スイス33回、オーストリアとニュージーランドが29回で、フランスは9回、アメリカは5回。21世紀に向けて「新たに定められるべき権利を追加する」といった改正もある中、60年以上も「我々が掲げる憲法は完璧だ」と言ってきたのは日本ぐらいかもしれません。

「憲法はその国の根幹であり、軽々に変えてはならない」、「ヨソはヨソ、ウチはウチ」というのはもっともです。

が、例えば自衛権は「個別的自衛権」「集団的自衛権」と大きく二つに分けられるとされ、国会では、それぞれ別々に考えるべきというのが普通になっています。

この状況、徹底した非戦論者の立場にとって、「現行の条文は甘い。個別的自衛権をも否定する厳格なものに変えなければ」とならないのでしょうか?
憲法の条文について、文言を厳密にしてはならないという決まりはありません。実際、憲法・第54条は「衆議院が解散されたときは、解散の日から四十日以内に、衆議院議員の総選挙を行ひ、その選挙の日から三十日以内に、国会を召集しなければならない。」と具体的数値が入っています。

もっとも、鮎滝は「日本だけ平和ならいいとは考えない立場」を採るため、非戦論者とは別の結論に至ります。すなわち、「日本国は自国の防衛権を放棄しない。また安全保障条約を結んだ国への防衛権は、これを放棄しない」といった、集団的自衛権の範囲を厳密に定めた条文への改正です。

日米安保条約しかない現状では相当の異論のある条文でしょう。が、日中安保条約や日印安保条約、日露安保条約の締結を模索することは、可能性ゼロとはいえない未来です。

「日本の集団的自衛権明示には、日本の軍拡への危険性を禁じ得ない」と中国が言ってきたとき、「では、『日中安保条約』を模索しませんか?」と日本が公式に訴えたら、中国はどんなボールを返してくるのでしょうか?

自衛隊のアフガニスタン派遣
いまアフガニスタンを統治しているカルザイ政権は、カルザイ大統領が自身を守るため、軍閥に特権を与えていることが明らかになっています。賄賂が横行しているとの報道もあり、そこをタリバンに突かれて求心力を低下させています。
当然、その分のマイナス、求心力を失った政治による非効率な統治、いつどこで起こるか分からない爆破テロへの恐怖を被っているのはアフガニスタンに住んでいる庶民です。

かつてアフガニスタンは、「世界から忘れられた国」と呼ばれていました。1919年に英国に勝利して独立しますが、その後も旧ソ連、米国といった大国の都合、隣国イランやパキスタンの介入に翻弄され続け、無政府状態になったためです。

90年代にタリバンがイスラム原理主義の名の下に統治しましたが、アルカイダとつながりを持ったことで「テロリストの温床」と見なされ、現在に至ります。これ以上、アフガニスタンを放っておく訳にはいかないでしょう。
そのアフガニスタンで効果的に活動できる人材・組織となると、日本ではやはり自衛隊。「アフガニスタン復興支援法」などを成立させて、手を差し伸べる必要があるのではないでしょうか?

日米重視か? アジア重視か?
もう一点の“日米重視かアジア重視か”についてですが、アジアへの比重を高める必要があると考えています。
が、鮎滝が想定する相手国は中国へはなくインドです。なぜなら、一人っ子政策による少子高齢化リスクを抱える中国よりも、若年層の人口が厚い若きアジア新興国・インドの方が将来的な可能性は高いと思われるためです。

現在、中国とインドは海軍力の軍拡競争を行っています。中国は空母の建造に入ろうとしており、インドは高性能ミサイル駆逐艦と原子力潜水艦を就航させました。

空母建造がなぜ軍拡になるのかというと、第二次世界大戦以降、海上戦の基本戦術は「敵艦を撃沈する」から、「敵艦を沈黙させる」に変わっているからです。
敵艦を沈めるには、船体に大穴をあけられる重たい砲弾やミサイルを積める巨大戦艦や大型爆撃機がいります。が、敵艦を沈黙させるなら、甲板を焼き払える程度の砲弾・銃弾でよく、小型戦闘機による編隊攻撃が採れます。この戦術転換に対応できずに沈んだのが、あの戦艦大和です。

ちなみに現代の駆逐艦(自衛隊における護衛艦)は、戦闘機の離発着のため、大砲を積めない空母を守るよう発達してきた艦船です。そのため、イージス艦といった最新鋭の広域レーダーを積んだ駆逐艦が出てくるわけです。

話を本筋へ戻します。
今のインドは、中国が、ミャンマー~スリランカ~パキスタン~中東~アフリカと友好関係を強めていっていることに危機感を抱いています。このままいけば、「インド洋は事実上の中国支配海域となり、インドは閉じ込められる」と考えるわけです。

パワーバランスが国際政治の現実である中、例えばインドにとって「良きパートナー」とは、どういう国でしょうか?
おそらく日米あるいは日本自身が、日本~インドネシア~インド~アフガニスタン~中東~アフリカという結びつきを強めてくれるとすれば。日本は、インドにとって非常にありがたいパートナーであるはずです。それにあたっては中国と戦端を開く必要もなく、「相対的に親中的でない国と、日本とインドが仲良くなればよい」だけのことです。

よって、鮎滝の場合、「アジア重視を果たすためにも、アフガニスタンへ自衛隊を送るべきではないか?」となります。


明日・21日更新予定の『衆議院選挙 毎日新聞全候補者アンケートで自民と民主、対立鮮明に(2)』に続きます。
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
アクセスカウンター
プロフィール

鮎滝 渉

Author:鮎滝 渉
千秋真一に23%似ているらしいブロガーです。
実家である愛知県に戻ってきました。
ほぼ日刊で更新中。日々の巡回サイトに加えてやってください。
-------------------------
ブロガー名を、「鮎滝 渉」へ改めました。
私が自分に付けた最初のペンネーム。そして、「一角の者になるまでは使うまい」と思ってた名でもあります。

大して公知のペンネームというわけでもありません。が、1回目の中小企業診断士試験の失敗以降、あれこれと思い悩む中、「“輝かしい名としようする執着”はかえって醜い。そろそろ、この名を名乗る覚悟をしよう」と決意。鮎滝の名を使うことにしました。

ちなみに、旧ブロガー名は「スクナビコナ」。
日本神話に出てくる知恵の神様の名前です。恐れ多い名前ですが、ブログをする気構えとして、使っておりました。

スポンサー広告
↓あなたもブログ始めるなら↓ 無料blog

↓アフィリエイト始めるなら↓ アフィリエイト・SEO対策

↓英会話を始めるなら↓ 英会話スクールWILL Square

↓アクセスアップなら↓
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
ブログランキング参加中
応援してやってくださいm( _ _ )m
↓ワンクリックお願いします↓


ブログランキング・にほんブログ村へ

にほんブログ村 ニュースブログへ

にほんブログ村 本ブログへ

にほんブログ村 漫画ブログへ

にほんブログ村 本ブログ おすすめ本へ

にほんブログ村 漫画ブログ コミックス感想へ

本を買う
↓楽天ブックスを使う↓

---------------------------
↓アマゾンで商品検索↓

---------------------------
↓ベストセラー本のご紹介↓
カテゴリー
最近の記事
ブログ内検索
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
RSSフィード
リンク
このブログをリンクに追加する
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。