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衆議院選挙、消費税を上げることは本当に責任政党か? 橋本知事1期目で黒字化した大阪府

『衆議院選挙 毎日新聞全候補者アンケートで自民と民主、対立鮮明に(3)』は消費税の扱いについてです。

毎日新聞全候補者アンケートで自民と民主、対立鮮明に
(毎日新聞 8/20付より)
毎日新聞は衆議院選挙(30日投開票)に立候補した1374人を対象に、政策課題についての考え方を問うアンケートを実施。長く政権を担ってきた自民党に民主党が「政権交代」を突きつける対立構図を裏付けるように、多くの項目で両党候補者の主張の違いが鮮明になりました。

アンケートは7月21日の衆議院解散後から立候補予定者に配布を始め、衆議院選挙が公示された18日までに1347人から回答を得たもの。回収率は98%でした。


当選後の4年間の任期中に消費税率の引き上げを決めることについては、自民党の回答者の49%が賛成したのに対し、民主党は反対が95%。

自民党は「責任政党」をアピールしようと、11年度までに消費税を含む税制抜本改革に取り組むとしていますが、一方の民主党は無駄遣いの根絶を掲げて4年間における引き上げを否定しています。

橋本知事1期目、大阪府が11年ぶり単年度黒字
(産経ニュース 2/17付)
大阪府の橋下徹知事は17日、総額4兆2168億円の平成21年度当初予算案を発表。一般会計は3兆0,391億円と2年ぶりに3兆円を超えました。世界的な景気悪化の影響で、中小企業向けの制度融資の枠を過去最高の8,500億円に増やす一方、税収は2,471億円減少するなど厳しい予算編成となりました。

ただ20年度会計で、人件費が当初見込みよりも抑制されたこともあり、年度末に370億円の剰余金が生じる見通し。昨年度は11年ぶりに単年度黒字を達成しており、こうした剰余金を今年度予算の不足分に充てることが出来ます。

また同日、橋下知事は22~28年度までに1兆1,000億円の収支改善が必要とする財政収支見通しも発表。収支改善額について、府は昨年6月に7,770億円と試算していましたが、税収減のため大幅に修正したかたちです。

橋下知事は「“選択と集中”で可能な限り積極予算を組んだ。府民が少しずつがまんしたおかげで赤字予算から脱却したが、予断を許さない」と話します。

消費税を上げることは本当に責任政党か?
自民党の主張は「消費税率の引き上げを視野に、財政再建を果たすのが責任政党の役割」と主張を続けています。しかし、この責任政党は消費税を上げるものだという考え方に、鮎滝はかなり懐疑的です。

確かに人件費を含めた大幅な歳出カットに踏み切った20年度予算は大騒ぎでした。
大阪府知事は年末・12月に選出されることから、1期目の予算は前知事の下でおおよそ決まってしまっており、1期目はその予算を踏襲して変革は2期目からというのが通例だったのです。にもかかわらず当選が確定して間もなく、橋本次期知事は20年度予算の再編を明言。まだ前知事の任期中であるのに、橋本次期知事用の部屋を用意してもらい、府幹部と20年度予算の再編作業を進めて間に合わせて見せました。

人件費や医療費助成、教育費助成にまで踏み込んだ予算カットは各所で衝突を生み。反対派による庁舎前のデモもありました。しかし、説明を逃げなかった知事に、いつの間にか反対派の声は押しきられていきました。
これが正しかったかについては再考の余地があると思いますが、「1期目、単年度黒字化」という結果を出し、大阪府の財政再建か団体への転落は防ぎました。

メディアを活用し、本音の説明を続ければ変えられる
関西圏で放送されている毎日放送の『ちちんぷいぷい』という番組には、『今日の橋本さん』というコーナーがあります。
2期目に入ってからは幾分不定期となっていますが、1期目は、毎日、同局の山中アナウンサーに知事のぶら下がり取材を敢行。登庁途中の知事を府の玄関前で捕まえたり、東京や外国出張の出発時・帰阪時に声をかけたりと、連日「いま知事が何をしようとしているか?」を聞き続けました。

もともと原稿を読む答弁をしないTV慣れした橋本知事には、記者クラブや各局合同でセッティングする記者会見よりこのぶらさがり取材が合っていたのでしょう。
当初は何の味毛もない府庁舎玄関でのインタビューでした。が、「水都大阪」「地方分権」などと記載したインタビュー用の背景看板が用意されるようになり、前知事まではなかったインタビュースペースが庁舎玄関に出来上がりました。

被取材者と取材者の間合いでできた非公式のぶらさがり取材が、いつの間にか公式取材の場の創出へと発展。大阪府政トップにある知事の声は、より容易に府民に伝わられるようになったわけです。

政権が本気で予算編成を見直すと、黒字化はできる
大阪府知事への連日のぶら下がり取材を見てきた鮎滝にとって、「政権が本気で予算編成を見直すと、黒字化はできる」という確信を持つようになりました。

国の21年度の当初予算は88兆5,480億円で組まれましたが、その内訳は次の通り、
【歳入】
税金収入・・・46兆1,030億円
公債発行・・・33兆2,940億円
特会受入・・・ 4兆2,350億円
その他・・・・・ 4兆6,160億円

【歳出】
施策執行・・・68兆3,043億円
公債返済・・・20兆2,437億円

この「歳出のうち50兆円は税金で、30兆円は国債で」というかたちは、橋本内閣の98年度予算以来、ほとんど変わっていません。

国と一地方自治体とでは、予算規模が大きく異なります。また、大阪府の予算カットは「他府県に比して、より手厚く助成してきた分を他府県レベルに下げる」という大義名分がありました。が、日本国は医療にしても教育にしても国庫負担は、諸外国、OECD加盟国に比して薄く、「諸外国レベルに」という大義はむしろ歳出増に働きます。

よって、民主党に代わったからといって黒字化させるのは難しいでしょうし、民主党でも紆余曲折を経て消費税に頼ることになるかもしれません。けれども、10年以上変わらなかった予算の構造を変えるのは、自民党と自浄作用より、民主党の岡目八目の方が期待が持てそうです。



明日・25日更新予定の『衆議院選挙 毎日新聞全候補者アンケートで自民と民主、対立鮮明に(4) 小泉構造改革とは何だったのか?』に続きます。
――――――――――――――――――――――――――
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千秋真一に23%似ているらしいブロガーです。
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ほぼ日刊で更新中。日々の巡回サイトに加えてやってください。
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ブロガー名を、「鮎滝 渉」へ改めました。
私が自分に付けた最初のペンネーム。そして、「一角の者になるまでは使うまい」と思ってた名でもあります。

大して公知のペンネームというわけでもありません。が、1回目の中小企業診断士試験の失敗以降、あれこれと思い悩む中、「“輝かしい名としようする執着”はかえって醜い。そろそろ、この名を名乗る覚悟をしよう」と決意。鮎滝の名を使うことにしました。

ちなみに、旧ブロガー名は「スクナビコナ」。
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