中小企業診断士をめざしつつ、日々のニュースやおススメ本など話題を提供。「突然スピーチを頼まれた」「ちょっと小生意気な話」など話のネタにしてください。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

NPO調査「ネットやゲーム依存強い子、不登校意識が高い傾向」 ・・・因果関係が逆では?

ネットやゲーム依存強い子、不登校意識が高い傾向 NPO調査
(日経新聞 10/26付け)
子どもがインターネットやゲームなどのメディアに接する時間が長いほど、不登校意識を招く傾向が強くなることが特定非営利活動法人(NPO法人)「子どもとメディア」の調査で分かった。メディア依存が強いほど家族や友人に対する意識が低くなる傾向もみられ、このNPOでは「子どものよりよい成長・発達のために、メディア依存から本来の生活を取り戻すことが必要だ」と訴えている。

調査は文部科学省の委託を受けたNPOが昨年10~12月にアンケート形式で実施。ゲームやインターネットなどのメディア接触時間と学校や家族への意識などについて、福岡、山口、埼玉県の小中学生約5000人から回答を得た。


NPO法人「子どもとメディア」とは?
同NPO法人のホームページによると、
――NPO法人「子どもとメディア」は、テレビ・ビデオ・テレビゲーム・ケータイ・パソコンなど、激変するメディア環境のなか、子どもたちが情報の洪水に流されることなく、主体的に向き合う力を育んでいくことを目指して、子どもに関する実態調査・研究、「ノーテレビチャレンジ」「メディア・リテラシー教育」の研究、啓発ビデオ「2歳までテレビを消してみませんか?」の制作など、さまざまな提言をしてきました。――

そして、同法人のこれまでの発行物は、
『子どもが危ない!~メディア漬けが子どもを蝕む~』
『第4回 子どもとメディア全国フォーラム報告集~子どもを大切にする国・しない国~ 「メディア漬け・ウェブ汚染社会」の未来は?』
『第3回 子どもとメディア全国フォーラム報告集~進化・肥大化するメディア機器にどう対応するか?~』
『第2回 子どもとメディア全国フォーラム報告集~子どもと拓くメディア社会~ IT革命のもたらす光と影』
『第1回 子どもとメディア全国フォーラム報告集~子どもとメディアの“新しい関係”を求めて~ 今日のメディア環境がもたらす「危険可能性」からの回避策』

・・・メディア・リテラシーに明るい皆さんは、こういった調査報告をどう言うかご存じですよね?
丁寧には「結論ありき」と言いますが、いわゆる「やらせ」と言うものです。

PTAも似たような調査をしていますよね?
さらにいかがわしさに拍車をかけているのが、文部科学省が出している「子どものメディア接触と心身の発達に関わる調査・研究」という事業に関して、その報告書をほぼ単独で、NPO法人「子どもとメディア」が一手に引き受けているところ。

子どもとメディアの関係については、PTAが「子どもとメディアに関する意識調査」というのを毎年行っており、何故、このNPO法人に別途依頼する必要があるのかよく分かりません。こういった調査は多角的に分析できた方が良いわけで、PTAの調査項目に必要があれば追加項目を入れて、PTAと同法人で共同して分析報告するという手段だってあるはずです。

実際の内容は、文部科学省のホームページで『2005年度事業 報告書』が閲覧できます。

しかし鮎滝が見る限り、NPO法人「子どもとメディア」の主義主張を裏付けるような調査結果ばかり。
調査対象を「福岡県、埼玉県、山口県、島根県において“子どもとメディアの接触をコントロールする取組”を行っている小学校と行っていない小学校の4~6年生」としていますが、鮎滝は、そのサンプリング自体に作為を感じてしまいます。
さらに、ニンテンドーDSとプレイステーション・ポータブルが発売されたのが、2004年12月だったことを考えると。鮎滝の偏見だとは思いますが、その舞台裏を想像して「随分と、力が入っていたんだろうなぁ」と、醒めることなく冷めていってしまいます。

ゲームは、「ゲーム脳」というのが問題になりましたが・・・
ゲームに対しては、一時期、「ゲーム脳」というのが取り沙汰されたことがあります。

「ゲーム脳」とは、日本大学文理学部体育学科の森昭雄教授が2002年に提唱したもので、「ゲームをしている状態の脳波は簡易脳波計における認知症患者と同じで、脳の情動抑制や判断力などの重要な機能を司る前頭前野にダメージを受けている」という説。しかしその後、第三者が検証できるような論文は提出されることなく、脳神経の専門家などからの批判も強く、今では科学的な根拠がないとして疑似科学の一つとされています。
ただ、この「ゲーム脳」を火付け役に、「残虐ゲームによる悪影響」「思考が短絡になる」「ゲーム依存症」といったことがマスコミで断続的に取り上げられ、現在に至ります。

一方、ゲームは使い方次第で脳への良い刺激になると考える科学者も多くいます。
ニンテンドーDSの『脳トレ』シリーズを監修された東北大学の川島隆太教授はその一人。また陰山メソッドで有名な陰山英男氏も、自身の反復学習のツールとしてニンテンドーDSを使っています。最近ではフジテレビの『エチカの鏡』で取り上げられた「カヨコおばあちゃん」こと、久保田カヨコ氏もゲーム肯定派で、瞬時に色々な判断を要求されるゲームは脳にとって良いと言われています。

では、ネットやゲームは善か悪か?
答えは、至極簡単で「ネットやゲームを“使っている”なら善。 ネットやゲームに“使われている”ようなら、悪」です。

ネットやゲームそのものは、道具・ツールに過ぎないものですから、これらをいたずらに危険視して目の敵にするのはおかしな話です。それは、寒さで凍えそうなときに、マッチを片手に「たき火は危ないから」と言ってたき火をしないのと同じようなものです。

という、毎度毎度の長い前置きの末にこの記事の題名。「因果関係が逆では?」という本題へ行くのですが。

「ネットやゲーム依存が強い子どもほど不登校意識が高いのではなく、不登校意識が高い子どもほどネットやゲームをしている時間が長くなるというのではないか?」と言いたいわけです。だって、今の子どもたちの生活環境で学校を断ったら、学校へ行かない朝があったら、ネットかゲームぐらいしかすることありませんよね?

外に出るのが嫌で、人と関わるのが煩わしくて学校に行かないのですから、基本は家の中。隣の世話焼きな小母さんが声をかけてくれるわけでもないし、「学校行かないならウチのコ見といて」と子守りを押し付けられるような濃密なご近所関係もないでしょう。

テレビはどの局も似たり寄ったり。NHK教育はちょっと特殊ですが、学校へ行かずに自発的にNHK教育を選局しているような子なら、放っておいても問題ないでしょう。大抵の子はテレビに飽きて、行き着くところは時々刻々と情報が変わる、さらには自分で書き換えていけるネットかゲーム。

だから因果関係は、まず不登校意識の高さないし学校への倦厭があって、だからネットやゲームに時間を費やすというのが正しいのではないかと思うのです。ということを、何で天下の日経新聞ともあろうものが、何ら語ることなく単に記事にするのかと、沸々と腹立たしく思うのです。
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
アクセスカウンター
プロフィール

鮎滝 渉

Author:鮎滝 渉
千秋真一に23%似ているらしいブロガーです。
実家である愛知県に戻ってきました。
ほぼ日刊で更新中。日々の巡回サイトに加えてやってください。
-------------------------
ブロガー名を、「鮎滝 渉」へ改めました。
私が自分に付けた最初のペンネーム。そして、「一角の者になるまでは使うまい」と思ってた名でもあります。

大して公知のペンネームというわけでもありません。が、1回目の中小企業診断士試験の失敗以降、あれこれと思い悩む中、「“輝かしい名としようする執着”はかえって醜い。そろそろ、この名を名乗る覚悟をしよう」と決意。鮎滝の名を使うことにしました。

ちなみに、旧ブロガー名は「スクナビコナ」。
日本神話に出てくる知恵の神様の名前です。恐れ多い名前ですが、ブログをする気構えとして、使っておりました。

スポンサー広告
↓あなたもブログ始めるなら↓ 無料blog

↓アフィリエイト始めるなら↓ アフィリエイト・SEO対策

↓英会話を始めるなら↓ 英会話スクールWILL Square

↓アクセスアップなら↓
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
ブログランキング参加中
応援してやってくださいm( _ _ )m
↓ワンクリックお願いします↓


ブログランキング・にほんブログ村へ

にほんブログ村 ニュースブログへ

にほんブログ村 本ブログへ

にほんブログ村 漫画ブログへ

にほんブログ村 本ブログ おすすめ本へ

にほんブログ村 漫画ブログ コミックス感想へ

本を買う
↓楽天ブックスを使う↓

---------------------------
↓アマゾンで商品検索↓

---------------------------
↓ベストセラー本のご紹介↓
カテゴリー
最近の記事
ブログ内検索
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
RSSフィード
リンク
このブログをリンクに追加する
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。