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太陽光発電、余剰電力倍額買い取りスタート ・・・火力発電所を閉鎖していく所まで行けるか?

太陽光発電、余剰電力倍額買い取り 11月1日スタート
(毎日新聞 11/1付より)

政府は、家庭の太陽光発電で余った電力を電力会社が現在の2倍の価格で買い取る制度を1日にスタートさせました。太陽光発電の設備負担を軽減し、急速な普及を図る狙いです。
さらに民主党政権は風力や水力などすべての再生可能エネルギーを買い取る新制度の創設を公約しており、2年以内の買い取り対象拡大を検討。温暖化対策の切り札にしたい構えです。

電力会社は、自主的に家庭の太陽光発電を「1キロワット時当たり24円前後」で買い取っていますが、新制度は同48円で10年間の買い取りを義務付けています。価格を2倍にするのは、設置費用を回収する期間を短縮させ、普及を促すため。普及で設置価格が下落すれば、買い取り価格も引き下げる予定です。

一方、電力会社は1年間の買い取り費用を、翌年度の電気料金に上乗せして回収。設備がない家庭も含め、すべての電気利用者に薄く広く負担してもらう仕組みになっています。来年4月から前年分の電気料金の転嫁が始まり、11年度以降は1世帯当たり月30~100円程度になる見通しです。

太陽光発電普及加速と関連産業育成狙う
太陽光発電の余剰電力を電力会社が現在の2倍で買い取る制度は、太陽光発電の普及を加速させる一方で、太陽電池などの関連産業を支援する狙いがあります。

2020年の温室効果ガス排出量を1990年比25%削減する目標を掲げる民主党は、2年以内に買い取り対象を太陽光以外の自然エネルギー全体に拡大する方針です。ただ、買い取り対象を増やせば電気料金への転嫁も増えるため、温暖化対策と国民負担のバランスなど課題も残ります。

日本は当初、太陽光先進国でしたが、05年、太陽光発電の全量買い取り制度を実施したドイツに「累積導入量世界一」の座を明け渡しました。
日本政府が住宅用太陽光発電に対する国の補助を打ち切り、設置件数が失速したためです。世界の太陽電池メーカーなどでつくる欧州太陽光発電産業協会によると、08年の日本の太陽光発電の年間導入量はスペインやドイツ、韓国などを下回る6位に低迷しています。

日本版グリーン・ニューディールとして、世界一奪回と地球温暖化対策の両立に向け、麻生前政権は今年1月に補助制度を復活。2月に余剰電力の買い取り制度導入を決めました。

補助制度の窓口の太陽光発電普及拡大センターによると、4月に3000件程度だった補助申請が10月には約1万4000件に急増。4~6月の太陽電池国内出荷も前年同期比82.5%増(太陽光発電協会調べ)と過去最高を記録。「買い取り制度の導入に向け、関心は膨らんでいる」とみられます。

2年後には「余剰買取から全量買取へ」
民主党は、太陽光の余剰電力だけを買い取る自公政権の制度を「不十分」と批判してきました。直嶋正行経済産業相は11月中に、風力、地熱などすべての再生可能エネルギーの全量買い取り制度を検討するプロジェクトチームを設置、2年後の導入に向け制度設計を急いでいます。

ただし、太陽光の余剰分だけでも1世帯当たり月・最大100円の電気料金値上げとなる見込み。買い取り対象を再生可能エネルギー全量に拡大すれば「負担は数倍になる」(経産省幹部)可能性もあります。集合住宅など発電設備の設置が難しい家庭などは電気料金の負担が増える一方となりかねず、理解を得られるか不透明。
また、天候で発電量が変わる自然エネルギーを送電線につなぐ際の技術的問題など、乗り越えるべき課題も残されています。

しかし、民主党政権は全量買取に前向きで、菅副総理は31日、東京都内での講演で、「来年度からやろうと思っている。(国が)1円も金をかけないで太陽光パネルがばっと増えるやり方がある。全量固定価格買い取り制を決めればいい。(パネルを設置した家庭が)1キロワットあたり50円で(電力会社に)売り、キロワット当たり20円で(電力会社から)買ってくれば30円得する」と語っています。

直嶋経産相も「全量買い取りは温暖化対策や環境産業育成の観点から重要だ。有識者をまじえて精力的に検討したい」と強調します。

・・・火力発電所を閉鎖していく所まで行けるか?
原子力発電所は、24時間稼働し続ける発電所。核燃料棒を扱う原発は、火力発電所や水力発電所のように簡単に止めたり、発電量を増減させたりできませんし、その閉鎖・解体も困難を極める施設です。
ですが、火力発電所ならば原発よりもずっと容易に止めることが出来ます。民主党の太陽光発電促進成功の成否は、この火力発電所の閉鎖数で図られるものでしょう。

さて、鮎滝は太陽光発電推進派です。
発想はごく単純で、工場誘致に失敗した広大な更地とか、ただただ日を浴びているだけの大きな建築物の屋根を見るたびに、「ここを照らす太陽光がもったいない」というもの。電気に変換できるわけですから、電気に変換して使えばいいのにと思うわけです。

古くからの町があって、一つ山を越えたところにニュータウン化に失敗した更地がある場合。その更地を太陽光電池パネルで埋めて、そこから町へ電気を引っ張った方が、いくつもの山々を超えて高圧電線を通してくるより効率的ですよね?

したがって、太陽光発電を民主党政権のようには捉えていません。
「太陽光発電を促進するために電力会社に倍額で買い取らせて、それに要した電気料金について“消費者への価格転嫁”での回収を認める」という考え方には、賛同しかねます。前半の太陽光発電の促進は大いに結構ですが、後半の太陽光発電の経済への取り込み方では、その前段階として『電力会社の再編、参入規制緩和』が入ります。

電力会社の再編、参入規制緩和を入れると・・・
例えば、鮎滝がいま住んでいる豊田市も、『平成の大合併』でずいぶんと広くなりました。
その分、限界集落予備軍であったり、耕作放棄地であったり、住宅誘致・工場誘致に失敗した更地が増えているわけです。こうした土地に太陽光電池パネルを大量敷設し、その運営を豊田市電力株式会社が行って収益を上げれば、豊田市という地方自治体の財政は助かるわけです。

そうやって電力会社がいま保持している“パイ”を削っていくことで、BPR(Business Process Reengineering)を迫り、コスト削減すなわち火力発電所の閉鎖へと誘導。電力会社が売上高を維持したいなら、地域に乱立した太陽光発電による中小域電力会社を買収するしかない方向へ仕向けていきます。
火力から太陽光への転換は、民主党のように家庭レベルでジワジワと進める形ではなく、企業のM&Aというレベルでゴトンと変える方法を考えます。

こうした考え方の底辺に、“環境負荷低減”という要素も入っているとは思います。
鮎滝は、「手付かずの森林などは、そこでの生態系が維持されることを優先すべき」と考えています。がその一方で、「大きく人間が削り取ってしまった“跡”については、人間が利用できるところまでもっていくこと。持て余しているなら、自然に還すことを決めてそのように地球へ働きかける努力をすること」という考え方をします。それが、最低限、地球に対する礼儀だと思うからです。

電気に限っていえば、“蓄電”という技術もあるわけですから、昼間の内に太陽光発電で得られた電気をためて、夜間にそれを使うという仕組みにもっていくのが良いだろうと考えています。
発電・蓄電できる規模を少しずつ拡大し、まずは化石燃料を大量に使う火力発電所、次に放射性廃棄物を出す原子力発電所という順番で閉鎖していき、太陽光・水力・風力・地熱・潮位といったクリーン・エネルギーだけで賄えるように持って行くのが理想です。


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関連記事
米国、次世代送電網の構築に3100億円 大統領表明
(日経新聞10/28付け)
オバマ米政権が次世代エネルギー産業の育成を強化している。オバマ大統領は27日の演説で、IT(情報技術)を駆使して電力を効率的に利用するスマートグリッド(次世代送電網)の構築に向け、政府が34億ドル(約3100億円)を拠出すると表明した。電力網への公共投資としては過去最大になるという。

米国政府は、すでに実行段階にある7800億ドル規模の経済対策の中から投資資金を手当てする。送電網の構築に向け、9つの連邦機関が規制緩和を進めることでも合意した。米国経済運営を巡っては失業率の上昇に歯止めをかけることが最大課題の一つ。スマートグリッドの構築は雇用増にもつながるとみられている。

オバマ大統領は同日の演説で、現在の電力網は基本的に100年前の技術が使われており、今後は「クリーンエネルギーのスーパーハイウエー」を構築すると表明。特に各家庭などで電力の消費・蓄電を随時測定する「スマートメーター」の普及が重要になるとの認識を示した。
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鮎滝 渉

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千秋真一に23%似ているらしいブロガーです。
実家である愛知県に戻ってきました。
ほぼ日刊で更新中。日々の巡回サイトに加えてやってください。
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ブロガー名を、「鮎滝 渉」へ改めました。
私が自分に付けた最初のペンネーム。そして、「一角の者になるまでは使うまい」と思ってた名でもあります。

大して公知のペンネームというわけでもありません。が、1回目の中小企業診断士試験の失敗以降、あれこれと思い悩む中、「“輝かしい名としようする執着”はかえって醜い。そろそろ、この名を名乗る覚悟をしよう」と決意。鮎滝の名を使うことにしました。

ちなみに、旧ブロガー名は「スクナビコナ」。
日本神話に出てくる知恵の神様の名前です。恐れ多い名前ですが、ブログをする気構えとして、使っておりました。

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