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人事院総裁に江利川前厚労事務次官 ・・・「天下り」の定義をはっきりさせた方が良い

人事院総裁に江利川前厚労事務次官
(朝日新聞 11/4付より)

鳩山内閣は4日、谷公士・前人事院総裁が『内閣人事局構想』への反対のため辞任して以降、空席になっていた人事官に江利川毅・前厚生労働事務次官(62)を起用する国会同意人事案を衆参両院の議院運営委員会理事会に示しました。
国会の同意が得られれば、江利川氏が人事院総裁に就く見通し。

人事院総裁は国会同意を受けた人事官3人の中から、政府が任命するポスト。谷氏が9月11日付で辞職した後、人事官の原恒雄・元JR東海副社長が総裁代行を務めてきました。

国家公務員法では、人事官の欠員後、国会同意人事案を60日以内に提示しなければならないとされています。

「天下り」の定義をはっきりさせた方が良い
天下りとは、本来、「退職した高級官僚が、“出身官庁の所管”する外郭団体、関連する民間企業や独立行政法人・国立大学法人・特殊法人・公社・公団・団体などに就職斡旋すること」を言います。「元官僚は全部ダメ」というのは誤用です。

天下りの構造が、批判されるようになったのは1990年代。官僚による関連法人への圧力や官僚による不要な天下り先法人の創設につながり、不透明な利権、力関係、収賄、ムダの温床になっているという指摘からでした。実際にその後、多くの元キャリア官僚が、官僚OBのいる団体と法外な代金で随意契約を結んでいることが発覚したり、収賄罪にまで発展する事件が相次ぎました。

そこで『公務員制度改革』ということになったわけですが、その議論の中で、「天下り」に関する一般的なコンセンサスは大雑把になっていきました。

自民党の最後の一手であいまい化した「天下りの定義」
先述したように、天下りとは「退官した官僚が、出身官庁による口添え・世話で、出身官庁が所管する関係法人・企業へ再就職する」という、具体的かつ限定的なものでした。しかし、いま広く国民は「元官僚の再就職に、政府・省庁が関与すること」と理解しています。

ここに、民主党と国民の大きなギャップがあります。

このギャップは、自民党が最後の最後に『聖域なき構造改革』『郵政民営化』『公務員制度改革』といった、「官僚と戦うんだ」という姿勢を見せたことが起因しています。すべて官僚任せだった自民党が変わるために、自民党の「天下り=元官僚は全部ダメ」という主張となり、国民もより分かり易い「天下り=元官僚は全部ダメ」という解釈をとるようになりました。

民主党政権は、55年体制という事実上の自民党一党支配を覆し、企業も地方も陳情と言えば自民党という状態を打破して、たった50日間の新米与党。純粋民間起用といっても民主党の人脈はまだまだ限られているわけで、今は「天下りの再定義」をきちんとし直した方が良ろしいでしょう。

もっとも、再定義し直しても斎藤次郎日本郵政社長は、日本郵政がゆうちょ銀行を持っている以上、「天下り」に引っかかると思いますが・・・

谷公士氏、江利川毅氏、斎藤次郎氏
谷公士・前人事院総裁は、「ミスター渡り」との異名も持つ元キャリア官僚。
1964年に郵政省に入省し、98年に同省事務次官へ就任。01年に郵政事務次官を退官した後は同省所管の財団法人「郵便貯金振興会」(現ゆうちょ財団)理事長へ天下りし、同時期にさらに2つの財団法人の理事長を兼任。03年には有料CS放送の関連会社会長となり、04年に人事官として再び官僚へ。06年4月からは、約3年半にわたって人事院総裁を務めました。退職金を含め、総収入は8億円にのぼるとされています。

江利川毅・前厚生労働事務次官も元キャリア官僚。
厚生省(現・厚生労働省)へ入省したのが1970年。厚生省でも総理官邸での仕事をこなし、中曽根内閣時代には内閣官房内閣参事官として国鉄民営化の問題などに尽力しました。04年には内閣府事務次官に就任。06年7月に退官した後、07年4月に日興フィナンシャル・インテリジェンス理事長となっていました。が、同年8月、一連の年金不祥事に対応するため、異例の人事ながらも桝添厚労相の下で厚生労働事務次官に就任し、今年の6月まで同職を務めていました。

つい先日、日本郵政社長となった斎藤次郎氏も元キャリア官僚。
1959年に大蔵省(現・財務省)へ入省し、大蔵省でもエリートを集める主計局の総務課へ配属。93年には同省事務次官へ就任し、小沢一郎氏と共に「国民福祉税」構想を打ち上げるなど「10年に1人の大物次官」と評されました。95年に退官し、同年に旧大蔵省所管の「社団法人研究情報基金」へ天下りし理事長へ就任し、旧大蔵省の財政金融研究所顧問、財団法人国際金融情報センター顧問を兼任。00年に東京金融先物取引所理事長となり、04年に同取引所が株式会社化した後も同取引所の社長となっていました。

退官後の出処進退を考えると・・・
国鉄民営化、年金問題という修羅場をくぐり抜けた元キャリア官僚。、内閣府事務次官を退官してから日興フィナンシャル・インテリジェンスへ就職するまで8カ月の空白。こうした経歴を考えると、江利川氏は留めおきたくなる人材でしょう。至近に話題になった方々と比べると、元官僚でも随分と異なる印象を受けます。

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鮎滝 渉

Author:鮎滝 渉
千秋真一に23%似ているらしいブロガーです。
実家である愛知県に戻ってきました。
ほぼ日刊で更新中。日々の巡回サイトに加えてやってください。
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ブロガー名を、「鮎滝 渉」へ改めました。
私が自分に付けた最初のペンネーム。そして、「一角の者になるまでは使うまい」と思ってた名でもあります。

大して公知のペンネームというわけでもありません。が、1回目の中小企業診断士試験の失敗以降、あれこれと思い悩む中、「“輝かしい名としようする執着”はかえって醜い。そろそろ、この名を名乗る覚悟をしよう」と決意。鮎滝の名を使うことにしました。

ちなみに、旧ブロガー名は「スクナビコナ」。
日本神話に出てくる知恵の神様の名前です。恐れ多い名前ですが、ブログをする気構えとして、使っておりました。

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