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「『くたばれGNP』ワンスモア」に思う GDPで日本が世界第3位に転落する日(2)―そのとき日本は?

GDPで日本が世界第3位に転落する日
GDP(=Gross Domestic Product:国内総生産)とは、「一国経済で、1年間に、新に生み出されたモノやサービスの生産額(付加価値額)の合計を、市場価格で表したもの」と定義されています。もう少し身近に言い直すと「国内で、1年間にどれだけのモノやサービスが買われたか?」となります。

09年度では落ち込むと見られますが、日本(人口1.2億人)のGDPは約500兆円、米国(人口3億人)は約1500兆円で推移してきました。

GDPは、その国全体における年間総生産額ですから、人口が多ければ一人当たりの生産額が低くとも先進国と互すことができます。
例えば、人口13億人の中国なら、中国人が日本人の10分の1の生産額を出せるようになれば、日本を追い抜くことになります。これは、人口12億人のインドについても同じことが言えます。

まだ上へ行けるが、人口10倍はさすがに圧倒的
ただし考察の精度を上げるために触れておくと、OECDが発表している「労働時間あたりGDP」において、日本はまだまだ熟しきっていません。

同指標は「米国=100」として各国比較を算出するのですが、日本はまだ71で、件のフランスは99。ちなみに上位5カ国は、ルクセンブルクが143、ノルウェーが141、ベルギーが104、アイルランドが102で、オランダが102。下位5カ国は、トルコが29、メキシコが32、ポーランドが38、韓国が41で、チェコが44。

「労働時間あたりGDP」から見る限り、日本には、まだGDPの伸び代は残っています。しかし、ルクセンブルクやノルウェー並みに生産効率を引き上げ、日本のGDPを1000兆円にしても、中国は5分の1の生産効率で追いつけることから射程圏を離脱できません。

日本の現在位置は、「今よりも高い生活水準を追究することはできるものの、単純なGDP競争では、世界3位ないし4位となる見通し」といったところでしょう。

そうした現実が突きつけられている以上、日本も視座を変えて、この環境へ適用していく必要があります。
「世界第3位、第4位となっても、日経平均株価で1万円以上を維持する魅力をいかに身につけるか?」
「高度成長する中国とインドは、どこかでバブルを起こす。そのリスク分散先として位置付けられないか?」
「競争優位性の高い技術開発を行い、他の国が、どんな試みをしても真似のできないコア・コンピタンスを確立できないか?」
「アジアの経済大国として、国レベルで存在する経済格差を緩やかに是正していく工程表を提示し、政治的発言力・存在感を強められないか?」
「アジア経済ブロックと環太平洋経済ブロックが重複し、ロシア経済ブロックと隣接する地政学的位置をいかに活かすか?」
など、GDPの総額競争以外にも考える切り口は幾らでもあります。

「国民総幸福度」を深化させるのも一つ
国民総幸福度(GNP=Gross National Hapiness)とは、ブータン王国の前国王ジグミ・シンゲ・ワンチュクが1972年に提唱した指標。「人間は物質的な富だけでは幸福にはなれず、充足感も満足感も得られない。そして経済発展と近代化は人々の生活の質および伝統的価値を犠牲にするものであってはならない」という信条に立脚しています。

「Hapiness、幸せかどうか?」というは実に主観的であり、「その国に投資をしたら幾らの利子での返済が期待できるか?」という投資指標にはなり得ません。それでもブータン前国王が提唱したGNHは、世界から一笑に付されることなく、一定の注目度を保ってきました。

ジグミ・シンゲ・ワンチュク前国王自身も、さらに概念の体系化を進め、2000年に「GNHの4つの柱」として次の4項目を提示しました。
1.持続可能かつ公正な社会経済学的発展
2.環境の保全
3.文化の保護と促進
4.良い統治


「『くたばれGNP』ワンスモア」に思う GDPで日本が世界第3位に転落する日(3)―ブータン王国」に続きます。
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鮎滝 渉

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千秋真一に23%似ているらしいブロガーです。
実家である愛知県に戻ってきました。
ほぼ日刊で更新中。日々の巡回サイトに加えてやってください。
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ブロガー名を、「鮎滝 渉」へ改めました。
私が自分に付けた最初のペンネーム。そして、「一角の者になるまでは使うまい」と思ってた名でもあります。

大して公知のペンネームというわけでもありません。が、1回目の中小企業診断士試験の失敗以降、あれこれと思い悩む中、「“輝かしい名としようする執着”はかえって醜い。そろそろ、この名を名乗る覚悟をしよう」と決意。鮎滝の名を使うことにしました。

ちなみに、旧ブロガー名は「スクナビコナ」。
日本神話に出てくる知恵の神様の名前です。恐れ多い名前ですが、ブログをする気構えとして、使っておりました。

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