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経産相、温暖化対策税で産業界への影響を懸念 ・・・環境税に耐えられようにするのが仕事でしょ?

経産相、温暖化対策税で産業界への影響を懸念
(産経新聞 11/25付)

直嶋正行経済産業大臣は25日、日本鉄鋼連盟と都内のホテルで意見交換した。宗岡正二会長(新日本製鉄社長)が地球温暖化対策税や排出量取引の導入について「排出削減効果は少ない」などと述べ、改めて反対の立場を強調したのに対し、直嶋経産相は「急に産業界に大きな影響が出る形での温暖化対策税は、慎重にした方がいい」と述べ、早急な導入が企業活動に及ぼす影響に懸念を示した。

宗岡会長は鉄鋼業界の地球温暖化対策について「世界最高水準のエネルギー効率を実現している」とし、環境税を導入すれば「減産、国富の流出をもたらす」などと指摘。12月の気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)で議論される2013年以降の国際的枠組み(ポスト京都議定書)については、「すべての主要排出国の参加」を改めて求めた。

直嶋経産相は「国民や産業界の理解を得ながら進めていく」と業界の意向に配慮する姿勢を示すとともに、「公平で意欲的な目標が掲げられるよう政治的合意を目指したい」と応じた。

・・・環境税に耐えられようにするのが仕事でしょ?
かつての日本の高度経済成長を牽引したのは、経済産業省の前身である通商産業省。
そうした経緯から、経産省が、経済界・産業界の意向を重視する傾向があるのは分かります。しかし、財界の言い分を判で押したように重ねるだけでは、「経済産業大臣の存在価値」が疑われるというものです。

経産省は、幅広い産業分野に対して審査権・許認可権を持っている官庁。「経産省がどこで規制緩和し、どこへ規制強化をするか?」ということは、そのまま日本の成長戦略・経済戦略の意思表示となります。

いま考えていることが明確となる分、判断を留保するマイナスよりは良いと思います。
が、仮にも「温室効果ガスマイナス25%」を掲げる鳩山由紀夫首相によって、直嶋正行氏は経産相へ任命された立場にいるわけです。温暖化対策税に慎重姿勢を見せるだけでなく、その増税を避けたいのなら、避けられるように規制緩和・規制強化といった権限をどう使う心積もりでいるのかも併せて示すのが、鳩山内閣の経産相としての職責ではないでしょうか?

自動車総連の顧問議員・直嶋正行
経済産業大臣の直嶋正行氏は、『自動車総連(=全日本自動車産業労働組合総連合会)』出身の政治家。
91年に同連合会の副会長へ選出。その翌年・92年に自動車総連推薦で、民社党から参議院選挙比例区に出馬して当選。新進党、新党友愛を経て、98年に民主党へ合流しました。

『自動車総連』は自動車産業の労働組合の連合組織で、傘下の労働組合数1200、組合員数74万人という大組織。その権勢と豪遊ぶりから「労働貴族」と呼ばれた、塩路一郎氏が初代会長を務めていました。

『自動車総連』は、労使協調型労働組合の筆頭・典型であり、反共産主義を軸としながらも労働者を代弁するという活動を展開。国政でも、共産党と対立しつつ自民党など保守勢力と距離を置く中道左派、「福祉国家」を訴えていた民社党を支持。同党が解散してからは、同党出身議員が合流していった新進党、民主党へと支援先を移してきました。
現在は、直嶋正行(参院)、池口修次(参院)、古本伸一郎(衆院)の3氏を自動車総連の顧問議員として、国政へ送り出しています。

労使協調路線で進んできた人材ゆえの限界か?
三菱や日産による電気自動車の市場投入が発表された頃から、鮎滝のブログでも、自動車業界の産業構造は変わらざるを得ないことを述べてきました。

ガソリンエンジンから電気モーターに積み替えるだけでも、これまでエンジンのピストンやクランクシャフトだけを作ってきた工場は消えます。ガソリンタンクや燃料フィルターといった燃料系も消えますし、内燃をともなわない電気モーターでは冷却系も大きく簡素化されます。
「ガソリンスタンド」なども、車検などメンテナンスサービスを強化したり、電気自動車への高速充電を提供する施設へ切り替えたり、併設しているコンビニへ業種替えといった選択肢を迫られるわけです。
これらは、電気自動車がシェアを拡大するたびに突きつけられる現実です。

市場の現実をどのように捉え、望ましい姿はどのような姿形をしていて、どういった経済産業政策で市場を誘導し、日本国全体としてどの程度の付加価値生産をめざすのか。まさに「どこを切って、どこを伸ばすか?」を考えるのが、経済産業大臣ではないでしょうか?

すべて国家戦略担当大臣に譲るのも一つのあり方でしょうが、直嶋経産相は、「自動車総連の代弁者」で許されていた野党時代を引き摺っておられるように見えて仕方がありません。政権与党の仕事は、テーゼの提示か、野党が出してきたアンチ・テーゼをも取り込んだジン・テーゼへの引き上げのどちらかです。


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千秋真一に23%似ているらしいブロガーです。
実家である愛知県に戻ってきました。
ほぼ日刊で更新中。日々の巡回サイトに加えてやってください。
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ブロガー名を、「鮎滝 渉」へ改めました。
私が自分に付けた最初のペンネーム。そして、「一角の者になるまでは使うまい」と思ってた名でもあります。

大して公知のペンネームというわけでもありません。が、1回目の中小企業診断士試験の失敗以降、あれこれと思い悩む中、「“輝かしい名としようする執着”はかえって醜い。そろそろ、この名を名乗る覚悟をしよう」と決意。鮎滝の名を使うことにしました。

ちなみに、旧ブロガー名は「スクナビコナ」。
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