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大阪府で実態調査:飛び込み出産が8カ月で106件 ・・・本来、出産は16人に1人が死ぬもの

大阪府で実態調査:飛び込み出産が8カ月で106件 経済的理由3割
(毎日新聞 12/5付より)

かかりつけの産科がなく、妊婦健診を十分に受けずにいた妊婦が、出産時に医療機関に運び込まれる「飛び込み出産」(未受診妊婦)が今年1~8月に大阪府で106件あったことが、府と大阪産婦人科医会の調査で分かった。医師の処置などが必要なハイリスクの出産はうち80件を占め、新生児集中治療室(NICU)の利用が必要となったケースも38件あった。経済的理由を挙げたのがうち約3割にのぼる。「飛び込み出産」についての都道府県レベルでの調査は全国初めてという。

5日午後、大阪市で開かれる研修会で発表される。「受診回数3回以下、未受診期間が3カ月以上」の妊婦を未受診妊婦と定義し、府内の医療機関160カ所に受け入れ経験の有無をたずねた。回答した95カ所のうち、26カ所で未受診妊婦を受け入れた実績があった。

寄せられた106件を分析したところ、出産時の体重が2500グラム未満の低体重児が27件あり、死産も3件あった。未受診の理由については、次の通り。
▽経済的理由・・・・・・・・・・・・34件
▽妊娠に気付かなかった・・・19件
▽未婚のためなど・・・・・・・・ 12件
▽育児のため・・・・・・・・・・・・ 9件

調査をまとめた大阪府立母子保健総合医療センターの光田信明・産科主任部長は「年間では府内で150件程度の未受診妊婦が発生していると推計され、産婦人科医不足の中で、医療現場にも負担になっている。出産が本来危険なものであることを教育によって妊婦側に認識してもらうなど、支援のあり方を検討する必要がある」と指摘している。

本来、出産は16人に1人が死ぬもの
WHOなどの調査によると、途上国、中でもサハラ以南のアフリカでの妊産婦死亡率は非常に高く、16人中1人(6.25%)が妊娠中あるいは出産時に亡くなるということが分かっています。

最近の日本は、総戸数100戸を超えるマンションが当たり前のようにありますよね? そこで、6.25%という確率を新築マンションへの入居者に当てはめます。新しくマンションを買おうというわけですから、「子どもを作るのもこれから」という夫婦も多いはずです。

もちろん熟年夫婦や単身者もいますから、入居した100戸のうち、出産を控えている夫婦が70組いたと考えてみましょう。「70組の6.25%が妊娠中あるいは出産時に亡くなる」という計算ですから、実に4組が母親や母子がともに亡くなることになります。
一つのマンションで4組も妊娠で死亡するというのは、かなり衝撃的な感覚ではないでしょうか?

妊娠で亡くならないのは、妊娠前の検診で備えるため
日本の産科で死亡者を少なくできているのは、妊娠が分かれば無料で母子手帳が配布され、出産までの定期健診によって分娩の担当医が母体と胎児の状態をきちんと把握してきたためです。

「母親の血液型」「産まれてくる子どもの血液型」「子どもの成長具合」「妊娠からどのくらいの日にちを経過していて、早産や遅産ではないか」「子どもが逆子になっていないか」

こうした事前の準備なしには、日本の産科であっても16人に1人を死なせかねません。産後の急変に対応する救命が発達していますから32人に1人ぐらいになるかもしれませんが、救急救命に飛び込む覚悟で、出産前の健診を省くというのはあまりにハイリスクです。

子どもの新生児異常の可能性も考えると、飛び込み出産で母親が無事でも、身障児を育てていくことだって考えられます。母子2人の生命、生活を守るためにも「飛び込み出産」を避ける努力を尽くすのが、命との関わり方ではないでしょうか?

出産前の健診費用を負担してくれる自治体は多い
妊婦に対する健診は、届出さえすれば市町村の一部負担または全額負担で、2~3回は無料で受けられるようになっています。最も多い秋田県で10.0回、最も少ない大阪府でも同1.3回は自治体負担が負担してくれます。

記事にある大阪府でも、妊娠に気付かなかった場合は除くとして、その他のケースは市町村役場に相談しさえすれば、少なくとも臨月に1回だけ診てもらうことは可能だったわけです。

同じ時期に北海道でも「飛び込み出産」の実態調査が行われており、飛び込み出産は145件/年と推測されるとのこと。
北海道の調査では、新生児集中治療室(NICU)の利用状況も調べられており、NICUへの入院率は26%。「本来、出産はリスクが高い」ということを、出産後の子どもの状態からも裏付けています。


――――――――――――――――――――――――――
関連記事
未健診出産:危険性大 08年に道内で70件、NICU入院も26%に
(毎日新聞 12/1付)

事前の健診をほとんど受けない妊婦による出産が、道内で08年に少なくとも70件あったことが産科医らのグループによる道内初の調査で分かった。新生児集中治療室(NICU)入院も26%に上り、健診を受けないままの出産は危険性が高いことが裏付けられた。

北海道周産期談話会のプロジェクトチームが今年4月、道内115の全分娩施設を対象に08年の実例についてアンケートをとった。51施設(44.3%)から回答を得て、11月の道の研修会で公表した。

健診を全く受けないか、妊娠初期に1、2回しか受けない妊婦による出産は70件。全分娩数に占める割合から推計すると、道内の全体では145件程度と推計される。

新生児の状態は、低出生体重が19.7%で、07年の全国の新生児の平均8.2%と比べ倍以上。早産が15.7%で、全国平均の5.8%の3倍弱に上った。子宮内感染や低血糖など新生児異常が16%あり、NICU入院は26%。いずれも通常の5~10%を大きく上回る。

母親についてみると、未婚者が54%に達し、出産回数が4回以上が12.7%と、道全体(07年)の0.8%を大幅に上回ることが特徴。胎位異常など母体異常の割合も24%で高い。

医療機関が把握している未受診の理由(複数回答)は「経済的理由」(50.0%)が最も多い。「産むかどうか迷った」(26.8%)や、「妊娠の経験があり、健診を受けなくても大丈夫」と自己判断したなど、「意図的」なケースも16.1%となった。医療費の未払いは26%で、医療機関には財政的な負担も生じている。

北大病院産科の山田俊・診療准教授は「『未受診はふまじめ』とは片づけられない。母子ともにハイリスクであり、医療と行政が、学校・地域社会と連携しリスクの啓発や経済的な助成制度の充実などに取り組むことが大事」と話している。

未受診の妊婦による出産は全国で相次ぎ、病院が対応できないなどの問題も起きている。札幌市でも07年に自宅で出産した未熟児が病院をたらい回しにされた後、死亡したケースがあり、市が対策に乗り出している。

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鮎滝 渉

Author:鮎滝 渉
千秋真一に23%似ているらしいブロガーです。
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ほぼ日刊で更新中。日々の巡回サイトに加えてやってください。
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ブロガー名を、「鮎滝 渉」へ改めました。
私が自分に付けた最初のペンネーム。そして、「一角の者になるまでは使うまい」と思ってた名でもあります。

大して公知のペンネームというわけでもありません。が、1回目の中小企業診断士試験の失敗以降、あれこれと思い悩む中、「“輝かしい名としようする執着”はかえって醜い。そろそろ、この名を名乗る覚悟をしよう」と決意。鮎滝の名を使うことにしました。

ちなみに、旧ブロガー名は「スクナビコナ」。
日本神話に出てくる知恵の神様の名前です。恐れ多い名前ですが、ブログをする気構えとして、使っておりました。

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