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国民新・下地政調会長「政府はなんで米国を説得できないのか」 ・・・辺野古以外とする説得材料はないでしょ?

国民新・下地政調会長「辺野古は無理」「政府はなんで米国を説得できないのか」
(産経新聞 12/7付)

国民新党の下地幹郎政調会長(衆院沖縄1区選出)は7日昼、民放の報道番組に出演し、日米合意に基づく米国軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画について、「仲井真弘多沖縄県知事が埋め立て許可を出さない限り着工できないが、許可を出したら県議会は知事の不信任案を出し、通る。知事は知事選をするか、県議会を解散するかになるが、県議選をやったら(計画反対派の優勢は)もっと差が開く」との見通しを示した。

その上で「政府はなんで無理だと米国に説得できないのか理解できない」と強調した。

「説得できる」と夢想している国民新党が理解できない
現在の日米関係は、『日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約(新安保条約)』を基礎としています。一般に日米安全保障条約は、米国軍の日本駐留を認めた旧安保を改定し、1960年(岸内閣)に署名・発効したこの新安保を指します。
同条約では、締約国(日本国と米国)の関係を次のように取り決めています。


日米安保条約・第5条
各締約国は、日本国の施政の下にある領域における、いずれか一方に対する武力攻撃が自国の平和及び安全を危うくするものであることを認め、自国の憲法上の規定及び手続に従つて共通の危険に対処するように行動することを宣言する。

前記の武力攻撃及びその結果として執つたすべての措置は、国際連合憲章第51条の規定に従つて直ちに国際連合安全保障理事会に報告しなければならない。その措置は、安全保障理事国が国際の平和及び安全を回復し及び維持するために必要な措置を執つたときは、終止しなければならない。

日米安保条約・第6条
日本国の安全に寄与し、並びに極東における国際の平和及び安全の維持に寄与するため、アメリカ合衆国は、その陸軍、空軍及び海軍が日本国において施設及び区域を使用することを許される。

前記の施設及び区域の使用並びに日本国における合衆国軍隊の地位は、1952年2月28日に東京で署名された日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障条約第3条に基く行政協定(改正を含む)に代わる別個の協定及び合意される他の取極により規律される。

米国は日本国憲法を踏まえて新安保条約を締結していますから、日本や在日米軍が危機に陥ったときの対処は「米国軍による迎撃」となります。要は「日本は米国軍が守るから、その代価として、日本は在日米軍用の土地・施設を出せ」と取り決めたのが、日米安保条約です。

安全保障条約とは、有事に備えて締結されるもの。実際の迎撃行動へ投じられるのが米国の兵隊、米国のミサイル、米国の戦闘機、米国の爆撃機などであることからすると、日本の負担は兵士・兵器の常駐施設に過ぎません。
よって、日米安保条約は片務的条約だと考えられます(米国が日本を守ってくれる保障はないという論理で片務条約とする説もありますが、第5条を読む限り、米国は日本の有事に関して対処義務を負っています)。

日本施政下における有事への対処を米国に依存している以上、安全保障体制において、日本国と米国は対等な関係ではありません。より高いリスクを負っている米国を説得するには、実現性の高い説得材料の提示が不可欠でしょう。

・・・辺野古以外とする説得材料はないでしょ?
日本が有事に見舞われたとき、血を流すのも米国兵士、鉄を焼かれるのも米国兵器。
当然、最小限の損害で最大限の効果を得ようと考える主体は米国です。従属的立場にいる日本からの意見は、キャンプ・シュワブにいる海兵隊と組み合わせた運用などを考える“米国の論理”に沿った上で、検討に値する代替案でないと相手にされません。血を流すのは米国兵士です。

普天間飛行場の全面返還と、その引き替えとして辺野古沖海上ヘリポート建設が決まったのは1996年。橋本龍太郎内閣の時の話です。13年間、他の代替案を上げられなかった日本国側からの再提案は、橋本内閣の時よりもハードルが高くなっていることを踏まえなければなりません。

国内で唯一のパイロット訓練施設を備える沖縄県宮古島の下地島空港なら、ジャンボジェット機のタッチ・アンド・ゴーの訓練にも使われているところですし、検討に乗り出してくれるかもしれません。が、「宮古島まで南下しては、中国を刺激し過ぎる」とおそらく却下されるでしょう。中国に米国国債を買って欲しい今の米国としては、採りにくい代替案です。

今さらしたって仕方のない話ですが、もしこの13年の歳月を、日本国が核の軍事利用を核ミサイルを搭載しない原子力潜水艦に限って解くよう『原子力基本法』『日米原子力協定』を改定することに努めたり、F22を超える純日本国産戦闘機開発に充てていたのなら、「普天間飛行場も辺野古沖海上ヘリポートもなし。普天間分は日本に任せる」という話もできたかもしれません。
しかし、動力がディーゼルエンジンから原子炉に代わるだけの原子力潜水艦保有でさえ、1996年の日本国に発想できたとは思えません。発想できたとしても、20年、30年経とうとも国内建造は無理だったでしょうし、米国から購入するという手段もできたかどうか。

とどのつまり、米国軍普天間飛行場の移転問題は、鳩山由起夫内閣総理大臣が「誰からも好かれていたい鳩山由紀夫個人であることを止めて、日本国内各総理大臣としての覚悟を決める」というだけの話です。
そろそろ、一国のリーダーに望まれている覚悟というものを気付いてもらえませんかねぇ。どうひいき目に見ても、「広く声を聞く器の大きさ」というより、「決断を逃げる」「少数なのに声は大きい人間に引き回される」というようにしか見えません。

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鮎滝 渉

Author:鮎滝 渉
千秋真一に23%似ているらしいブロガーです。
実家である愛知県に戻ってきました。
ほぼ日刊で更新中。日々の巡回サイトに加えてやってください。
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ブロガー名を、「鮎滝 渉」へ改めました。
私が自分に付けた最初のペンネーム。そして、「一角の者になるまでは使うまい」と思ってた名でもあります。

大して公知のペンネームというわけでもありません。が、1回目の中小企業診断士試験の失敗以降、あれこれと思い悩む中、「“輝かしい名としようする執着”はかえって醜い。そろそろ、この名を名乗る覚悟をしよう」と決意。鮎滝の名を使うことにしました。

ちなみに、旧ブロガー名は「スクナビコナ」。
日本神話に出てくる知恵の神様の名前です。恐れ多い名前ですが、ブログをする気構えとして、使っておりました。

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