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普天間、候補地仕切り直し 結論期限明示せず ・・・米国は日本へそこまでの高値を付けるか?

普天間、候補地仕切り直し 結論期限明示せず
(共同通信 12/15付)

政府は15日午前、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設について、結論を来年に先送りした上で、
(1)与党3党で実務者協議機関を設置
(2)キャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)に移設するとした現行計画を含めた移設候補地を検討する
との対処方針を決定した。結論を出す期限の明示も見送り、候補地選定は返還合意から13年を経て仕切り直しとなった。ただ、米国は現行計画に基づく年内決着を求めており、反発は必至だ。

政府方針は、官邸での与党3党党首級による基本政策閣僚委員会で決められた。結論の期限に関しては、平野博文官房長官が2010年度予算成立後の「来年5月まで」とする案を提示。しかし社民党の福島瑞穂党首が「期限を設けるべきではない」と反発し、3党で調整することになった。

米側に配慮するため10年度予算編成では、辺野古の環境影響評価(アセスメント)などの移設関連経費は計上する。

鳩山由紀夫首相は記者団に「速やかに米国に伝達する。米国との交渉にすぐに入りたい」と述べ、中断している日米閣僚級作業グループであらためて移設先協議を進めたい考えを強調。同時に「(日本政府の)決定を米国との交渉の中で実現するため全力を尽くしていきたい」とした。

・・・米国は日本へそこまでの高値を付けるか?
例えば、北朝鮮は一向に日本の声へ耳を貸すことなく、核の脅威を背景に米朝協議を求めています。最近、北朝鮮が6カ国協議への復帰を示唆しているとの報道も聞かれましたが、そう言わないと米国が交渉のテーブルを蹴るおそれを感じたためでしょう。
北朝鮮が一貫して米国との直接交渉にこだわるのは、北朝鮮を叩き潰す危険性と実力を持っている国は、唯一、米国だけだと考えているからです。

国際政治の舞台における安全保障は、こうした「現実的に感じられる危険性」を基本に語られます。

米国が「沖縄に2基地」ということにこだわるのは、駐留米軍がテロリストの標的となったり、米中や米露間で戦争の火ぶたが切られたりした時に、「片方が潰されても、残ったもう一方で反攻に転じる保険」がいるからです。机上の妄想で終わればそれはそれで良いわけですが、妄想で終わらなかった時の責任を取るのは米国大統領であり、「米国の問題として、沖縄に2基地は譲れない」というのが米国の主張です。

ロシアの状況はしばらく変わっていないようですが、中国の軍事力は急速に強大化しています。

中国が公表している2009年度の国防予算は、前年度実績比14.9%増の4806億人民元(約6兆9000億円)。これから軍事技術開発を進めていく国とはいえ、日本の防衛費・4兆8000億円を超える予算を積んでいます。さらに中国の軍高官は空母建設を公言。戦闘機・戦闘ヘリの海上基地である空母を持つということは、それだけ直接攻撃の範囲を拡げることであり、極東アジアの軍事バランスは大きく変化しているわけです。
ただし、米国国防総省などはさらに事態を深刻に見ており、中国人民解放軍の実際の装備などから、中国の軍事費は公称の2~3倍という見方をしています。

「だから米国にとって、日本はより重要で高値が付く」とも言えますが、「日本を高値で買うことをやめて、米中同盟に動く」とも考えられます。なぜなら、米国はすでに「合衆国一国で世界を支え続けるのは無理だ」と事ある毎に発言しており、「日本よりも中国の方が頼れるし、頼った方が効率的かつ合理的だ」と判断するポイントとタイミングは幾らでもあるからです。

無期限回答ができる日本の社民党の安全保障とは何か?
日本の社民党は、安全保障問題について、次のようにHPで述べています

――冷戦の終えん後、「平和と共存の21世紀へ」という多くの人々の期待とは裏腹に、競争最優先の市場万能主義に立つ新自由主義、そして強大な政治・経済・軍事力を背景に特定の価値観を押しつけようとする新保守主義が台頭しています。その結果、世界的な規模で格差や不平等は拡大し、紛争やテロはやむことなく、戦争の危機は依然として除去されていません。

この潮流に対し、社会の公正や連帯を掲げ、最も厳しく対峙しているのが社会民主主義です。私たちは、社会民主主義こそが次代の担い手であり、世界史の流れであることを確信します。――

確かに米国の新保守主義(ネオコン)は、米国の価値観を押し付ける側面を持っています。しかし、そのネオコンと対立するイスラム原理主義過激派もまた、イスラム原理主義という価値観をテロ行為で押しつける側面を持っています。

非武装中立を唱える日本の社民党から見れば、「どうして、どっちも交渉のテーブルに付かないの!」と批判するだけで済むのかもしれません。しかし、アルカイダの源流が、1980年代にアフガニスタンからソビエトを追い出すべく、米国のCIAが軍事訓練したイスラム義勇兵であるといった事情などを考えると、社民党の主張には歴史感覚の欠如を感じます。

「社会民主主義≠非武装中立」という世界の現実
日本の社民党の主張は、「自由競争市場経済や資本主義経済によって発生する諸問題は、民主主義に根ざした、公正な政府による政治介入で解決できる」とする『社会民主主義』らしいと言えば、らしい捉え方だと思います。

ですが、諸外国の社会民主主義は、必然的に非武装中立へ帰結しているわけではありません。
自国と自国民を守るための軍隊保有と軍事力行使である個別的自衛権を超えて、集団的自衛権まで容認している社会民主主義が大半。欧州各国では、安全保障問題について、社会民主主義政党も保守政党とほとんど対立しません。違いと言えば、イギリスの労働党のように米国との同盟関係を重視するか、フランスやスウェーデンのように独自の安全保障体制を重視するかぐらいです。

それに比べると、日本の社民党が訴える安全保障は薄過ぎではないでしょうか?

鮎滝には、日本の社民党的安全保障論は、「民主主義を信ずれば救われる」という次元にあるものに見えます。また安全保障に対するこうした態度は、「市場主義競争は苛烈であり、ただ信じていても救われないから政府が介入する」という社民党的内政論と一貫しないようにも思われます。

米国が切ってきた普天間基地移設問題の期限は09年12月18日。果たして金融危機とアフガン問題で疲弊している今の米国が、日本に対して「来年5月まで」とか「無期限で検討」といった高値を付けてくれるのでしょうか?

あえて形になりそうな説得方法を考えるなら、「来年度は、アフガンへの増派など、米国財政も苦しいでしょう。新たな出費をともなう在日米軍再編は、日本側の対応を口実に11年度以降へ先送りして、来年度はアフガニスタン問題へ注力しませんか?」といった論法。短期的問題と長期的問題を混ぜたものですから、これも飲んでくれるかどうか・・・

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鮎滝 渉

Author:鮎滝 渉
千秋真一に23%似ているらしいブロガーです。
実家である愛知県に戻ってきました。
ほぼ日刊で更新中。日々の巡回サイトに加えてやってください。
-------------------------
ブロガー名を、「鮎滝 渉」へ改めました。
私が自分に付けた最初のペンネーム。そして、「一角の者になるまでは使うまい」と思ってた名でもあります。

大して公知のペンネームというわけでもありません。が、1回目の中小企業診断士試験の失敗以降、あれこれと思い悩む中、「“輝かしい名としようする執着”はかえって醜い。そろそろ、この名を名乗る覚悟をしよう」と決意。鮎滝の名を使うことにしました。

ちなみに、旧ブロガー名は「スクナビコナ」。
日本神話に出てくる知恵の神様の名前です。恐れ多い名前ですが、ブログをする気構えとして、使っておりました。

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