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「経済界の希望、勘案」 菅財務相が再び円安発言 ・・・首相より財務相の方が正しいのでは?

「経済界の希望、勘案」 菅財務相が再び円安発言
(産経新聞 1/8付)

菅直人財務相は8日の閣議後の記者会見で、外国為替市場での円相場の水準について、「経済界の希望も勘案しなければならない」と述べ、輸出産業のためには円安が望ましいとの認識を再び表明した。

菅財務相は、前日の就任会見でも、「もう少し円安がいい」と、異例の相場水準に言及。“口先介入”を受け、外国為替市場で一気に円安が進んだ。

これに対し、鳩山由紀夫首相は8日、「為替は安定が望ましいわけで、急激な変動は望ましくない。政府としては基本的に為替に関しては言及するべきではない」と苦言を呈していた。

市場でも、「相場の波乱要因になる発言は慎むべきだ」との声が出ており、度重なる円安発言に波紋が広がりそうだ。

2週間前まで「円独歩高」の異常事態だった
今日の1ドル=93.1円という円安進行に対して、菅財務大臣の発言は「きっかけ」に過ぎなかったのではないでしょうか?

為替市場は、円やドル、ユーロ、ポンドなどの相対関係で決まるもの。
GDPで2ケタ成長を示すこともなく、膨大な赤字国債を抱える外需依存国でも、通貨が買われることはあります。しかし、いくらドルが弱かったとはいえ、「円独歩高」というのはやはり異常でしょう。

異常だったからこそ、昨年の12月には、白川日銀総裁が「実質ゼロ金利という極めて緩和した状態を粘り強く続けたうえで、デフレスパイラルを防ぐために必要なら迅速に行動する」と発言。この日本の中央銀行総裁による「日本が異常な状況に置かれている」という認識の示唆は市場で好感され、緩やかな円安を誘導しました。
その経緯を踏まえた上で、菅財務大臣が為替市場について見解を示すのは、経済閣僚としては当然の振る舞いでしょう。

1月8日の取引で大きく円安へ振れたことについて、市場関係者には賛否の声があるようです。が、市場も、異常状態を脱する口実が欲しかったのではないでしょうか?

・・・首相より財務相の方が正しいのでは?
物議を醸した7日の菅財務大臣の発言は、「経済界では1ドル=90円台半ばが適切との見方が多い」というところに止まっています。日本政府による市場介入は明言していません。そこを「円安介入アリ」と取るかどうかは、投資家の勝手であり、投資家の自己責任の世界です。

1ドル=95円や97円と円安へ進んだ方が、外国への製品輸出の多い、自動車産業や電機産業で営業利益が大きくなるのは周知のこと。日本が外需依存体質であることを踏まえれば、円安の方が恩恵を受ける企業が多いという一般論として、看過しても良いレベルではないでしょうか?

さらに擁護を重ねると、財務大臣にとって、日本国の税収アップ、法人税収や所得税収のアップを考えることは職務。予算を立てて、税金を使うばかりが財務大臣の仕事ではありません。特に、「いかに国債増発を抑えて財政規律を守っていくか?」を強く問われている中にあって、税収を増やすことは最優先事項の一つでしょう。

経済閣僚としては、持続的に税収が上がるよう、増税と優遇措置を巧く組み合わせていくわけですが、増税は市場経済を冷やすリスクを伴います。従って、税率を変えずに税収を上げること、企業に稼いでもらうことも財務大臣の領域。輸出産業が多い日本国の事情を考えれば、円安誘導も選択肢の一つとなってきます。

為替市場は、基本的に市場の流れに任せられるべきものです。が、円高容認と取られかねない発言をして再び「円独歩高」を呼び込むより、日本経済全体としては、ずっと良かったのではないでしょうか?


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関連記事
菅財務相 円安誘導へ異例の発言
(フジサンケイ・ビジネスアイ 1/8付)

菅直人財務相は7日、就任後初めて財務省内で記者会見し、「(編成過程だけでなく)予算が具体的にどう使われたかをできるだけ国民に公開したい」と述べ、情報公開の強化を通じて予算執行の透明化を一層進める考えを強調した。

菅財務相は「ありとあらゆる特別会計や公益法人を含め、207兆円の総予算を全面的に見直す」とも語り、予算編成の抜本的な改革に意欲を示した。

また、環境や雇用、科学技術などを中心とした新たな成長戦略に沿った需要拡大を通じ、財政再建を進める方針も表明。その上で、「ある時期には消費税の議論が必要になるが、増税から入るのではなく、まずは財政のあり方を徹底的に洗い出す」と述べ、消費税増税は予算組み替えを進めた後に取り組むべき課題だとの認識を示した。

また円ドル相場の水準については、「一時に比べれば円安方向に是正されているが、もう少し円安方向に進めばいいと思っている」と述べ、「経済界では1ドル=90円台半ばが適切との見方が多い」と指摘。「適切な水準になるように日銀と連携して努力する」とし、円安方向に相場を誘導する異例の発言をした。

日本航空の再建問題については「(官民ファンドの)企業再生支援機構、日航に融資している金融機関、日航自身、国土交通省の考え方の中から、しっかりした合意を形成して関係者が協力して再生に取り組める状況を生み出すため、政権として支援する」と説明。その上で「(再建策の)中身そのものを直接、『こういうやり方がいい、ああいうやり方がだめだ』という立場ではない」との考えを示した。
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千秋真一に23%似ているらしいブロガーです。
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ブロガー名を、「鮎滝 渉」へ改めました。
私が自分に付けた最初のペンネーム。そして、「一角の者になるまでは使うまい」と思ってた名でもあります。

大して公知のペンネームというわけでもありません。が、1回目の中小企業診断士試験の失敗以降、あれこれと思い悩む中、「“輝かしい名としようする執着”はかえって醜い。そろそろ、この名を名乗る覚悟をしよう」と決意。鮎滝の名を使うことにしました。

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