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修学旅行費滞納の生徒にバイト許可、学校が通帳管理し徴収 ・・・生徒も信じなかったの?

滞納の女子生徒に学校がバイト許可、通帳管理し徴収金
(読売新聞 1/9付)

鳥取県内の県立高校が2008年、修学旅行や教材の費用にする「学校徴収金」を滞納していた当時2年生の女子生徒の通帳とキャッシュカードを管理し、振り込まれたアルバイト代を引き出して滞納分の支払いに充てていたことがわかった。

生徒はその後、学校が嫌になったとして09年2月に退学した。校長は「修学旅行に行きたいとの願いをかなえてあげるためだったが、管理までして心を傷つけたのは不用意だった」と話している。

元生徒の保護者や校長によると、元生徒は07年4月に入学。家計が苦しく、授業料や学校徴収金の支払いが滞ったため、学校側は原則禁止しているアルバイトを許可し、バイト代で支払うよう提案。元生徒は08年3月からコンビニで働いた。

元生徒は同じ頃、授業料を免除されたが、学校徴収金の滞納額は最高で約8万円になり、学校側は同年9月、バイト代が振り込まれる通帳とキャッシュカードを預けるよう、保護者に申し入れた。

高校側は暗証番号を聞いておらず、担任教諭が数回にわたって元生徒を連れて郵便局に行くなどし、バイト代を引き出して計約7万円を徴収金として受け取った。通帳や徴収金は退学前後に返却された。

学費・学校徴収金を生徒が払うのは、あって良いこと
修学旅行も学校が提供する授業の一環であることから、修学旅行費の徴収問題は、学費の徴収問題だと考えられます。

高校は義務教育ではないため、憲法・第26条 第2項「すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。」からは離れた話。
家庭の事情で、自ら学費を稼いで高校へ通う生徒もいることから、学費が当然に保護者へ請求される訳ではありません。中学校卒業で就職できる仕事も得られる賃金も限られている現状から、「保護者が負担するケースが圧倒的に多い」と見なすことができます。

従って、県立高校側が、他の生徒たちとの間における教育サービスへの対価負担の平等を考える一方で、この元生徒が学校を続けられるよう、原則禁止しているアルバイトを許可する選択はあって良いと考えます。その方が、授業料滞納で高校を中退するより、将来を拡げることになるかもしれません。

しかしその前提条件は、「私、働きます」という最終判断は、生徒が主体的に行うこと。
これは生徒が、保護者に授業料を払ってもらう子どもから、自分で必要な学費を稼ぐ社会人への一歩を踏み出すという人生の選択です。社会人ですから、稼いだアルバイト代は生徒自身が管理しますし、学費・学校徴収金の支払いも生徒自身が行わなければなりません。

「自分で稼いだお金で行った修学旅行という経験」は、「得難い貴重な経験」となり得たでしょう。
8万円というお金を稼ぐ苦労だけでなく、苦労した分だけ修学旅行中の時間を大切にするでしょうし、単に友達との旅行を楽しむだけでなく、旅行先で出会う働く人たちの様子を“働く側から見られる”など、他の生徒とはまったく異なる修学旅行となったはずです。

この高校は、生徒のことも信じなかったの?
ですが、この県立高校は「生徒を信じない」という決定的な過ちを犯しました。

授業料の滞納という話を突きつけられた元生徒は、「ウチはお金がないんだ」と落ち込むこともあったでしょう。しかし、アルバイト先が決まり、職場で幾つか仕事を任されるようになることで、自信を持つ機会もあったかもしれません。最初の給料日は、「私って、できるじゃん」と達成感を感じていたはずです。

そんな生徒に対して県立高校が行ったことは、「通帳とキャッシュカードを奪う」という借金の取り立て屋のような所業。これは「お前のお金の使い方を信用してないぞ」という意思表示であり、お互いの信義関係に関わる重大問題です。

アルバイトをして自分で稼ぐことを勧めておきながら、学校徴収金の取り立てという高校の都合については子ども扱い。このような使い分けは、社会を形成する大人に求められる態度ではありません。

高校からアルバイトを勧められた生徒はコンビニで働いて稼ぐことを選んだわけですから、生徒を信用して、学校徴収金の支払い方法は生徒と約束するべきだったのではないでしょうか? 「毎月5000円ずつでも積み立てて、気持ちよく修学旅行へ行こう。卒業後までかかるけど、先生、ちゃんと待ってるからな」という口上ぐらい、考えられなかったのでしょうか?

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鮎滝 渉

Author:鮎滝 渉
千秋真一に23%似ているらしいブロガーです。
実家である愛知県に戻ってきました。
ほぼ日刊で更新中。日々の巡回サイトに加えてやってください。
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ブロガー名を、「鮎滝 渉」へ改めました。
私が自分に付けた最初のペンネーム。そして、「一角の者になるまでは使うまい」と思ってた名でもあります。

大して公知のペンネームというわけでもありません。が、1回目の中小企業診断士試験の失敗以降、あれこれと思い悩む中、「“輝かしい名としようする執着”はかえって醜い。そろそろ、この名を名乗る覚悟をしよう」と決意。鮎滝の名を使うことにしました。

ちなみに、旧ブロガー名は「スクナビコナ」。
日本神話に出てくる知恵の神様の名前です。恐れ多い名前ですが、ブログをする気構えとして、使っておりました。

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