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「地球から見れば、人間がいなくなるのが一番優しい」鳩山首相 ・・・だから新興国を説得できない

「地球から見れば、人間がいなくなるのが一番優しい」鳩山首相
(産経新聞 1/14付)

鳩山由紀夫首相は14日、首相官邸で開かれた温室効果ガスの25%削減に向けたイベントであいさつし、「地球から見れば、人間がいなくなるのが一番優しい自然に戻るんだという思いも分かる」と述べ、独特の世界観を披露した。

首相は「いま1日100種類の命が失われている」と指摘し、生物多様性の重要性を強調。その上で「人間が存在しているからこそ、このような地球になっていることを謙虚に認めなければならない」「地球を襲っている人間という生物が犯している大きな誤りの1つが、地球の温暖化現象だ」と語った。

これまでも「国益も大事だが、地球益も大変大事だ」「日本列島は日本人だけのものじゃない」などと“友愛発言”を繰り返してきた首相。イベントでもその精神を強調したかったようだが、さすがに「その結論(人間がいなくなる)はとりたくない」との言葉を補うことは忘れなかった。

・・・だから新興国を説得できない
「人類および人類の営みは、地球にとって異物である」
鳩山由紀夫氏に限りませんが、地球環境保護を声高に叫ぶ人々の依拠するこうした考え方は、共感の及ぶ範囲に限界があります。今現在“持たざる状態”にある新興国や途上国にとっては、先に資源を浪費した先進国のツケを押し付けられるようにしか聞こえません。

例えば、1月12日午後4時53分(日本時間13日午前6時53分)にマグニチュード7.0の大地震が起こったハイチ。その死亡者数は数万~10万人と予測されています。ハイチは国の全人口で1000万人、首都・ポルトープランスで200万人という国で、この死亡者数の比率は先進国では考えられない数字です。

日本では、1995年1月17日午前5時46分52秒に、マグニチュード7.3の阪神・淡路大震災が起こりました。特に被害の大きかった神戸市の人口・152万人に対し、同震災の死亡者数は6434名です。

一人ひとりの生命が貴重であり、それぞれの人生を背負っているわけであり、こうした数での比較は差し控えるべきでしょう。が、ハイチが“持てる国”であったなら、今回の大地震での死亡者数・被害状況を10分の1に出来ていたかもしれません。
こうした圧倒的な“持てる国”と“持たざる国”の格差を踏まえた上で「Win Win」の回答を想像できるアプローチから入らなければ、議論のテーブルを用意したことにならないでしょう。

燃焼機関発からと、電動機発からとでは成長過程は異なる
「人類および人類の営みは、どこまで行こうとも地球の一部。考えるのは資源の最適配分」
先進国と新興国・途上国が接点を持つのは、この流れの中にあるのではないでしょうか?

“持てる国”となるために先進国は石油を使ってきましたが、その歴史は、石油を用いた燃焼機関が主流となったから辿ったもの。
太陽光や風力、潮力、地熱を、汎用性の高い電気エネルギーへ変換できる現代の科学水準を基盤としたとき、「旧来通りに化石燃料の分配、CO2の分配のみで話をすることが、本当に最適配分か?」という疑問を投げかけるところから話は始まると、鮎滝は考えています。

日本のエネルギー供給では中東情勢が、ヨーロッパではロシア情勢がリスク要因となっています。しかし、中東情勢もロシア情勢も人為的・恣意的なものであり、リスクの上限もかなり曖昧。こうしたリスクを負わずに済ませられる状態、負っても他へ逃れる術がある方が高効率かもしれないわけです。
「国土の面積や人口分布を考慮すると太陽光だけで賄えてしまう」「潮力でまかなった方が、燃料の輸送コストもかからず安価だ」というケースが出てくるでしょう。

例えば、三洋電機が考えたように、長期航行する大型船舶ではその広大な甲板を太陽光発電に活用しないことは、省けるムダを放っている状態かもしれません。

「現代の科学水準における最適配分を考えてみないか? それは貴国にとって、より優位かもしれない」
そう問いかけられずに、「地球から見れば、人間がいなくなるのが一番優しい」と発言する鳩山由紀夫氏では、低炭素社会・循環型社会の主導は難しいのではないでしょうか?


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関連記事
太陽電池搭載の「ハイブリッド運搬船」を開発へ 三洋電機
(産経新聞 1/14付)

三洋電機は14日、商船三井、三菱重工業と共同で、太陽電池などを搭載した「ハイブリッド自動車運搬船」の研究開発を行うと発表した。航行中に太陽電池で発電、蓄電することで、CO2排出量削減を目指す。同日、国交省の平成21年度の補助対象事業として採択された。

↑三菱重工の自動車・トラック運搬船「NEW CENTURY 1」

商船三井が建造中の大型自動車運搬船(長さ約200メートル、幅32メートル、自動車5千台積載可能)の甲板上の約1300平方メートルに、三洋電機製の太陽電池(最大発電能力200キロワット)を設置する。航行中に発電した電力は、リチウムイオン電池に蓄電。約10日間の航行でフル充電されるという。

蓄えた電力は停泊中の車の積み卸しの際、船内の排ガスを排出するファンなどの電力として使用する。日米間の往復航行(1カ月間)で、燃費を約6.5%抑えることができるという。

24年の完成を予定。船の運航を通じて、CO2削減効果を検証する。

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千秋真一に23%似ているらしいブロガーです。
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ほぼ日刊で更新中。日々の巡回サイトに加えてやってください。
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ブロガー名を、「鮎滝 渉」へ改めました。
私が自分に付けた最初のペンネーム。そして、「一角の者になるまでは使うまい」と思ってた名でもあります。

大して公知のペンネームというわけでもありません。が、1回目の中小企業診断士試験の失敗以降、あれこれと思い悩む中、「“輝かしい名としようする執着”はかえって醜い。そろそろ、この名を名乗る覚悟をしよう」と決意。鮎滝の名を使うことにしました。

ちなみに、旧ブロガー名は「スクナビコナ」。
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