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トヨタ車不具合で集団訴訟、米国・カナダ ・・・リコール後、米国民を蔑ませるタカリでは?

トヨタ車不具合で集団訴訟=電子制御装置の欠陥放置-米加
(時事通信 2/2付)

【ニューヨーク時事】トヨタ自動車のリコール(回収・無償修理)問題の対象となったアクセルペダルの不具合をめぐり、米国とカナダでトヨタ車所有者らが同社などを相手取り集団訴訟を起こしたことが1日、明らかになった。

米テキサス州の法律事務所は同日、トヨタがアクセルとスロットル(絞り弁)を電子制御する装置を導入したことが急加速の原因になったとして、トヨタ車を購入したテキサス州の住民らが損害賠償を求める集団訴訟を連邦地裁に起こしたと発表した。
同事務所は「トヨタは長年にわたり、この電子制御装置に欠陥があることを知りながら、何も行動を起こさなかった」と主張した。

一方、カナダ・オンタリオ州の法律事務所も同日、トヨタ車に搭載された電子制御システムに設計上の欠陥があったとして、トヨタ車の所有者らが損害賠償請求訴訟を起こしたことを明らかにした。 

実害が発生していないのに損害賠償が成立するのか?
自動車事故に至ったといった損害を、まだ受けていないのに損害賠償を求めるという論理が、いまいちよく解りません。

日本において製造者責任を定めている『製造物責任法(PL法)』では、製造物の欠陥によってユーザーが生命・身体・財産などに損害が受けた場合には、その製品の製造メーカーが損害賠償責任を負うとしています。その責任は無過失責任であり、メーカーに過失があることを立証できなくとも、製品の欠陥さえ立証できれば賠償責任が生じます。

この法理は、「ユーザーが実害を受けた」「ユーザーの受けた実害は、製品の欠陥に原因がある」「よって、製品の製造メーカーにはユーザーの実害を救済する責任がある」というものでよく分かります。

しかし、記事の米国とカナダの集団訴訟の原告たちは、まだ実害を受けたわけではありません。
「こんな不良品を売りつけやがってっ!」と怒ることは理解できますが、それなら不良箇所をメーカーの費用負担で修理させるとか、代替品の提供を求めるとか、返品・返金を求めれば済む話ではないでしょうか?

ドイツでは、「欠陥のない状態で製品を販売する義務」と捉える
ドイツでは製造者責任を、「製造者は欠陥のない状態で製品を販売する義務がある。欠陥があった場合には、代替品の提供もしくは故障の修理を求める権利が消費者に与えられている。消費者は納品が予定どおり行われなかった場合の賠償を求めることもできる。生じた損害については賠償を求めることができる」と考えるのだそうです。

「欠陥のない状態で製品を販売する義務」というのは厳しいですが、法理としては至極まっとうです。

メーカーに対する賠償金額の限度については、製造者の無過失による製造者責任に関しては8500万ユーロ。精神的苦痛に対する慰謝料も認められていますが、米国と比べると補償額は低くなる傾向があるのだそうです。

リコール後にこれは、米国民を蔑ませるタカリでは?
日本的な製造者責任ではなく、ドイツ的な製造者責任に立てば、実害が生じていなくとも損害賠償が成立するのかもしれません。
TOYOTAがリコールを始めたことに対しても、「TOYOTAは、アクセルペダルの樹脂の強度問題と捉えているが、我々は、電子制御装置の欠陥だと考える。従って、別途の問題として訴訟を起こす」といった理屈を立てているのでしょう。

しかし、「リコール後に、これではタカリと変わらないなぁ」「“労働なき富”を求める有象無象と同じ」と感じるのは、鮎滝だけでしょうか? 米国国民は、こうした訴訟の原告たちを蔑むことなく、同調するスピリットを持った国民なのでしょうか?

一部の米国人は「自身の肥満の原因を、ファスト・フード店の責任にする」「優しくしてくれる金持ち・有名人は離すな」という人々で、「石を投げたら弁護士に当たる」という訴訟大国であることも知っています。

けれども、こうした集団訴訟はいかがなものでしょうか? 「開拓者としての米国民の魅力」「市場としての米国の魅力」を著しく損なう行為ではないでしょうか?


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鮎滝 渉

Author:鮎滝 渉
千秋真一に23%似ているらしいブロガーです。
実家である愛知県に戻ってきました。
ほぼ日刊で更新中。日々の巡回サイトに加えてやってください。
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ブロガー名を、「鮎滝 渉」へ改めました。
私が自分に付けた最初のペンネーム。そして、「一角の者になるまでは使うまい」と思ってた名でもあります。

大して公知のペンネームというわけでもありません。が、1回目の中小企業診断士試験の失敗以降、あれこれと思い悩む中、「“輝かしい名としようする執着”はかえって醜い。そろそろ、この名を名乗る覚悟をしよう」と決意。鮎滝の名を使うことにしました。

ちなみに、旧ブロガー名は「スクナビコナ」。
日本神話に出てくる知恵の神様の名前です。恐れ多い名前ですが、ブログをする気構えとして、使っておりました。

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