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3Dテレビ、パナソニックが4月発売 ・・・斜視弱視の鮎滝には関係ありませんが

3Dテレビ、パナソニックが4月発売 専用メガネつき
(朝日新聞 2/10付)

パナソニックは9日、3D(3次元)対応プラズマテレビを国内向けに4月23日から売り出すと発表した。店頭価格は、50型で43万円前後を見込んでいる。通常のプラズマテレビより7万円程度高い設定で、同社は「値ごろ感を出した。3Dの普及に弾みをつけたい」と話している。

パナソニックが発売する3Dテレビは、50型と54型(想定価格53万円)の2機種。いずれも専用メガネが一つ付いていて、一つ1万円程度で追加購入できる。映画やアニメなど、3D対応の番組を録画できる専用のブルーレイ・ディスク(BD)録画機(録画容量750ギガバイトで同16万円)も同時に発売する。

国内向け3D対応テレビの具体的な発売時期や価格を発表したのは、パナソニックが初めて。同社は3Dを「今後のデジタルAV事業成長の柱」と位置づける。普及帯である30型台の薄型テレビや、3Dで撮影できるビデオカメラも近く導入する考えだ。

映画「アバター」のヒットを追い風に、2010年は対応テレビやソフトなど3D市場の盛り上がりが予想され、「3D元年」との期待もある。パナソニックの価格設定が、ソニーやシャープなど、今後市場投入を検討している企業に影響を与えそうだ。

斜視弱視の鮎滝にとって、3Dは関係ない技術ですが
健常者が見ている世界は、「両眼視の世界」です。両眼視というのは、左目で見ている世界と右目で見ている世界がきちんと一つの像に結ばれて見えている状態のこと。

当たり前の様ですが、目をカメラに置きかえると、両眼視が絶妙のバランスの上に成り立つ能力であることが想像いただけると思います。
5cmほど離れたところにある2つの目から同時に入ってきた映像情報を、脳で処理して世界を1つの立体空間として知覚させる両眼視。片目を交互に瞑ると、左目だけで見るときと、右目だけで見るときとで世界はズレて見えますよね。世界を3Dで認識させているのは、このズレを脳内で処理した結果です。

両眼視は、両目の視力差などが脳の処理限界を超えるとできなくなります。
ピントのずれた写真の上に、ピントのピッタリ合った写真を重ねるところをイメージしてください。それを動画で、目を覚ましている間中ずっと処理し続けるわけです。これほど負荷に見合わない処理はないわけで、脳は世界を1つの像へ結ぶことを放棄します。

もちろん、1つのレンズを通して映像を撮るビデオカメラの映像に距離感があるように、片目でも空間は認識されます。
両眼視が出来ないことで困るのは、「飛んできた野球のボールを打つ」といった場面や、「3D映像」を見るときです。

3D映像は、両目で見る世界のズレを利用して平面に立体感を生み出そうとするものですから、両眼視の出来ない人間にとっては「ブレて見にくい映像」となります。
3D映像で話題の映画『アバター』も、3D効果での衝撃はまったくなく、純粋にストーリーがおもしろいかどうかでしか観ません。ちなみに、鮎滝の『アバター』への評価は普通。S>A>B>C>Dの5段階で、Bプラスです。

斜視弱視で見ている世界
鮎滝の左目は軽度の近視で矯正すると2.5も見られるようになりますが、右目は遠視性弱視で矯正しても0.3が限界。
その結果。世界は、くっきりシャープな左目の視界に、20度ほどズレてぼやけた右目の視界が重なって見えています。鮎滝には、常に世界が2つに見えているわけです。左目が圧倒的な視力差で“利き目”となっているため日常生活に支障はありませんが、自動車の運転などは危なくて出来ません。

斜視は、眼鏡で屈折を与えてやれば矯正できます。しかし、弱視は視神経の発達が途中で止まってしまったものなので、眼球から脳の下を通って視覚野(後頭部の辺り)へつながる視神経を移植するか、再び成長を促してやる薬剤でも開発されない限り治らないでしょう。

両親は今でも、「もっと早く弱視に気付いてやって、右目の訓練をしていたら。きちんと両眼視が出来ていただろう」ということを悔いているようです。

が、鮎滝は“この目”で良かったと思っています。
養老孟司先生の「個性は脳ではなく身体にあるもの」という考えも腑に落ちましたし、「世界が普通の人と違って見える」という日常はなかなか面白いものです。眼球のズレという形で障害が外見に出るのも、「人間を外見だけで差別する人とそうでない人」を区別する便利な判断材料となっています。お友達になった後に困る人とそうでない人との区別が初対面の時にできるのは、余計なトラブル回避としてありがたいものです。

下の記事を書いたNeedleman氏のように、鮎滝も「これ以上家電製品への支出を増やすためだけに治療を受けるつもりはない」です。したがって「3Dがデファクトスタンダードとなった世界」というのは、実に生き難いだろうと思っています。3Dが見えないのですから、3Dの面白さを熱弁されても想像の域を超えないわけです。

「片目でも3D」は、さすがにPanasonicでも無理でしょうか?


――――――――――――――――――――――――――
関連記事
3D映像を認識できない人々――問われる業界の対応
(CNET News 1/21付)

【文:Rafe Needleman、翻訳:川村インターナショナル】
3Dテレビとなると、筆者にはこれが見えない。文字通り、見ることができない。2Dの画面を見たときに3Dの映像が存在するかのように見せるはずのテクノロジが、筆者には作用しない。このような人々は、小さいが無視できない割合で存在しており、専門家によって4%から10%と言われている。コンテンツ会社とハードウェア会社が3Dに移行する中、筆者のような人が数多く取り残されようとしている。

不満を述べようというのではない。これは世界の終わりというわけではないのだ。筆者のように平面でしか見ることができない人でも、3Dコンテンツの2Dバージョンを見ることはできる。筆者は3Dでないバージョンで「アバター」を見た。うれしいことに、ほとんど空席だった(廊下を隔てた3D上映の方はもっと混んでいたが)。それに、例のばかげた眼鏡を掛ける必要もなかった。

もちろんわれわれは社会的存在であり、平面でしか見ることができない人々にとって、3Dが見えないということは、3D映画を見たい友人や家族は気まずい存在ということになる。頭痛を引き起こしたり、あるいは単に見てくれが悪かったりする映像が終わるまで座り続けなければならないかもしれないからだ。しかし平面でしか見ることができない人々にとっての3D映像の体験は、人によって異なる。筆者は3D映像を見ると不快に感じるが、同じく3Dが見えない米CNET NewsのDaniel Terdiman記者は、「アバター」を3Dバージョンで、3D眼鏡を掛けて見た。3Dでないというだけで、問題なく見えるという。

無言のメーカー
2010 International Consumer Electronics Show(CES)では、家庭用テレビが3Dに向かうトレンドは誰の目にも明らかだったが、平面でしか見ることができない人々にこの動きがどのような影響を与えるかについて、メーカーは何も触れていなかった。1%でも多くの市場シェアを競って汲々としているハードウェア企業各社が、この新しい方向性を好まないだろう多数の人を、どうして尊大にも無視できるのか、筆者は知りたいと思った。これは大きな市場だ。各社は、この市場を失うことにどう対処するつもりなのだろうか。

不思議なことに、筆者が問い合わせたHDテレビメーカーのいずれからも、この点について直接のコメントは得られなかった。しかし業界に詳しい人々や、3Dコンテンツ視聴の普及推進に特別な関心を持っている検眼士とは話すことができた。

かつてLGのマーケティング担当幹部を務めていた液晶テレビ協会(LCD TV Association)のBruce Berkoff氏によると、3Dに大きな注目が集まっているにもかかわらず、テレビメーカーはまだ、製品を店舗に置くことにそれほど投資しておらず、消費者がお金を払うと期待してもいないという。テレビで交互に切り替わる映像を表示して、電子シャッター眼鏡を通じて立体的に見えるようにする機能を追加するコストは高くない。コストが高いのは眼鏡そのものであり、3D対応テレビの中で実際に眼鏡が付属するのはごくわずかだ。よって消費者は間もなく、多額の支出を伴わずに3D対応テレビを買えるようになるという。

Berkoff氏を含め、筆者が3Dテレビについて話をした人全員が、良い3Dテレビは良い2Dテレビでもあるということに注意を促した。3D表示機能をオフにして、3D向けに作られたコンテンツを2Dで見る(つまり片眼向けの映像だけを表示する)ことができるはずだ。番組のリフレッシュレートが十分に高ければ、画質にそれほどの違いは感じないはずだ。

検眼のすすめ
検眼士の立場から言えば、立体映像を処理できないというのは、多くの人にとって治療可能な状態であるという。College of Optometristsin Vision Developmentの代表であるBrad Habermehl博士は、筆者に対し「問題の根本原因が分かれば、必ずしも3D難民になる必要はない。立体視ができない人々の大多数には、対処方法がある」と語った。

Habermehl氏によると、3Dで見ることを人々に教える方法が存在するという。段階的な手法と物理的な支援手段(レンズ)を「補助輪」として使って、最終的に「両眼を、同一空間に焦点を結ぶように向ける」方法を習得することができる、と同氏は言う。これは自転車に乗るのと同じようなことで、一度乗り方を身に付けてしまえば、補助輪は不要になり、自転車に乗れないということがどういうことか想像もできなくなる。「視覚は確かに、習得するものだ。それが視覚訓練というものだ」(Habermehl氏)

筆者には、Habermehl氏が3Dテレビメーカーの広報担当者、あるいは少なくともメーカーからマーケティング費用をいくらか受け取っている人なのではないかと思われた。しかしそうではない。同氏は、「メーカーが資金を提供してくれるとしたら、それはうれしい」と言ったが、「アバター」がすでに10億ドルの興行収入を得ていることを指摘して、「業界はこの問題について懸念していないと思う」と付け加えた。

筆者個人としては、これ以上家電製品への支出を増やすためだけに治療を受けるつもりはない。ただ、Oliver Sacks博士がTHE New Yorkerに寄稿した興味深い記事「Stereo Sue」を読んで、筆者のような人は何を失っているのだろうかと考えさせられた(関連する読み物として、Sacks氏の記事の題材となったSue Barry氏による「Fixing My Gaze」がある)。

視聴者が3Dで見ることができるかどうかにかかわらず、このテクノロジは否応なく、映画やテレビ番組の視覚表現手法を変えつつある。監督は3Dの映像を作る際、演技や奥行き、動きを伝えるのに、視聴者が2Dで慣れている映像表現手法に頼ることはできない。急なカットの切り替えやカメラの速い動きは、3Dを見慣れない視聴者を戸惑わせる可能性がある。新たに標準となる手法は、現在の2D映画とは逆に、カメラの位置を固定し、その周りのアクションを動かす。これからの良質の3D映画は、2D映像よりも多少荘厳で映画らしく見えるものになるだろう。

3D機能の未来
ウェブサイトHDGURU 3DのGary Merson氏によると、3DはCESであれほど大きな注目を集めたとはいえ、今後数年の間は、新しいテレビ製品の「一機能」となる可能性が高いという。「白黒がカラーになったのとは違う。インターネット接続やステレオと同じような、1つの機能だ」と同氏は言う。また、コンテンツがまだないこと、そして多くの消費者がブラウン管テレビから HD薄型テレビにアップグレードしたばかりであることも指摘した。

筆者のような、世界が平面に見える人々にとっては、この機能が普及するのはいくら遅くても遅過ぎることはない。
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プロフィール

鮎滝 渉

Author:鮎滝 渉
千秋真一に23%似ているらしいブロガーです。
実家である愛知県に戻ってきました。
ほぼ日刊で更新中。日々の巡回サイトに加えてやってください。
-------------------------
ブロガー名を、「鮎滝 渉」へ改めました。
私が自分に付けた最初のペンネーム。そして、「一角の者になるまでは使うまい」と思ってた名でもあります。

大して公知のペンネームというわけでもありません。が、1回目の中小企業診断士試験の失敗以降、あれこれと思い悩む中、「“輝かしい名としようする執着”はかえって醜い。そろそろ、この名を名乗る覚悟をしよう」と決意。鮎滝の名を使うことにしました。

ちなみに、旧ブロガー名は「スクナビコナ」。
日本神話に出てくる知恵の神様の名前です。恐れ多い名前ですが、ブログをする気構えとして、使っておりました。

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