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ロシアのプルシェンコ選手の電撃復帰、銀メダル獲得に思う “国”が動く時に求められる精度

プルシェンコ、怒りの銀=採点基準へ不満隠さず[五輪・フィギュア]
(時事通信 2/19付)

勝者ライサチェク、健闘の高橋がいる記者会見場に、しばし遅れてトリノ五輪の王者が加わった。プルシェンコは「勝利を確信していた。エバン(ライサチェク)が僕よりも、そのメダルを必要としていたということだろう。独り占めはできないから」と皮肉を込めた。

直接的なジャッジ批判はしない。だが、採点に対する不信感はありあり。引き揚げてきた通路では「昔の採点基準なら勝っていた。今のフィギュア界が何を求めているのか、この結果で明白になった。もはや4回転ジャンプに価値はない」。

4季ぶりに復帰し、金メダル最有力候補として臨んだ五輪。フリーの最終滑走者は冒頭の4回転-3回転を着氷したが、続く2回転は跳ばなかった。以降のジャンプも乱雑。結局、3連続ジャンプは1度もなかった。

昨季から4回転など高難度のジャンプは基礎点が上がったが、リスクが大きく安全策が優先される傾向があった。世界選手権優勝者も2年連続で4回転を跳んでいない。今季から回転不足でも見栄えが良ければ減点幅が緩和されるようになったとはいえ、この夜のプルシェンコは、決して良くは見えなかった。

前回王者は「結果は受け入れる。五輪で(通算)銀2個、金1個なら悪くない。振り返らず前に進む」。その一方で「これが最後になるだろう。分からないが・・・」と競技者としてはリンクを去る気持ちもある。会見の途中で「もう帰っていいか」と真っ先に席を立った。後味の悪さとしらけた空気の中で、ライサチェクと高橋が座り続けた。

フィギュアスケート男子シングル 総合得点(バンクーバー五輪)
金メダル:エバン・ライサチェク(米国)・・・・・・・・・・・・257.67
銀メダル:エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)・・・・・・・256.36
銅メダル:高橋大輔(日本)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・247.23
4位:ステファン・ランビエル(スイス) ・・・・・・・・・・・・・246.72
5位:パトリック・チャン(カナダ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・241.42
6位:ジョニー・ウィア(米国)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・238.87
7位:織田信成(日本)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・238.54
8位:小塚崇彦(日本)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・231.19
――――――――――――――――――――――――――
9位:ジェレミー・アボット(米国)・・・・・・・・・・・・・・・・・218.96
10位:ミハル・ブレジナ(チェコ)・・・・・・・・・・・・・・・・・216.73
11位:デニス・テン(カザフスタン)・・・・・・・・・・・・・・・211.25
12位:フローラン・アモディオ(フランス)・・・・・・・・・・210.30
13位:アルチョム・ボロドゥリン(ロシア) ・・・・・・・・・・210.16
14位:ハビエル・フェルナンデス(スペイン) ・・・・・・・206.68
15位:エイドリアン・シュルタイス(スウェーデン) ・・・200.44
16位:ブライアン・ジュベール(フランス)・・・・・・・・・・200.22
17位:ケビン・バンデルペレン(ベルギー)・・・・・・・・・189.84
18位:サミュエル・コンテスティ(イタリア)・・・・・・・・・187.50
19位:トマシュ・ベルネル(チェコ)・・・・・・・・・・・・・・・184.74
20位:パオロ・バッキーニ(イタリア)・・・・・・・・・・・・・177.21
21位:ビクター・ペイファー(オーストリア) ・・・・・・・・175.93
22位:シュテファン・リンデマン(ドイツ)・・・・・・・・・・・171.98
23位:ボーン・チピア(カナダ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・170.92
24位:アントン・コワレフスキー(ウクライナ)・・・・・・・165.90
――――――――――――――――――――――――――

満身創痍の“皇帝”を復帰させた理由は、何だったのでしょうか?
まず断っておきたいのが、この記事の目的は、プルシェンコ選手の擁護でも、フィギュア審判団の採点基準への批判でもないということ。主題は、“五輪と国家の威信”です。

ソルトレイクシティ五輪で銀メダル、トリノ五輪で金メダルを獲得し、“皇帝”と呼ばれたエフゲニー・プルシェンコ選手ですが、その身体はまさに満身創痍。
2003年に半月板損傷、2005年に鼠径ヘルニアを手術、2007年に半月板除去手術し、さらに股関節も痛めていました。ロステレコム杯、ロシアフィギュアスケート選手権、ヨーロッパフィギュアスケート選手権で優勝を飾った2009/2010年のオリンピックイヤー電撃復帰も、痛み止めのブロック注射を打ちながらのものでした。

プロとしてのアイスショーでも十分な観客動員が期待でき、サンクトペテルブルク立法議会議員でもあるプルシェンコ氏。身体の故障を抱えつつも現役復帰する必要が、一体、どこにあったのでしょうか?

「皇帝の気まぐれ」だとすれば、力ある者だからできるなかなか理不尽な理由ですが、4回転時代に怪我を押して復帰するものとしては弱いでしょう。復帰優勝を果たしたときに「3年間がんばってきた選手に勝てて、嬉しいよ」と言い放ったプルシェンコ選手ですから、本人のプライドが理由の一つであるのは確かだと思います。

けれども、鮎滝は“ロシアという国の威信”を感じます。

ソチ前のバンクーバーで、ロシア国旗を揚げるのは至上命令
ざっとバンクーバーの順位を見て感じることが、「フィギュア大国・ロシアの凋落」。
上位8位までの入賞ラインで、ロシア選手はプルシェンコただ1人です。旧ソ連圏の選手へと拡げても、この数字は変わりません。次回の2014年冬季五輪は、ロシアのソチで開催するのにです。

2002年のFIFA日韓W杯が決定した中、1998年のFIFAW杯フランス大会への自力出場にこだわった日本を思い出すと、事の甚大さが想像されると思います。
増してイリヤ・クーリック、アレクセイ・ヤグディンを輩出してきた、あのロシアです。ソチ五輪前のバンクーバー五輪、“ロシアのお家芸”とも言えるフィギュアにおいて、ロシア国旗が揚がらないことは決して「あってはならない事態」であったはずです。

・・・“国”が動く時に求められる精度
そうして、現役選手および現役復帰の可能性がある元選手の中から、“勝てる選手”として白羽の矢を立てられたのがおそらくエフゲニー・プルシェンコ選手。

2008/2009年での復帰を見送るといった慎重に慎重を重ねた復帰も、身体のコンディションを上げつつ、内外に文句を言わせない実績を引っ提げてバンクーバー入りを果たすためのギリギリのタイミング。迎えたバンクーバー五輪では、SPで90.85点を叩き出して1位、フリーでは宣言通りに4回転も飛んでみせて総合・256.36点で銀メダル。
ロシアの威信を保つには、十分な結果です。

裏を読み過ぎているとも思いますが、プロスケーターとしてやって行ける“皇帝”が気まぐれで復帰するより、国の威信を背負って復帰したと考える方がしっくりきます。プルシェンコ選手の2009/2010年における戦績も、“国”が動いた時こそ、初めて実現される精度に見えます。

それに比してお粗末なのが、日本のそり競技陣営。これで2人目の失格。重量オーバーとか、認定申請のし忘れとか、本人以外に周囲でもカバーできるような理由です。
威信を振りかざす国に問題のないわけではありませんが、威信を感じさせない国もいかがなものでしょうか?


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関連記事
小室が規定違反で失格=そりに認定ステッカーなし[五輪・スケルトン]
(時事通信 2/19付)

【ウィスラー時事】当地で18日に行われたバンクーバー五輪のスケルトン女子に出場を予定していた小室希(24)=仙台大大学院=が、1回戦前に実施された検査で用具に関する規定違反が判明し、滑走前に失格となった。

検査で、そりの刃に、国際連盟(FIBT)の規定に合ったものとして認定されていることを示すステッカーが張られていなかった。刃の検査は毎シーズンごとに実施されるが、五輪や世界選手権などの大きな大会では、公式練習期間中に認定を申請することが認められている。

スケルトンはこの日から競技が始まったが、前日まで3日間公式練習が行われており、申請機会はあった。FIBTのクローネ広報部長は「チームキャプテン会議で全チームに通達されている。なぜ、日本チームが3日間のうちに、申請に来なかったのか理解できない」と話しており、チームの管理責任などが問われそうだ。

今大会では、同じそり競技のリュージュでも、15日に女子1人乗りの安田文(北海道連盟)が1回戦後の検査で、重量超過違反で失格となっている。小室は今回が五輪初出場だった。
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鮎滝 渉

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千秋真一に23%似ているらしいブロガーです。
実家である愛知県に戻ってきました。
ほぼ日刊で更新中。日々の巡回サイトに加えてやってください。
-------------------------
ブロガー名を、「鮎滝 渉」へ改めました。
私が自分に付けた最初のペンネーム。そして、「一角の者になるまでは使うまい」と思ってた名でもあります。

大して公知のペンネームというわけでもありません。が、1回目の中小企業診断士試験の失敗以降、あれこれと思い悩む中、「“輝かしい名としようする執着”はかえって醜い。そろそろ、この名を名乗る覚悟をしよう」と決意。鮎滝の名を使うことにしました。

ちなみに、旧ブロガー名は「スクナビコナ」。
日本神話に出てくる知恵の神様の名前です。恐れ多い名前ですが、ブログをする気構えとして、使っておりました。

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