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トヨタ社長の答弁にいら立ち、低姿勢に好感も ・・・部長レベルで完結させようとするのも企業

米公聴会 トヨタ社長の答弁にいら立ち、低姿勢に好感も
(毎日新聞 2/25付)

【ワシントン=米川直己】トヨタ自動車の豊田章男社長は24日の米下院の公聴会でトップ自ら謝罪と反省を繰り返すことで、大規模リコール(回収・無償修理)問題の収拾の糸口にすることを狙った。議会側は豊田社長の低姿勢ぶりは好感したものの、肝心の欠陥隠しの有無などでもあいまいな答弁には、いら立ちを隠さず、トップ登場が米国でのトヨタ不信一掃につながったとは言い難い状況だ。

豊田社長は証言で、アクセルよりブレーキの機能を優先する「ブレーキ・オーバーライド・システム」の全車種への搭載や、イベントデータレコーダー(事故情報などを記録するための車載装置)の情報開示を明言。議会側が要求してきた多くの措置を採用する方針をアピールし、アイサ議員(共和)ら強硬派議員の懐柔を探った。リコール対象車のユーザーが愛車を使えない期間、レンタカーやタクシー代を提供する考えまで示し、信頼回復にはコストを惜しまない姿勢も強調した。

ただ、欠陥隠し疑惑の焦点である、顧客からの急加速に関する苦情を認識した時期について「社長就任前で正確には分からない」と答弁。議会側が問題視してきたトップの問題解決能力やリーダーシップを疑わせるもので、米消費者の不安を広げさせかねない。

今回の豊田社長の公聴会証言に向けて、トヨタは生産拠点のあるケンタッキーなどの州知事らとも協力し、議会の有力者に20万人近い雇用創出などトヨタの米経済への貢献ぶりを宣伝するロビー活動を展開。社長登場で一気に問題解決の糸口とすることも期待していたが、トヨタ関係者も「社長のメッセージがどこまで伝わったか分からない」というように、トヨタ追及ムードは根強く、24日の公聴会はトヨタの米国での信頼回復の道の険しさも浮き彫りにした。

・・・部長レベルで完結させようとするのも企業
TOYOTAぐらいの規模になれば、代表取締役社長に辿り着くまでに専務や部長が入るもの。さらに専務や部長はそれぞれの職務として、自分の管轄で仕事を完結させる努力をするものであり、「社長を呼べば何もかも聞き出せる」ということは難しいでしょう。

もっとも、代表取締役社長の職務として、渡米前に取締役会議を重ねて当時の情報を収集・整理し、「あらゆる質問に答えられる社長」となって現れることへの期待も否定はできません。
米国下院の公聴会には『公開処刑』の色合いが強い気もしますが、情報量において優位なのは豊田章男社長であり、“あの議場”を乗っ取ってみせる方が米国人好みだったでしょう。圧倒的な牽引力を示すことで、「後は、この社長に任せれば大丈夫」という雰囲気に塗り替えるわけです。

しかしそういったリーダーシップは、米国下院議員たちの面子を潰す可能性もあります。今秋に、米国下院議員の全てと上院議員の3分の1を改選する中間選挙を控えているというタイミングからすると、強引に議場を乗っ取るよりも、低姿勢で通すのも正解であるように思えます。

一層のこと、立証と反証の応酬が作法となっている法廷の方が、対応し易いかもしれません。

TOYOTA側も、米国消費者への接し方が難しい
日本に入ってくる情報は米国マスコミによる「TOYOTA叩き」ばかりですが、米国の庶民の温度が、米国マスコミ通りにTOYOTAへ怒っているのか、思いのほか冷めているのか、本当のところがいまいち分かりません。

TOYOTA車の北米における販売台数が前年比で15%落ち込んだというデータはあります。が、これをそのままTOYOTAへの不信と評価して良いのか、TOYOTA車のリコールに便乗したGMなどの「買い替えセール」の成果なのか、これも本当のところは分かりません。

ちなみに、GMが仕掛けた販売促進策は、この2月末まででTOYOTA車を所有するオーナーがGM車に買い替える場合、1000ドル(約9万円)の現金払い戻しや5年間のローン金利をゼロにするというもの。自動車の買い替えサイクルを考えれば、金利負担なしに5年のローンを組めるのはかなりの誘導要因です。

今は、TOYOTA側から頼まなくとも、米国マスコミがTOYOTAの一挙手一投足を報じてくれる状態。米国消費者の心の琴線に触れる対応をすれば、流れは一気にひっくり返せます。どう落着させるのが、米国消費者に対してもっとも効果的なのでしょうか?


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関連記事
豊田社長、励ましの声に涙=米従業員らと懇談
(時事通信 2/25付)

【ワシントン時事】トヨタ自動車の豊田章男社長は24日(日本時間・25日)の米下院公聴会に出席後、ワシントン市内で全米の販売店関係者や工場従業員の代表者らとの懇談会を開いた。議員の厳しい追及を受けた直後だったこともあってか、冒頭のあいさつで「公聴会で私は一人ではなかった。あなた方や世界中の同僚たちが共にいてくれた」と述べた後、声を詰まらせる場面もあった。

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鮎滝 渉

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千秋真一に23%似ているらしいブロガーです。
実家である愛知県に戻ってきました。
ほぼ日刊で更新中。日々の巡回サイトに加えてやってください。
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ブロガー名を、「鮎滝 渉」へ改めました。
私が自分に付けた最初のペンネーム。そして、「一角の者になるまでは使うまい」と思ってた名でもあります。

大して公知のペンネームというわけでもありません。が、1回目の中小企業診断士試験の失敗以降、あれこれと思い悩む中、「“輝かしい名としようする執着”はかえって醜い。そろそろ、この名を名乗る覚悟をしよう」と決意。鮎滝の名を使うことにしました。

ちなみに、旧ブロガー名は「スクナビコナ」。
日本神話に出てくる知恵の神様の名前です。恐れ多い名前ですが、ブログをする気構えとして、使っておりました。

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