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リニア新幹線の検討開始 ・・・長野観光の競合は韓国・台湾、リニアの高速性に合うのは直線ルート

リニア新幹線の検討開始 国交省の審議会でルート選定へ
(共同通信 3/3付)

リニア中央新幹線(東京―大阪)の整備計画をめぐり、国土交通省の交通政策審議会鉄道部会が3日、検討に着手した。計画の内容や営業と建設の主体などについて議論し、前原誠司国交相に答申する。想定される3ルートの採算性などを比較して優劣を示すため、審議はルート選定と同じ意味を持つ。

部会では三日月大造国交政務官が「歴史に新たな一歩を記す日だ。50年、100年先の交通体系を見据え議論してほしい。単にルート選定に限らず、将来どこまでネットワークをつなぐかの観点も必要だ」と強調。家田仁部会長(東大大学院教授)は、後世に評価される整備計画にする決意を示した。

この日は、国交省がルート候補の現状などを説明。部会の下に小委員会を設置し、当面はJR東海や沿線自治体などからヒアリングすることなどを決めた。

リニア新幹線はJR東海が計画。東京―名古屋は自己負担で建設し、2025年の開業を目指すと表明している。山梨、長野両県を結ぶ路線の違いから
(1)JR東海が要望する南アルプスを貫通する直線ルート
(2)長野県が地域振興から求める南アルプスを北に迂回する伊那谷ルート
(3)さらに北を迂回する木曽谷ルート
の三つが候補に挙がっている。


長野観光の競合相手は、韓国・台湾など近隣国
東京―茅野間は特急あずさを使って2時間半の移動時間で、運賃は往復で1万2,000円弱。名古屋―茅野間では、3時間半で1万2,000円弱となっています。
この移動時間と価格帯は、近隣アジアの観光旅行と競合します。

例えば、東京―ソウルのフライト所要時間は2時間半で、航空券は往復・8,000円を切るプランもあります。これが名古屋―ソウル間では、2時間で1万8,000円から。
東京―台北であればフライト所要時間は3時間半で、航空券は同じく往復・8,000円弱から。名古屋―台北間では、3時間で2万6,000円。

アジアは日本人ガイドも雇い易いですし、定番の団体ツアーはもちろん、マニアックな個人旅行にも対応してきています。同じ「旅行」であれば、すでに韓国・台湾などへの旅行は、普通に国内旅行と同じ天秤に載っているわけで、長野が競っている相手はアジアの観光都市と捉えるべきでしょう。

必要なのは『韓流や台流に勝る魅力づくり』
実際、韓流や台流ブームに乗り、日本人観光客が大挙して有名観光地へ押し寄せる姿はニュースになっています。それぐらい、近隣アジアは気軽に行ける旅行先なのです。

であれば、リニアのコースを迂回させたところで、大して長野の観光産業は変わらないことになります。力を入れるべき焦点は、『韓流や台流に勝る魅力づくり』です。

仮に茅野・諏訪まで20分で結べたとして・・・
仮にリニア新幹線を迂回させて茅野駅へ通したとすると、東京―茅野間の移動時間は20分程度。これまでの連休を使うような旅行ではなく、ちょっとした遠出感覚の行く先としての新規需要が出てくる可能性はあります。

東京から20分程度で行くとすると、横浜が、片道・450円で25分という距離にあります。

現在、東京―茅野間の運賃は片道・5,670円ですが、リニア新幹線の運賃がこれを下回る可能性はゼロ。仮に7,000円に抑えられたと仮定して、中華街・みなとみらいなどを有する横浜市と蓼科高原・白樺湖などを有する茅野市を比べたとき、観光客は茅野を選ぶでしょうか?

「片道・7,000円、往復・14,000円かけて信州そば」
無くはない選択肢ですが、そういうことを考える消費者は、自家用車で高速道路を飛ばして長野へ入るのではないでしょうか? その消費者像は「食べたい時に、食べたい物の中でも一級品を食べる」「時間を買うためにお金を惜しまない」というイメージですから、普通、運行ダイヤに縛られる公共交通機関は選ばないはずです。

国の諮問はこれからなのですねぇ 政権交代で優先順位を下げられたのでしょうが
という話を、当ブログでは昨年の6月にしたのですが、国の諮問はこれからなのですね。

そもそも“超”高速を売りにしているリニア新幹線において、カーブを安全に曲がるための減速回数が増えることは、存在意義に関わる問題。「少しでも直線に近いルートである方が望ましい」というのは、リニア新幹線が、リニア新幹線であるための当然の結論です。

外国へ輸出できる案件でもあるため、早期に回答を出して欲しいものです。


――――――――――――――――――――――――――
関連記事
◆リニアをすでに東京から2時間半の「茅野市」に誘致? 迂回で数千億円増、1兆円増との試算も(09/06/16)
◆JR「直線で」、長野「迂回を」リニア新幹線ルート調整本格化 長野県観光の競合は、韓国・台湾では?(09/06/22)
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千秋真一に23%似ているらしいブロガーです。
実家である愛知県に戻ってきました。
ほぼ日刊で更新中。日々の巡回サイトに加えてやってください。
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ブロガー名を、「鮎滝 渉」へ改めました。
私が自分に付けた最初のペンネーム。そして、「一角の者になるまでは使うまい」と思ってた名でもあります。

大して公知のペンネームというわけでもありません。が、1回目の中小企業診断士試験の失敗以降、あれこれと思い悩む中、「“輝かしい名としようする執着”はかえって醜い。そろそろ、この名を名乗る覚悟をしよう」と決意。鮎滝の名を使うことにしました。

ちなみに、旧ブロガー名は「スクナビコナ」。
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