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全国学力テスト、小中学校の73%が参加 ・・・不支持率27%のテストということ?

全国学力テスト、小中学校の73%が参加
(読売新聞 3/5付)

文部科学省は4日、政権交代で全員参加から抽出方式への移行が決まった全国学力テスト(4月20日実施)について、抽出校数に参加希望校数を加えた参加状況を発表した。

全国の小中学校計3万2659校のうち参加校は2万3891校で、参加率は73.2%。国私立を除く公立小中では74.6%で、抽出に漏れた学校の63%が参加を希望していた。参加希望で「学力向上の取り組みに必要」といった声が多く、学校現場でのニーズの高さを浮き彫りにした。

全国学力テストは2007年度以降、小学6年と中学3年の全員を対象に3回実施したが、政権交代後、32%の抽出方式に転換。抽出対象から漏れた学校は、自治体や学校の判断でテスト問題の無償提供を受け、自主参加できることにしていた。同省が全国の教育委員会を通じて2月末現在の参加状況をまとめたところ、北海道の1村教委を除く教委から回答があった。

抽出、希望参加合わせ県内の全公立小中学校が参加するのは、秋田、和歌山など11県。福井、大阪、岡山など10府県も90%を超えた。

一方、参加率が最も低かったのは愛知の25.4%で、神奈川(29.9%)、群馬(38.8%)、埼玉(43.6%)、岐阜(44.6%)の計5県は5割未満だった。

文科省は、希望参加の場合の採点や分析費用は学校を設置する自治体負担としており、参加率が高い地域は、県が市町村に財政支援する方針を示した影響が大きいとみられる。低い地域は、県が独自の学力テストを実施している場合のほか、費用負担が大き過ぎると判断したケースもある。

・・・不支持率27%のテストということ?
読売新聞は参加率・73.2%の方を強調していますが、鮎滝が住んでいる、愛知県は参加率・25.4%と突出して低いこともあり、「27%は不参加」という方へ目が行きます。

『国が行う全国学力テスト』として27%も支持しない声があるというのは、過去3回の学力テストの内容ないし結果のフィードバックについて大きな問題があるということではないでしょうか?

例えば、予備校・学習塾大手の河合塾は平成21年度の全国学力テストについて、次のようなテスト問題分析をしています。
(小学校6年)
国語・知識・・・昨年度と同様、小学校5年生までの教科書の内容。

国語・活用・・・小学5年生までの教科書の内容。与えられた情報の中で、条件に合わせて、いかに情報を取捨選択できるかが、正誤に結びつく出題が多く見られた。昨年度・一昨年度は長文が出題されていたが、今年度は出題されず、それに代わって比較的短い文章と調査結果や図表などの情報を含むものが出題された。

算数・知識・・・本年度は、「数の性質」に関する問題の出題割合が増えた。また、本年度も実生活に対応した問題が出題され、千円札の長い方の長さを考える問題だけでなく、分度器を利用した問題や仲間分けの問題も含めると、その出題割合も増えたといえる。昨年度から出題された「割合」が本年度も出題されたが、内容は易しくなったといえる。

算数・活用・・・昨年度よりも本年度は読み取りやすく、比較しやすいグラフに代わった。また、本年度は「規則性」に関する問題の出題がなく、「割合」に関する出題も減少した。全体的に取り組みやすい問題が増加し、難易度は下がったといえる。


毎年1回のみのテストと言っても、テスト問題全体の難度を上下させないように作成することは困難です。大学入試センター試験も、難度を一定化できているわけではありません。

しかし、全国学力テストは、その実施方法から見れば「経年変化を見ることで、子どもたちの学力を観測。学力向上が著しい地域や学校があれば、その取り組みを参考として教師は研鑽し、子どもたちの学力向上に寄与する」といった目的を掲げる学力テストであるはずです。

こうした学力テストにおいて、「ある年は出題されても、他の年は出題されない単元・問題形式がある」「昨年度より易しくなった」「出題数が多過ぎて時間内に解くのは困難」といったテスト内容で信頼されるのかは、疑問に感じられます。
もっとも、テストを実施した翌日に全国紙でテスト問題が公開され、その出題傾向まで掴まれてしまう中で、テストの難度を保ちつつ経年観測を実現することは神業の世界です。

ですが、その神業の世界にあることを、容易に実現できるかのように進めてきた事実こそ、「受検の強制力を失った途端、不支持率27%の学力テストに成り下がった原因」であるように思われます。全国学力テストが目的とするところと、その活用方法が共有されていないように見えて仕方がありません。
全国学力テストの問題作成者はどのように感じておられるのでしょうか?


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関連記事
学力テスト、名古屋市の希望校ゼロ
(中日新聞 3/5付)

抽出方式に変わった全国学力テストは、希望すれば各学校で利用できるが、愛知県や神奈川県で参加希望校が少ないのが目立つ。愛知は公立小中学校のうち参加希望校は10.6%、抽出対象校を除くと12%だ。名古屋市は抽出された学校以外に1校も参加しない。

名古屋市の抽出対象校は小中合わせて62校。このほかに利用を希望する学校は、1校もない。市教育委員会の担当者は「2005年度から、市独自の学習状況調査をしている。対象は小5と中2で1年違うが、全国学力テストに3年間参加してみて、同じような傾向だと分かり、それでやっていけると判断した」と話す。

全国で唯一、2回目まで参加を拒否し、昨年から参加した愛知県犬山市は、今回は学校ごとの判断に委ねる方針。1月の市校長会議では、市内の14小中学校中、12校が不参加の意向を示した。各校長からは「他のテストで代用できる」「試験が新年度の初めにあり、負担が大きい」などの意見が出た。

愛知県教育委員会義務教育課の担当者は「全国テストが始まって自前のテストをやめた県もある。そういう県が利用を希望しているのでは。愛知県は、もともと全県テストをしていなかったので、影響は小さい」と話した。

全国学力テスト 兵庫は82%が参加
(神戸新聞 3/5付)

兵庫県内では、全小中学校の81.9%にあたる948校が全国学力テストに参加する。そのうち642校は抽出対象外の学校で、国から問題の提供を受ける「自主参加」を希望している。

自主参加は、抽出対象外の学校の75.4%に達する。小野市では、学力テストが行われる4月20日、対象外の学校でもテストを実施。市教委は「学力テストの結果を授業力向上に生かしたい。過去のデータとの比較もできる」と説明する。

「過去3回のテストは学力を伸ばす点で意義があった」とみている川西市も、国の問題を各学校に配布し、活用してもらう方針だ。

一方、神戸市と明石市は、抽出校では学力テストを実施するが、自主参加は見送る。明石市は「過去の学力テストでは、国や県の傾向とほとんど変わらなかった。各学校の学力は把握できており、学力向上にも取り組んでいる」と話す。

また、抽出方式への変更に合わせ、川西市や猪名川町は、新たに市町独自のテストをする方針を表明。県教委も「今後、国の動向をみながら、県の独自調査が必要かどうか検討していく」としている。(中島摩子、紺野大樹)


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鮎滝 渉

Author:鮎滝 渉
千秋真一に23%似ているらしいブロガーです。
実家である愛知県に戻ってきました。
ほぼ日刊で更新中。日々の巡回サイトに加えてやってください。
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ブロガー名を、「鮎滝 渉」へ改めました。
私が自分に付けた最初のペンネーム。そして、「一角の者になるまでは使うまい」と思ってた名でもあります。

大して公知のペンネームというわけでもありません。が、1回目の中小企業診断士試験の失敗以降、あれこれと思い悩む中、「“輝かしい名としようする執着”はかえって醜い。そろそろ、この名を名乗る覚悟をしよう」と決意。鮎滝の名を使うことにしました。

ちなみに、旧ブロガー名は「スクナビコナ」。
日本神話に出てくる知恵の神様の名前です。恐れ多い名前ですが、ブログをする気構えとして、使っておりました。

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