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トヨタが公開実験で欠陥に反論 ・・・南イリノイ大が“証明した”のは配線組替によるショートだった

公開実験で欠陥に反論 トヨタ「急加速あり得ない」
(中日新聞 3/9付)

【ニューヨーク=阿部伸哉】トヨタ自動車は8日、突然の急加速の原因として電子制御システムの欠陥を指摘する声があることを受け、米カリフォルニア州で外部機関を交えて公開実験をした。大量リコール(無料の回収・修理)を急ぎ、企業イメージ回復を図る傍ら、米議会やメディアで取りざたされる電子部品欠陥の可能性には徹底的に反論していく姿勢を見せた。

実験は、一部トヨタ車が「アクセルペダルを踏まなくても急加速する」と主張する南イリノイ大学のギルバート教授の主張を否定することが目的。
同教授は2月23日の米下院公聴会で証言し、電子回路の特定部分に傷をつけた上で抵抗を加えてショートさせると安全装置が機能せずに急加速すると指摘。米ABCテレビにも出演するなど、「電子欠陥」の疑惑を主張する中心的人物とされる。

トヨタはスタンフォード大学自動車研究センターや外部調査会社にも参加してもらい、インターネット上で中継しながらギルバート教授の実験を再現。アクセル関連の配線の絶縁体をはがして、遠く離れた別の配線と接触させるなど、「自然状態では起こり得ないシナリオ」と結論づけた。

一方、米下院監視・政府改革委員会のタウンズ委員長(民主党)は8日、ロサンゼルス・タイムズ紙の記事を取り上げ、過去に日本の従業員が幹部に出したとされるトヨタ車の安全面での問題を指摘したメモを提出するようトヨタに求めた。トヨタ側は「メモが存在するかどうか分からない」としている。

南イリノイ大が“証明した”のは配線組替によるショート
「トヨタ車の急加速を証明した」と、米国下院公聴会で証言に立ち、一躍、時の人として米国マスメディアへ多数出演している南イリノイ大学のギルバート教授。

そのギルバート教授が行ったのは、「エンジンを制御するコンピューターとアクセルを結ぶ複数のコードの保護カバーを傷つけて接触させ、一定の電圧をかけた場合にエンジンの急加速が起きる」という“証明”。

今回の公開実験に立ち会ったスタンフォード大学機械工学のクリス・ゲルデス教授は、「(公聴会で示された)調査結果は、不具合が起こる状況が非現実的で、何の証拠にもならない」と述べ、現実に起こり得ないとの認識を示しました。さらに、ギルバート教授の実験方法について「意図的に手を加えない限り起こり得ない配線で、トヨタ車の配線とはまったく別のものだ」と否定し、会見では、フォードやBMWなどトヨタ車以外の車に同じ配線を施し、急加速が起きる様子を実演しました。

これはゲルデス教授の言われる通りで、配線を組み替えて「急加速することを証明しました」って言うのは、“証明”とは言いません。
配線を勝手に組み替えれば、当然、電流が正常に流れずに回路はショートします。南イリノイ大学のギルバート教授がやったことは、「故障要因を作ったら、ちゃんと故障しました」と言っているだけです。

配線を傷付けたり、配線の組み替えが要るような状況は、取扱説明書があれば「お客様がこういう改造をされた場合、当社は安全責任を負いかねます」と記述されるような類のものです。パソコンや家電でも、「故障かな?」と思っても、配線部分を触らないように本体や取扱説明書に注意書きされています。

急加速を体験したと証言しているのは、一般のご婦人
さらに付け加えると、米国下院公聴会でTOYOTAを「恥を知れ」と罵り、急加速を体験したときの恐怖を証言したロンダ・スミスさんを思い出す必要があります。

↑公聴会で証言するロンダ・スミスさん(右)と夫のエディー・スミスさん(左)

トヨタ車の急加速についてTOYOTAの責任追及をするための証拠は、このご婦人のような一般ユーザーが、通常の運転時に陥るものでなければなりません。
ロンダ・スミスさんが、「急加速する」というプリウスに乗っていたのは走行距離3,000マイル(約4,800km)まで。その後、スミスさんが売却したプリウスを購入したユーザーのもとでは、30,000マイルまで走行を重ねていましたが、急加速は体験していないと言います。

仮に、スミスさんが乗っていたときに配線の一部で絶縁体が割けており、いつ回路のショートを起こしてもおかしくない状態だったのであれば、27,000マイルも急加速事故を起こさずに済んでいるというのは大いなる奇跡です。

ギルバート教授は、研究室の中の研究者を貶めた
個人的に自動車の配線をいじったりすることはないであろうスミスさんの証言と、配線をいじったら急加速が再現できたという南イリノイ大学のギルバート教授の証言の間には、「現実に、それが起き得たかどうか?」という落差があります。

研究室の中であれこれいじくり回していれば、現実に起こるかどうかを度外視した、不具合らしきものが出てくるでしょう。しかし、研究室の中での実験から公聴会や裁判での証言につなげるには、「一般ユーザーが同じ事をするかどうか?」「もしやったとして、それはユーザー責任ではなくメーカー責任だと言えるのか?」という、常識とのつながりまで考えなければ不十分です。

「配線を変えると、急加速に陥ることは分かった。しかし、素人が配線をいじるのか?」
この問いが頭を過ぎりもしなかったのだとしたら、ギルバート教授の研究者としての姿勢は大いに疑問です。


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鮎滝 渉

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千秋真一に23%似ているらしいブロガーです。
実家である愛知県に戻ってきました。
ほぼ日刊で更新中。日々の巡回サイトに加えてやってください。
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ブロガー名を、「鮎滝 渉」へ改めました。
私が自分に付けた最初のペンネーム。そして、「一角の者になるまでは使うまい」と思ってた名でもあります。

大して公知のペンネームというわけでもありません。が、1回目の中小企業診断士試験の失敗以降、あれこれと思い悩む中、「“輝かしい名としようする執着”はかえって醜い。そろそろ、この名を名乗る覚悟をしよう」と決意。鮎滝の名を使うことにしました。

ちなみに、旧ブロガー名は「スクナビコナ」。
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