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毒ギョーザ事件、単独犯?混入時期も不明 ・・・呂容疑者は、本物の犯人なのでしょうか?

単独犯?混入時期も不明…毒ギョーザ事件
(読売新聞 3/28付)

千葉、兵庫両県の3家族10人が被害に遭った中国製冷凍ギョーザ中毒事件で、製造元の「天洋食品」(中国・河北省)の元臨時従業員が逮捕された。

工場の食堂の管理人だったという男は、いつどのように有機リン系殺虫剤「メタミドホス」を混入したのか。これまでに浮上した疑問点や、今後の捜査の課題をまとめた。

◆どこで
兵庫県の家族3人が天洋食品のギョーザを食べて中毒になったのは2008年1月5日。このギョーザは前年の10月1日に天洋食品で製造され、その日のうちに袋詰めにされると、段ボール箱に梱包された状態で約1か月間、工場内に保管、11月2日に輸出されて、4日後に大阪港に到着した。

一方、千葉県の2家族7人が食べたギョーザの製造は同年10月20日で、23日に工場から出荷され、11月5日に横浜港に着いている。

二つの事件のギョーザが工場に同時に保管されていたのは10月20日~23日の4日間。食堂の管理人だった呂月庭容疑者(36)は、どのタイミングでメタミドホスの混入が可能だったのか現時点ではわかっていない。

輸入元の親会社・日本たばこ産業が08年2月に行った説明では、ギョーザの製造過程は「調理」と「包装・梱包・冷凍」に分かれ、指導スタッフも巡回する中、調理の過程での混入は難しいとしていた。

呂容疑者の周辺からは注射器2本が押収され、メタミドホスも検出された、と中国側は日本に伝えている。兵庫県の家族が食べたギョーザの袋には、直径約1ミリの穴が開いていたことが判明しており、包装後のいずれかの段階で注射器で注入した疑いが濃厚になっている。


◆被害の認識
日本人に被害者が出る可能性があるということを、呂容疑者がどの程度認識していたのかもポイントだ。

天洋食品は近年、日本向けの加工食品を専門に製造していたとされ、事件発覚後の08年2月2日に開いた記者会見では、07年の日本向けギョーザの年間輸出量が3970トンに上ることを明らかにしている。

呂容疑者の逮捕容疑は、無期懲役刑や死刑もある「危険物質投入罪」とされる。警察庁は「この罪が日本の殺人未遂罪などに該当するかどうか見極め、中国にどのような処罰を求めるべきか検討したい」としており、近く幹部を中国に派遣し、中国での捜査状況を確認する。

◆長期間の可能性
「長期間、臨時工として勤務しても正社員にしてもらえなかった」。呂容疑者は動機をそう供述していると、中国側が連絡してきているが、単独犯かどうかの説明はないという。

09年1月には、中国当局が、天洋食品の元従業員数人を事情聴取したことも明らかになっているが、その時の捜査と今回の逮捕がどう関係するのかも不明だ。

08年2月には、前年の11月に販売された天洋食品製のギョーザから、別の有機リン系殺虫剤ジクロルボスが検出されている。このギョーザが製造されたのは、千葉、兵庫両県の家族が被害に遭ったギョーザより約4か月前で、殺虫剤の混入は長期間続いていた可能性もある。「呂容疑者1人ですべて混入できたのだろうか・・・」。警察庁幹部は首をかしげながら語った。

・・・呂容疑者は、本物の犯人なのでしょうか?
読売新聞などは、「兵庫県高砂市の事件でのパッケージには穴が空いていた」「自主回収した冷凍ギョーザに、袋の外側にメタミドホスが付着していたものの、内部は汚染されていないものが複数あった」ということから、中国当局の発表通りに呂容疑者が真犯人という姿勢で記事を書いているようです。

しかし鮎滝は、警察庁幹部の「呂容疑者1人ですべて混入できたのだろうか・・・」という疑問に、強く同意します。

千葉県千葉市、千葉県市川市の事件のパッケージについては、千葉県警が、穴の有無を含めて外部からメタミドホスが混入した形跡のないことを確認しています。
もう少し詳しく言及すれば、千葉市の被害者は2人でさらに未調理分ギョーザからメタミドホスを検出しており、市川市の被害者は5人でパッケージの内側からもメタミドホスが検出しています。パッケージに形跡を残すことなく、1つの袋について最低でも5個のギョーザの具と皮の両方へ農薬を入れる道具として、注射器は考えにくい道具です。

高砂市の事件でも被害者は3人。この3人が1つのギョーザを分け合ったのでもない限り、農薬入りギョーザは少なくとも3個は入っていたと考えるのが自然です。3個のギョーザに1つの針穴で農薬を注入するでしょうか?

千葉県の2件を注射器で再現するのは困難では?
鮎滝は、呂容疑者が証言しているという犯行手口で説明できるのは存在しないと考えています。

特に、千葉県での「1つのパッケージに複数個、農薬入りギョーザを混入させられていた」という被害結果は説明が付きません。
注射器でこの犯行をするには、5個、6個とパッケージに注射の跡ができるはずです。1つの穴で無理に複数個のギョーザへ農薬を入れようとすればパッケージが割けてしまうでしょうから、混入させたい個数だけ注射器を突き立てた方が、痕跡は小さくばれ難くなります。

袋詰めが済む前に抜き取り、どこか他の場所で農薬を入れてラインに戻すという方法も考えることはできます。ですが、この方法でも表面の皮に農薬を塗ることは可能でしょうが、具の中へ農薬を注入するにはかなりの困難をともなうでしょう。

「天洋食品」の名を貶めるには、犯行がばれることなく、農薬入りギョーザが消費者の手元に届かなければなりません。犯行がばれないようにするには、犯行方法はよりシンプルになるはずです。

千葉県の2件については、「メタミドホス付きの手袋でギョーザの成形作業をする」といった犯行の方が、被害結果との因果関係を合理的に説明できます。その手袋のまま箱詰め作業の手伝いをすれば、パッケージだけにメタミドホスが付着したものも出荷されるでしょう。

呂容疑者の逮捕容疑は、無期懲役刑や死刑もある「危険物質投入罪」。えん罪であればとんでもないことです。呂容疑者には何の義理はありませんが、合理的に説明の付かない犯行手口をもって犯人とされている状況には、「密室での厳しい取り調べで心が折れた」という背景が感じられてなりません。


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父『まさか息子が関係してたとは』 ギョーザ事件 両親に聞く
(東京新聞 3/28付)

【石家荘(中国河北省)=朝田憲祐】放し飼いのヒツジの群れを抜け、山肌がむき出しの山を登った。省都・石家荘市から車で西へ二時間ほど。中国製ギョーザ中毒事件で拘束された呂月庭容疑者(36)の実家は寒村の一番奥にあった。

十畳ほどの土間の家で、家具と呼べるのはベッドとちゃぶ台くらい。天井の裸電球が唯一の電気製品だ。

「文字が読めないから新聞は取っていない」。着古した紺色の作業服姿の父親(66)は「外国人の訪問も取材も初めて」と話し、ごつごつした手で記者に茶をついでくれた。

この農村の大半はトウモロコシ栽培で生計を立てる。呂容疑者は村の中学を卒業後、しばらく農作業を手伝った。だが、トウモロコシの収入は年・2000元(約2万7000円)ほど。都市部の高度経済成長とは裏腹な農村の一面がある。父親は「今も昔も、食べていくのがやっと」という。

呂容疑者は20歳を前に石家荘市へ。その後、結婚して2児をもうけた。「仕送りは一度も受けてない。息子も苦しいんだろう」

呂容疑者と最後に会ったのは今年2月の春節(旧正月)だった。呂容疑者は「勤務先の食品工場がトラブルで閉鎖され、別の仕事をしている」と打ち明けたが、事件には一言も触れなかった。

記者がギョーザ中毒事件の概要を告げると、多弁だった父親は突然ひざを崩し、動けなくなった。やがて目には涙が。十秒ほどして「私には、どうすることもできない」。警察当局が昨年末、村役場に聞き込みに訪れたが、父親は「まさか息子が関係していたとは」とぽつり。

隣にいた母親(61)は耳と口が不自由で、父親とのやりとりは分からなかった。ただ、息子の話題であることは理解したようで、壁に張られた呂容疑者の写真を指さし、こぼれそうな笑顔で楽しげな声を上げた。記者には「自慢の息子よ」と言っているように聞こえた。

村人たちは、呂容疑者の拘束の知らせに驚きを隠さなかった。六十代の男性は「あんなにおとなしい子がどうして・・・」と絶句。食料品店経営の女性は「お父さんは人格者で息子も優しくて素直。けんかするタイプでもなかった」と信じられない表情だった。
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Author:鮎滝 渉
千秋真一に23%似ているらしいブロガーです。
実家である愛知県に戻ってきました。
ほぼ日刊で更新中。日々の巡回サイトに加えてやってください。
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ブロガー名を、「鮎滝 渉」へ改めました。
私が自分に付けた最初のペンネーム。そして、「一角の者になるまでは使うまい」と思ってた名でもあります。

大して公知のペンネームというわけでもありません。が、1回目の中小企業診断士試験の失敗以降、あれこれと思い悩む中、「“輝かしい名としようする執着”はかえって醜い。そろそろ、この名を名乗る覚悟をしよう」と決意。鮎滝の名を使うことにしました。

ちなみに、旧ブロガー名は「スクナビコナ」。
日本神話に出てくる知恵の神様の名前です。恐れ多い名前ですが、ブログをする気構えとして、使っておりました。

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