中小企業診断士をめざしつつ、日々のニュースやおススメ本など話題を提供。「突然スピーチを頼まれた」「ちょっと小生意気な話」など話のネタにしてください。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

年度末株価1万1,089円 昨年度末比37%上昇 ・・・結局、ほとんど民間活力での立て直し

年度末株価1万1,089円 昨年度末比37%上昇
(産経新聞 3/31付)

2009年度末となる31日の東京株式は小幅続伸し、日経平均株価の終値は、前日比7円20銭安の1万1,089円94銭となり、08年度末の8,109円53銭から2,980円値上がりし、上昇率は36.8%に達した。上昇は06年度以来3年ぶり。昨年度末は、リーマン・ショックと世界同時不況の直撃を受けたが、最悪期を脱して緩やかに回復した日本経済と足並みを合わせ、株価も回復した。

■2009年度日経平均株価推移


ただ、リーマンショック前の07年度末の1万2,525円54銭を下回る低水準。先行きにも、デフレ不況や鳩山政権への不信など不安材料が多く、本格回復には懐疑的な見方が多い。

昨年度末の株式市場は、散々だった。3月10日にバブル崩壊後の最安値となる7,054円98銭まで下落。政府の株価対策で、年度末には1,000円以上回復したが、02年度末以来6年ぶりの安値を記録し、08年度1年間の値下がり率は35%に達した。

その後、中国などの新興国経済の急回復を牽引役に輸出主導で日本経済も08年1~3月期を底に最悪期を何とか脱出。政府の景気対策による下支えもあり、株価も緩やかな回復基調が続き、前日の30日には1年半ぶりに1万1,000円台を回復した。

年度最終日となるこの日は、米国株高や円安を好感し午前中は小幅続伸し1万1,100円台を回復した。しかし、午後に入ると、利益確定の売りに押され、マイナスに転じた。

株価の大幅な回復は、消費や企業マインドへの好影響が期待されるが、市場では「デフレ不況に加え、鳩山政権への不信も高まっており、一段の上値は狙いづらい」(アナリスト)との声が聞かれた。

・・・結局、ほとんど民間活力での立て直し
「中国は60兆円からの内需拡大政策を行ってV字回復した。日本もチマチマとしたものではなく、大規模な財政出動で経済を下支えすべきだ」というのが、亀井金融相の持論。

しかし結局は、今年の1月28日に成立した2009年度第2次補正予算の効果はあったのか検証する間もなく、3月24日に成立した2010年度本予算も待たずに、日経平均株価は37%回復しました。

エコポイント制度やエコカー減税など、麻生内閣が残した景気刺激策の効果はあったでしょう。けれども、鳩山内閣が2009年度の日本経済に及ぼした影響は、「政権交代による期待感」と「09年度第一次補正予算の一部執行停止」など。この37%の株価回復は、ほとんど民間企業の努力の賜物です。

亀井金融相の「財政出動論」は、日本では通用しにくい
「不況だ、雇い止めだといって家計は財布の紐を固くしている。資金を出せるのは政府しかないじゃないか」「日本国債は、ゆうちょ銀行など日本国内の金融機関で引き受けており、米国のように他国へ売り込みをかけていない。だからまだ外国へ売り込める分だけ余裕がある」という亀井金融相らの論理は、ある面では正しいことを言っています。

しかし、決定的に誤っている部分があります。それは、「今日の平均的日本人は、今日の平均的中国人ほど物不足でない」ということです。

日本の内需拡大は、これまで使ってきた製品を新製品に替える“買い替え需要”が中心となるのに対し、中国の内需拡大は、今まで手に入らなかった製品を買う“新規需要”です。
中国でも都市部では買い替え需要となっていますが、内陸・農村部に住む10億人の中国人は、1960年代の日本人がそうであったように、「今日はテレビがきた(カラーテレビではなく液晶やプラズマテレビですが)。明日は自家用車だ(カローラではなく低燃費車ですが)」という段階です。だからこそ、その消費刺激は、すぐに経済状況へ反映されます。

一方の日本は、「新製品が出たけれども、まだ今のが使えるからなぁ」という消費者心理を超えなければならないわけで、30兆円の財政出動をしても、それが40兆円、50兆円の税収として戻ってくることは期待薄です。

現に地デジ対応の普及率は、「2011年7月にアナログは停波します」「省エネ基準をクリアした地デジ対応テレビにはエコポイントを交付します」といった宣伝や買い替え需要刺激を続けているのに、昨年9月段階で目標普及率72%に届かない69.5%。都道府県別最下位の岩手県に至っては、普及率55.2%に止まっています。
この重い消費者心理は、政府の財政出動ではまず動きません。

必要なのは、老後の蓄えを心配しない老後と外貨獲得支援
日本国内の預貯金の60%は、60歳以上の方々によって形成されているもの。つまり、今の日本には「老後の蓄えを心配する老後」が溢れているわけです。

この不安感につけ込んでいるのが、架空の投資話による詐欺。詐欺を取り締まるのは当然のこととして、みすみす詐欺にとられることない環境整備こそ必要なのです。
ちゃんと欲しい介護サービスを購入してもらったり、子や孫が働いている地元企業を支える金融機関で定期預金を組んでもらったり、老後の蓄えを使い切っても年金で日常生活はできるようにしたりと、その姿は中国の内需刺激策とは大きく異なります。

また日本は、基本的に原材料を外国から買って、高付加価値製品に作り上げて輸出する「加工組立産業」が主力。メタンハイドレードや核融合炉の実用化でも果たさない限り、鉄やアルミ、銅、石油の出ない日本にとって、内需はリスク分散先の1つに過ぎません。

そうした日本にとっては、外貨を獲りに行く企業への後方支援が要ります。
IKEAは、わざわざ人口・925万人の北欧の国スウェーデンから日本円を獲りに来ている企業です。同じくスウェーデンの通信機器メーカーのエリクソンは、携帯電話通信設備のシェアで世界一の企業。携帯電話端末では、人口・532万人の国フィンランドのNOKIAが、39.2%で世界一のシェアを誇っています。

日本には、中国のような大規模財政出動での内需刺激策は要りません。
借金に借金を重ねた財政出動は、800兆円とか1000兆円とか、個人ではどうしようもない天文学的借金残高を日本国民に突きつけて、健全な日本の消費者を恐れ戦かせ、より一層に強く財布の紐を締めさせるだけ。はっきり言って逆効果です。

スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
アクセスカウンター
プロフィール

鮎滝 渉

Author:鮎滝 渉
千秋真一に23%似ているらしいブロガーです。
実家である愛知県に戻ってきました。
ほぼ日刊で更新中。日々の巡回サイトに加えてやってください。
-------------------------
ブロガー名を、「鮎滝 渉」へ改めました。
私が自分に付けた最初のペンネーム。そして、「一角の者になるまでは使うまい」と思ってた名でもあります。

大して公知のペンネームというわけでもありません。が、1回目の中小企業診断士試験の失敗以降、あれこれと思い悩む中、「“輝かしい名としようする執着”はかえって醜い。そろそろ、この名を名乗る覚悟をしよう」と決意。鮎滝の名を使うことにしました。

ちなみに、旧ブロガー名は「スクナビコナ」。
日本神話に出てくる知恵の神様の名前です。恐れ多い名前ですが、ブログをする気構えとして、使っておりました。

スポンサー広告
↓あなたもブログ始めるなら↓ 無料blog

↓アフィリエイト始めるなら↓ アフィリエイト・SEO対策

↓英会話を始めるなら↓ 英会話スクールWILL Square

↓アクセスアップなら↓
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
ブログランキング参加中
応援してやってくださいm( _ _ )m
↓ワンクリックお願いします↓


ブログランキング・にほんブログ村へ

にほんブログ村 ニュースブログへ

にほんブログ村 本ブログへ

にほんブログ村 漫画ブログへ

にほんブログ村 本ブログ おすすめ本へ

にほんブログ村 漫画ブログ コミックス感想へ

本を買う
↓楽天ブックスを使う↓

---------------------------
↓アマゾンで商品検索↓

---------------------------
↓ベストセラー本のご紹介↓
カテゴリー
最近の記事
ブログ内検索
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
RSSフィード
リンク
このブログをリンクに追加する
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。