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上海万博、パクリもみ消し工作判明 ・・・著作権問題は、著作権者の不利益となるかどうか

上海万博、パクリもみ消し工作判明
(デイリースポーツ 4/20付)

5月1日に開幕する上海万博のPRソングが、シンガー・ソングライターの岡本真夜(36)の1997年のヒット曲「そのままの君でいて」の盗作との疑惑が出ている問題で、問題発覚直前に上海万博事務局が関係者を通じ、岡本の所属レコード会社に「岡本さんの楽曲をカバーしたい」と申し入れをしていたことが19日、分かった。“もみ消し工作”も判明したことで、事態は急展開。事務局側は事実上盗作を認める形で同日、正式に、岡本側に楽曲の使用を申請し、岡本側は使用を認めた。

公式PRソング「2010君を待っている」の盗作を、上海万博事務局が事実上、認めることになった。岡本の事務所によると、万博事務局からの楽曲使用の正式な申請は19日に電子メールであったという。近日中に詳細を打ち合わせるとし、事務局側が盗作を認めたかどうかについては明らかにしていない。

中国ではネットユーザーを中心に万博当局の対応に批判が起きており、問題を長引かせないよう、異例の対応を取ったとみられる。また、当局が問題の“もみ消し工作”をしていたことが発覚したのも致命傷になったもようだ。

関係者によると、今月14日には、万博事務局の依頼を受けた中国人の音楽関係者が、岡本の所属レコード会社に「上海万博のテーマソングとして岡本さんの楽曲をカバーしたい」と電話で要請。「15日の昼ごろまでに話をクリアしたい」と結論を急いでいたという。疑惑は15日に中国メディアが報じ、日本でも公になった。中国メディアの取材に、万博事務局は慌てたのだろうか?

レコード会社はすぐに岡本の事務所に連絡。PRソングのビデオはすでに放映されており、岡本側はカバーの依頼を承知し、曲は類似でなくカバーであることを認めるよう求めていた。また、万博事務局は非公式ながら盗作疑惑について謝罪のために来日することも岡本側には打診していたという。

万博事務局は岡本側への楽曲使用の申請について、共同通信の取材に「分からない」としている。
なお、騒動の影響で、岡本の「そのままの君でいて」は、最新のレコ直総合ランキングで、圏外から30位に上昇した。

著作権とは?
著作権とは、著作物に対する独占的・排他的権利で、その権利は著作物として表現された瞬間から認められます。著作者は、著作物を表現した人であり、プロ・アマを問いません。普通の小学生が書いたブログも、その小学生が、そのブログの著作権者となります。

また、著作権は大きく「著作者人格権」と「財産権」に分けることができます。
「著作者人格権」とは、著作者の人格的利益に関する権利。著作物が、著作者の精神的創作活動から作られたものと定義されることから生じる権利で、公表権(その作品を公表するかどうかの決定権)、氏名表示権(著作者氏名の表示方法の決定権)、同一性保持権(著作者の意図に反したタイトル・内容変更をさせない権利)が認められています。

具体的には、著作者が「これは失敗作だから世に出さない」という作品を勝手に出されないこと、歌手として歌うときと作詞・作曲をするときとで別の名称を使えるといったことになります。

「財産権」とは、複製権や上演権、放送権、口述権、展示権、頒布権、貸与権、翻訳権など。著作物を販売したり上演したりすることで、著作者が得られる経済的利益の保護です。

著作権の侵害については、故意・過失を問いません。著作権者は、著作権の侵害または侵害されるおそれのある行為への差し止め請求ができ、著作権を侵害されたことで生じた損害の賠償請求、不当利得の返還請求、声望・名誉回復措置の請求ができます。

著作権問題は、著作権者の不利益となるかどうか
では、どういうときに著作権侵害が問題になるかというと、結局、「著作権者が、自分にとって不利益と考えるかどうか?」が基準となります。

仮に、周囲が「あれは○○のパクリだ!」「盗作だ!」と大騒ぎしても、当の著作権者が「別に使って頂いて問題ありませんよ」と言えば問題は終結です。
ネット上で改良してもらったり、広く使ってもらったりするために、プログラムのソースを無料公開するのは一つの典型といって良いでしょう。この場合のプログラムの公開者は、同一性保持権や財産権などの行使できる権利を、あえて放棄したという扱いになります。

50音で平仮名・片仮名、濁音、半濁音、漢字、アルファベット、数字、記号を用いる小説・文書において、偶然の一致はまずあり得ません。しかし、リズムとメロディーに分解できるものの、多くがドレミの順列組み合せで表現される音楽には、偶然の一致の確率は常に存在すると考えられます。

そうなった場合、問題視するかどうかは、所属事務所なども利害関係者ですから口出しをできますが、究極、著作権者の判断になります。「これは、絶対にわざとマネされたものだ。許せない」となれば法廷闘争もあるでしょうし、「偶然の一致と言うこともあるし」と許すこともあるでしょうし、「これでまた自分の作品が注目されたなら、プラスマイナス0かなぁ」と判断することも構わないわけです。

法の秩序と著作権者の権利関係
法律が定められている以上、『法の秩序』というものはあります。ですが、「お前にはこの歌は2度と歌わせない」ということも通るように、財産権の帰属などに関わる民法系の法律は、当事者間での折り合いを重視します。

『当事者間での折り合い』を重視すると言うことは、岡本さんと上海万博事務局で通ったからと言って、他のケースがなし崩し的に通るわけではないことも意味しています。当事者間で交渉する中で法的手段に訴えるということになれば、当然、著作権法や民法の適用による紛争解決になります。


追記:
ところで、5月1日に開幕する上海万博のPRソングが、なぜ開催2週間前に問題化するのでしょうか?
この時期まで問題化しなかったと言うことは、それだけPRソングの放映範囲が狭かったということ。大した広告宣伝をしてこなかったことを表しているように思われます。開催期間が5月1日から10月31日までと長いとはいえ、こんなドタバタで集客できるほど、上海万博は自信に満ちあふれた内容となっているのでしょうか?

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鮎滝 渉

Author:鮎滝 渉
千秋真一に23%似ているらしいブロガーです。
実家である愛知県に戻ってきました。
ほぼ日刊で更新中。日々の巡回サイトに加えてやってください。
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ブロガー名を、「鮎滝 渉」へ改めました。
私が自分に付けた最初のペンネーム。そして、「一角の者になるまでは使うまい」と思ってた名でもあります。

大して公知のペンネームというわけでもありません。が、1回目の中小企業診断士試験の失敗以降、あれこれと思い悩む中、「“輝かしい名としようする執着”はかえって醜い。そろそろ、この名を名乗る覚悟をしよう」と決意。鮎滝の名を使うことにしました。

ちなみに、旧ブロガー名は「スクナビコナ」。
日本神話に出てくる知恵の神様の名前です。恐れ多い名前ですが、ブログをする気構えとして、使っておりました。

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