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東京都青少年健全育成条例:アニメ描写「しずかちゃん入浴ならOK」 ・・ここまでくるとネタの次元

東京都青少年健全育成条例:アニメ描写「しずかちゃん入浴ならOK」
(読売新聞 4/27付)

東京都は26日、18歳未満の性行為を露骨に描いた漫画やアニメの販売・レンタルを規制する東京都青少年健全育成条例の改正案についての質問回答集を作成した。

同改正案が「表現の自由を侵害する」などと批判を浴びている問題に反論しようとするもので、「回答」では、「創作や出版、大人への販売は自由」と表現の自由を侵害するものではないと強調。「裸のシーンはすべて規制される」という誤解には、「ドラえもんのしずかちゃんの入浴シーンは規制されない」などと、6作品の具体的な場面を挙げて説明した。都のホームページに掲載される。

改正案は2月に開会した都議会に提案されたが、民主党などに一般から多数の反対意見が寄せられたことから継続審議となっている。

東京都作成、全28ページの力作の質問回答集
▽漫画やアニメなどの創作物の規制は、「表現の自由」を侵害するのではないですか。また、漫画家など、制作者の創作活動を萎縮させることになりませんか?
▽「非実在青少年」とは何ですか?
▽18歳未満の登場人物の性的描写であれば、全て規制対象になるのですか?
▽「非実在青少年」のパンチラや、おっぱいやお尻が見えるシーン、裸のシーン、入浴シーンやシャワーシーンがある漫画は、全て規制されるのですか?
▽東京都だけが新たに「青少年の性行為が描かれた漫画」を規制するのはおかしいのではないですか?
▽現実の子供の性交経験率は高くなっているのに、子供の性行為を描いた漫画を子供から遠ざけても意味がないのではないですか?
▽コミックマーケットなど同人誌販売会は対象になるのですか?
――などなど25の質問に対して、東京都青少年・治安対策本部が答える全28ページの力作の質問回答集(東京都公式HP内)

青少年健全育成条例が都提案である分、役人が大真面目に答えており、予想の遙か上を行く爆笑の内容でした。よくもまあ、この質問群に対して心折れることなく、言葉を尽くして答えたものだと感心します。もうネタの次元です。
役人というのはスゴイですね。色々な意味で。

せっかくの力作ですから、一つ応戦しましょう
鮎滝自身も、東京都青少年健全育成条例については「どこからが規制のボーダー・ラインなのか?」と問いかけた口です。なので、一つ応戦させていただきます。

どうしても引っかかるのが、「20.なぜ、小説は規制の対象になっていないのですか?」という質問への回答。

東京都は、「小説は、その表現に用いられる言葉が様々であり、それを読んだ人の年齢、性別、経験、読解力などにより、捉え方や感じ方が千差万別であって、絵や映像のように一律・具体的・客観的な印象を与えるものとは言えません。例えば、性器や性交を表す言葉自体多岐にわたり、どんな子供でもすぐにその意味が理解できるものではありません。
これに対し、漫画などの「絵」は、年齢にかかわらず、何を表しているかを見るだけで具体的に捉えることが可能です。」と答えています。が、この論理には無理があります。

文章でも、一律・具体的・客観的な印象は与えられる
主人公が中学生や高校生であることを書けば、年齢を書いてしまえば、学園モノという設定で書けば、文章でも一律・具体的・客観的な印象を与えることは可能です。

つまり小説でも、「客観的印象を与えないように、年齢を書かなければ良いのか?」「兄妹関係ぐらいでぼかせば良いのか?」「○学生とでもするか?」といった境界線議論の余地は存在するわけです。およそ優れた文学をどのように生み出すかという文学論とは別次元の議論に、どこまで作家は、社会は力を割く価値があるのでしょうか?

しばしば誕生する高校生作家などは、等身大の高校生である自分が表現する作品の設定として、高校生を主人公に置くことが多いでしょうし、内容が恋愛小説なら官能小説のように具体的に書かなくとも「性交渉があった」という描写を書く展開はあり得ます。

書籍出版となると、編集者が止めたり、別の表現が出来ないか話し合ったりするかもしれませんが、編集者の目が入らないケータイ小説ならそのまま通ります。すると、子ども同士の口コミで「過激でおもしろいよ」という評判が広がり、子どもたちが隠れてケータイで読むアンダー・グラウンド化を招いてしまうかもしれません。そうやって地下に潜ってしまう方の危険性を考えれば、いたずらな境界線議論をともなう規制は、そもそも避けた方が良いでしょう。

石原慎太郎氏による小説『太陽の季節』はOKなのか?
『太陽の季節』は、「“高校生”津川竜哉は、ある夜盛り場で知り合った少女英子と肉体関係を結ぶが、竜哉は英子に付き纏われるのに嫌気がさし、英子に関心を示した兄道久に彼女を5000円で売りつける。
それを知った英子は怒って道久に金を送り付け、3人の間で金の遣り取りが繰り返される。
そんな中、英子が竜哉の子を身籠ったことがわかり、英子は妊娠中絶手術を受ける。しかし中絶手術は失敗し、英子は腹膜炎を併発して死去。葬式で竜哉は英子の自分に対する命懸けの復讐を感じ、遺影に香炉を投げつけ、初めて涙を見せた」というあらすじの短編小説。

高校生が一晩だけの肉体関係を結ぶだけでなく、相手の女性を金で兄へ売りつけたり、だらだらとあいまいな関係を続ける中で妊娠してしまった女性が中絶手術を受けるなど、非道徳も非道徳。

文章だけで絵がないからOKなどという道理を通したら、東京都青少年健全育成条例が掲げる「青少年の環境の整備を助長するとともに、青少年の福祉を阻害するおそれのある行為を防止し、もつて青少年の健全な育成を図る」という目的は、ウソになってしまうのではないでしょうか?

「流通はさせる。ただし、R指定として扱う」
それで充分なのではないでしょうか?


◆「東京都青少年の健全な育成に関する条例改正案 質問回答集」の作成について(東京都公式HP内)

――――――――――――――――――――――――――
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◆東京都の2次元児童ポルノ規制 ・・・「R指定と言われても、家庭では管理できません」ということ?(09/3/16)
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鮎滝 渉

Author:鮎滝 渉
千秋真一に23%似ているらしいブロガーです。
実家である愛知県に戻ってきました。
ほぼ日刊で更新中。日々の巡回サイトに加えてやってください。
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ブロガー名を、「鮎滝 渉」へ改めました。
私が自分に付けた最初のペンネーム。そして、「一角の者になるまでは使うまい」と思ってた名でもあります。

大して公知のペンネームというわけでもありません。が、1回目の中小企業診断士試験の失敗以降、あれこれと思い悩む中、「“輝かしい名としようする執着”はかえって醜い。そろそろ、この名を名乗る覚悟をしよう」と決意。鮎滝の名を使うことにしました。

ちなみに、旧ブロガー名は「スクナビコナ」。
日本神話に出てくる知恵の神様の名前です。恐れ多い名前ですが、ブログをする気構えとして、使っておりました。

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