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アフリカビジネスの光と影 トヨタ、南アで絶対的な存在 ・・・南アに根付くために48年間でも

アフリカビジネスの光と影 トヨタ、南アで絶対的な存在
(産経新聞 5/14付)

南アフリカ共和国南西部の大都市ケープタウンから飛行機で2時間、インド洋に面した白い砂浜が広がるリゾート地、ダーバン。ここにトヨタ自動車の現地子会社「南アフリカトヨタ自動車」の工場がある。約7300人が働く南アフリカ最大の雇用主だ。

世界中に工場を展開するトヨタが、南アフリカで生産を始めたのは約半世紀前の1962年。現地製部品の採用を増やしながら、主力車種「カローラ」などを生産しており、一部は欧州にも輸出している。

中国、インドなど新興国市場への出遅れが指摘されるトヨタだが、南アフリカでのシェア(占有率)は約22%でトップ。しかも、その座を約30年間維持してきた。

南アフリカは48年から94年までアパルトヘイト(人種隔離政策)を実施。国民の9割を占める黒人は満足な教育を受けることができなかったため、トヨタは工場内に職業訓練校を開校し、クルマづくりに必要な技術や技能、さらには一般常識などを指導してきた。

世界の主要国と歩調を合わせ、日本もアパルトヘイトを批判し、経済制裁を実施したが、この間もトヨタは日本で匠(たくみ)と呼ばれる優秀な熟練技能者や技術者をダーバンの工場に派遣し、クルマづくりのノウハウを伝授し続けていたという。そのため、「現地政府や関連企業にとってトヨタの存在は絶対的なもの」(日系商社)と映るようだ。

アフリカ大陸の総人口は世界の14%を占めるが、国内総生産(GDP)は4%にすぎない。しかし、南アフリカのGDPはタイとほぼ同水準で、アフリカ全体の約20%に達しており、アフリカ経済全体の牽引役となっている。

「(アフリカは)富裕層の下の中間層が厚く、消費市場としては有望だ」。トヨタで新興国を担当する布野幸利副社長は、モータリゼーションの進展が今後見込まれるアフリカを含む新興国市場について期待を寄せる。

こうした思いは他の日系自動車メーカーも同じ。日産自動車、ホンダ、スズキなどもすでに南アフリカに進出。デンソーなど自動車部品メーカーも次々と工場を建設している。

自動車メーカーだけでなく、電機メーカーもアフリカに熱い視線を送る。パナソニックは今年2月、日本の大手電機メーカーとして初めてナイジェリアに駐在員事務所を開設。エアコンの販売を強化しており、将来的には同国で年間110億円の増販を狙う。

だが、トヨタのような成功事例はまだ数少なく、全体の売上高、利益に対する貢献度も微々たるものだ。

「労働力人口は確かに大きい。しかし、企業にとって即戦力となる優秀な人材は少ない」。南アフリカに進出する日系企業を調査した日本貿易振興機構(ジェトロ)のスタッフはこう明かす。

・・・南アに根付くために48年間でも
TOYOTAが工場内に職業訓練校を開校し、48年間かけて、南アフリカ共和国にモノづくりを根付かせたことは高く評価できます。が、南アの人口は約5000万人。アフリカ大陸全体は10億人市場ですから、まだ「TOYOTAが南アに根付いたこと」を“光”とするには早いでしょう。

現在のアフリカで即効性を有している産業は鉱業。タンザニアの金、ザンビアの銅、ボツワナのダイヤへと抜ける“資源回廊”では、特に有力な産業となっています。ここを北上できてこそ、「アフリカビジネスの成功」と言えるのではないでしょうか?

しかし、この“資源回廊”周辺国へ、政治・経済ともに深く獲りに行っているのが中国。中国資本で建設した掘削施設へ、中国人管理職が入り、現地住民たちが鉱脈掘りを行っています。

途上国の開発においては現地国政府に口を出さない代わりに、本国の中国から資本・管理者・労働者を送り込み、現地で中国人商人たちによる中国人街を形成し、売上・給与所得を本国の中国へ送金するのが“中国流”。現地国へほとんど富・技術を落とさない中国流は、その国の国政選挙で「中国をはじめとする外国資本をとるか? 外国資本と訣別して自国労働者の保護をとるか?」が争点となるほど、深く入り込んでいます。

チャイナ・マネーに物を言わせる“中国流”より、48年間かけて人材を育ててきた“TOYOTA流”の方に好感を持ちます。が、アフリカ市場の争奪戦も、外国資本頼みの第1段階から、現地国民が力を発揮し始める第2段階間近といったところ。グローバリゼーションの中にあって“TOYOTA流”は、時間が掛かりすぎるのかもしれません。


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関連記事
「日産4年で世界一視野」ゴーン社長、提携先模索
(読売新聞 5/14付)

日産自動車のカルロス・ゴーン社長は13日、読売新聞のインタビューに応じ、4月に決めた仏ルノー、独ダイムラーとの資本・業務提携に新たな企業が加わる可能性について、「あらゆる機会を検討する」と述べた。

そのうえで、「4年間のうちに我々の連合が、販売台数で世界最大の自動車グループになる可能性はある」と、規模拡大を目指す姿勢を鮮明にした。現在の世界第1位のフォルクスワーゲン・スズキ連合の販売台数(2009年実績)は862万台で、ルノー・日産、ダイムラーは合計で764万台だ。

ゴーン社長は4月に決まった3社提携の狙いについて、「環境対応車の開発にはコストがかかる。各ブランドの維持には、大規模な連合による協力が必要だ」と述べた。また、今後3年間で「新型マーチ」など低価格小型車3車種を世界各国に投入して100万台の販売を目指すことを明らかにした。特に、新興国市場を取り込み、販売台数の大幅増を狙う。
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ブロガー名を、「鮎滝 渉」へ改めました。
私が自分に付けた最初のペンネーム。そして、「一角の者になるまでは使うまい」と思ってた名でもあります。

大して公知のペンネームというわけでもありません。が、1回目の中小企業診断士試験の失敗以降、あれこれと思い悩む中、「“輝かしい名としようする執着”はかえって醜い。そろそろ、この名を名乗る覚悟をしよう」と決意。鮎滝の名を使うことにしました。

ちなみに、旧ブロガー名は「スクナビコナ」。
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