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中毒ギョーザ袋、再鑑定で穴 千葉県警、当初見逃す ・・・こんな日本警察で申し訳ない

中毒ギョーザ袋、再鑑定で穴 千葉県警、当初見逃す
(中日新聞 5/15付)

中国製ギョーザ中毒事件で、千葉県内で被害者が出た2事件のギョーザの袋から小さな穴が見つかったと14日、警察庁が発表した。千葉県警はこれまで「袋に穴はない」としていたが、警察庁科学警察研究所(科警研)による再鑑定で確認された。農薬を混入したとして今年4月、中国の警察当局に逮捕された男は「注射器を使って農薬を注入した」と供述しており、千葉の袋に穴がないことが矛盾点となっていた。

警察庁によると、2つの袋の穴はいずれも1カ所で大きさは1~2ミリ。注射器で刺してできた穴とみられるという。袋はいずれも刃物などを使い切り離して開封されていたが、穴は切れ端の方から見つかったという。

2事件では、千葉市と市川市で2007年12月と08年1月、ギョーザを食べた7人が農薬「メタミドホス」による中毒を起こした。千葉県警は事件直後ルーペを使った目視や水漏れ検査を実施したが、穴は見つからなかったとしていた。

千葉県警の捜査幹部は重要な手掛かりを見落としていたことについて「当時の鑑定が不十分であったと言わざるを得ない」とミスを認めている。

・・・こんな日本警察で申し訳ない
他国を巻き込んだ国際刑事事件でこのような失態をしようとは、この件に関しては、中国へ頭を下げるしかありません。

当初、日本が“中国国内混入説”を主張した根拠は「農薬入り冷凍ギョーザの袋は密閉状態だった」ということ。密閉されていた以上は、ギョーザの封入前に農薬が入れられたに違いないと考えたからです。しかし、結果的に同説を支える「袋の密閉」を覆す証拠、針穴を見落としておきながら、強硬に“中国国内混入説”を主張していたわけで、このことに関しては何の申し開きも出来ません。

いま“中国国内混入説”を支えているのは、中国において逮捕された、元天洋食品従業員の呂容疑者の自供のみです。
自供のみとなる理由は2つ。一つ目は操業停止に追い込まれたとはいえ、下水管から犯行に使った注射器が今頃になっても出てくるものなのかという信憑性、二つ目は注射針の太さに比して袋に空いている穴が小さいことの整合性に疑問が残るからです。

何度、失敗したら初動捜査の重要性を理解できるのか
こういう事柄があやふやになるからこそ初動捜査が重要なのであり、そこで誤った千葉県警の罪は大きいと言えます。

千葉県警で冷凍ギョーザの袋を押収した当初に針穴を発見していれば、2008年1月から、日本側での混入はあり得ないという証拠を積み重ねることが出来ていました。2年4カ月もあれば、ローラー作戦をかけて、冷凍ギョーザの袋に触れることが出来たすべての関係者について、農薬入手経路の有無の確認とアリバイ確認まで済ませていたでしょう。

「防犯カメラに不審人物が記録されていないか?」「店頭や商品搬送中に不審人物を見なかったか?」「天洋食品からコープの店頭に並べるまでに、犯行がなされた可能性はないか?」と、一つ一つ日本側での混入の可能性を証拠によって潰して“中国国内混入説”を完成させていれば、呂容疑者が逮捕されようとも、逮捕されなくとも説得力の揺るがない犯行説となっていたのです。

日本警察は、襟を正すべき事件と受け止めたか?
初動捜査の見落とし・誤りが、どれだけ多くの真犯人を取り逃がし、どれだけ多くの冤罪事件を引き起こしてきたかは日本警察もよく解っているはずのこと。至近では、足利事件で菅家さんに濡れ衣を着せていたことが明らかとなり、國松警察庁長官狙撃事件を迷宮入りさせてしまいました。いずれも、初動捜査に問題があったと考えられる事件です。

今回の毒入り冷凍ギョーザ事件において、「また同じことを繰り返してしまった」という反省は、おそらく日本警察側にありませんよね? 捜査本部の管理官や警察庁長官による会見もないですから。

ビジネスの世界には“ピンチを乗り切る謝罪力”などという言葉も出てきていますが、警察官僚は未だ追い付いていませんか?


――――――――――――――――――――――――――
関連記事
毒ギョーザは「梱包の外から注射」 日本側証拠と合致
(産経新聞 4/30付)

有機リン系の農薬「メタミドホス」による中国製冷凍ギョーザ中毒事件で、危険物質混入容疑で逮捕された「天洋食品」元臨時従業員、呂月庭容疑者(36)が中国公安省に「(農薬は)冷凍ギョーザが梱包された段ボール箱の外から、注射して混入した」と供述していることが29日、日本の警察関係者への取材で分かった。日本側の捜査結果と合致するため、警察庁などでは供述の信憑性は極めて高いとみている。犯行の具体的手口が明らかになったのは初めて。

警察関係者によると、呂容疑者は中国公安省の調べに、「(天洋食品の)工場の冷凍庫に侵入し、袋入りの冷凍ギョーザが梱包された段ボール箱の外から、注射器を横向きにして針を刺して注入した」と供述。注入量については「(3日間にわけて)3回やった。(1回あたり)20ccほどだったと思う」と説明した。


平成20年1月に兵庫県で中毒を起こしたギョーザと同じ製造月日で、大阪府枚方市のスーパーにいったん配送され、「袋がべたべたする」として回収された未開封ギョーザ6袋については、袋の表面からメタミドホスが検出されている。

このうち1つの袋だけが、表と裏に注射針の貫通したとみられる直径約1ミリの穴が開いていたことが明らかになっている。6袋は、同じ段ボール箱に入れられて日本に輸出され、店舗に配送されていた。

中国当局が押収した注射針の長さや、梱包用段ボールの厚さを検証した中国側の捜査結果を踏まえ、段ボール箱の中に、立てて並べられた冷凍ギョーザのパッケージは、段ボールの横から刺した注射針が1袋目までは達する位置にあったことが、警察当局の捜査でも判明。呂容疑者の供述と犯行状況とは矛盾しない、との見方が強まった。

このため警察庁では、枚方市のケースについて、パッケージを貫通した針先から農薬が段ボール箱の中に広がり、他の5袋の外側にも付着した疑いがあるとみている。ただ、千葉県で中毒を起こした冷凍ギョーザの袋からは穴が見つかっていない。開封時に破いた部分に穴があった可能性もあるが、警察庁は混入経路の全容解明のため、5月中に幹部らを中国に派遣し、さらに情報交換を進める。
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千秋真一に23%似ているらしいブロガーです。
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ほぼ日刊で更新中。日々の巡回サイトに加えてやってください。
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ブロガー名を、「鮎滝 渉」へ改めました。
私が自分に付けた最初のペンネーム。そして、「一角の者になるまでは使うまい」と思ってた名でもあります。

大して公知のペンネームというわけでもありません。が、1回目の中小企業診断士試験の失敗以降、あれこれと思い悩む中、「“輝かしい名としようする執着”はかえって醜い。そろそろ、この名を名乗る覚悟をしよう」と決意。鮎滝の名を使うことにしました。

ちなみに、旧ブロガー名は「スクナビコナ」。
日本神話に出てくる知恵の神様の名前です。恐れ多い名前ですが、ブログをする気構えとして、使っておりました。

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