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IMF声明:「日本、消費税引き上げを」財政健全化求める ・・・スウェーデンの非ケインズ効果

IMF声明:「日本、消費税引き上げを」財政健全化求める
(毎日新聞 5/19付)

国際通貨基金(IMF)は19日、「日本政府は11年度には財政再建を開始し、消費税を徐々に引き上げていく必要がある」とする声明を発表した。日本の財政が先進国で最悪の状況に陥っていることを踏まえ、国債発行の限度額などを盛り込んだ財政健全化に向けたルールづくりを求めた。

声明は、ギリシャの財政危機を念頭に「国家財政への監視の目が厳しくなる中、信頼性のある財政再建策を早期に策定することが非常に重要」と指摘。東京都内で会見したリプスキーIMF筆頭副専務理事は「財政の安定性が確保されることが消費者や企業に安心感を与え、成長につながる」と語り、消費税増税は景気回復を阻害しないとの見方を示した。

また、声明は日銀の金融緩和策について「市場の安定化に寄与している」と評価したうえで、デフレ解消のため、一層の緩和策の推進を促した。

IMFは同日まで、日本政府との定期協議などの対日審査を実施していた。【坂井隆之】

“あの日本”がIMFから注文を受けるとは・・・
ギリシャ問題で相当に危機感を強めているのでしょう。
選挙前の日本が財政赤字を悪化させることに対して、IMFが牽制をしてきました。“あの日本”が、このような注文を受けるということは、日本国債の9割が日本国内で消化されていようとも、やはり日本の公的債務残高は危険過ぎわけです。

これ以上の赤字国債発行は、公的債務残高が恐怖となり逆効果」だということを、当ブログでしばらく前に言及しました。

実際に、「財政健全化を犠牲にした財政出動が、将来の増税を想起させて逆効果に終わった」ということが、1990年代のスウェーデンであったそうです。その現象を『非ケインズ効果』と呼ぶそうですが、今夏の参議院選挙で“バラマキ選挙”をやれば同じことになるでしょう。

「重くのしかかる公的債務残高の恐怖と、財政出動への期待感」
この距離感は誤ってもらっては困ります。


――――――――――――――――――――――――――
関連記事
「非ケインズ効果」をご存知ですか?
(新s 森信茂樹・中央大学法科大学院教授)

5月11日付の日経朝刊は、「独首相『所得税減税先送り』」と題するきわめて興味深い話を、バーゼル発の記事として伝えている。内容を要約すると、以下のとおりである。

ドイツのメルケル首相は、「これまで政権公約としていた所得税減税を当面凍結する」と表明した。その理由は、財政的な裏付けのない減税という公約について、国民から財政悪化への懸念が広がり、野党から批判された結果、連立与党への得票率が大きく減り、地方議会選挙での敗北につながったためである。

同じような話が、スウェーデンにもある。
1990年代初頭のバブル経済崩壊により、GDP比12%という大幅な財政赤字に陥ったスウェーデン政府は、景気回復をもくろむ大減税を93年に行った。ところが、国民の多くは、「今日の減税は、明日の悪いニュース」(富田俊基氏の「日本国債の研究」)と受け取り、翌94年に選挙が行われた結果、財政再建にコミットした社民党が選挙で政権に返り咲いた。新たな政権は財政再建にコミットする政策に転換したことから、経済回復が始まり、経済成長と財政再建の両立が可能となった。

放漫財政政策の効果
わが国では、「失われた10年」と称される90年代に、大量の国債を追加的に発行して減税や公共事業の追加がケインズ政策として行われた。しかし国民は、将来の国債の償還や利払いに不安を感じ、近い将来増税があるのではないかと考え始め、所得の増えた分を追加的な消費に振り向けず貯蓄に回した結果、景気対策の効果が極めて少なかったという実証研究がなされている。

このように、財政事情の悪い中、大盤振る舞いの放漫財政政策を行っても、国民は、将来の増税を予想して財布のひもを緩めないので、期待されたような需要追加効果が出ないことを、「非ケインズ効果」と呼び、欧州系の学者を中心に研究が進んでいる。
冒頭のドイツの例は、放漫財政に対するドイツ国民の懸念を表したものである。

この「非ケインズ効果」は、逆向きにも働く。
つまり、一旦財政再建に向けての政権の強いコミットメントがなされると、民間経済主体の経済政策に対する信認は回復し、将来不安が解消され、消費をはじめとした経済活動は活発化する。これが、先述の、スウェーデンの例である。

大幅な財政赤字を抱える今日のわが国において、政府が中長期的な経済・財政運営にコミットすることによって、人々の財政、ひいては自らの生活に対する将来不安が解消され、経済にプラスの影響をもたらすこととなる。かつてイタリアの財務大臣が言ったという「財政赤字が多いのは幸運だ。財政再建により景気回復が図れるから」ということが、わが国でもいえる日が来るかもしれない。

重要な条件
このことは、増税すればそのまま経済が良くなるといっているわけではない。重要な条件がある。それは、国が、国民の安心できる社会保障制度の整備を行うことにより、国民が財政再建に納得することである。政府が増税路線に転換することと、国民が負担増を納得するような社会保障制度(医療・介護・年金・少子化対策)の提示とがパッケージでなされる必要がある。

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鮎滝 渉

Author:鮎滝 渉
千秋真一に23%似ているらしいブロガーです。
実家である愛知県に戻ってきました。
ほぼ日刊で更新中。日々の巡回サイトに加えてやってください。
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ブロガー名を、「鮎滝 渉」へ改めました。
私が自分に付けた最初のペンネーム。そして、「一角の者になるまでは使うまい」と思ってた名でもあります。

大して公知のペンネームというわけでもありません。が、1回目の中小企業診断士試験の失敗以降、あれこれと思い悩む中、「“輝かしい名としようする執着”はかえって醜い。そろそろ、この名を名乗る覚悟をしよう」と決意。鮎滝の名を使うことにしました。

ちなみに、旧ブロガー名は「スクナビコナ」。
日本神話に出てくる知恵の神様の名前です。恐れ多い名前ですが、ブログをする気構えとして、使っておりました。

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