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東国原知事「日本の畜産守るため、断腸の思い」 ワクチン接種を経た殺処分を決断

東国原知事「日本の畜産守るため、断腸の思い」
(読売新聞 5/22付)

宮崎県の東国原英夫知事と政府現地対策チーム本部長の山田正彦・農林水産副大臣は21日夜、県庁で記者会見し、牛や豚の殺処分に向けたワクチン接種について、関係する地元自治体の理解を得られたと発表した。

農家の同意が得られれば22日朝から接種を始める。感染が発生(疑い例を含む)した約160農場の約13万頭に加え、家畜の移動制限区域(半径10キロ圏)内で感染が確認されていない農場の20万頭以上も殺処分対象となる。

知事は「(関係10市町長から)様々な意見が出たが接種に理解を得られた」と説明。「農家の皆さん。日本の畜産を守るため、断腸の思いだが、ぜひともご理解とご協力をお願いしたい」と訴えた。山田副大臣は「思い切ってやらないと、食い止められない」と農家に理解を求めた。

ワクチン接種は、殺処分後に埋める土地を確保するため、感染を遅らせるのが狙い。埋却場所について、知事は高鍋町の県立農業大学校敷地の活用を表明。山田副大臣は新富町の航空自衛隊新田原(にゅうたばる)基地を検討していると述べた。政府が示した補償案に伴う費用は、牛だけで470億円を超えるとの見通し。

農水省は21日、補償案を地元に提示。知事は対象地域にかかる川南町、西都、日向市など10市町長と協議、副大臣に回答した。

ワクチン接種を巡り、政府は19日に総合対策を決定。しかし、地元市町長らは「支援策が不十分」と受け入れに難色を示し、総額1000億円の政府支援を条件に受諾する方針を知事に伝えていた。

就任から3年4カ月、宮崎ブランドを作ってきた知事
松阪牛や佐賀牛となる子牛が宮崎から来ていることが周知されたのは、今回が初めてだったのではないでしょうか。

東国原英夫氏が、宮崎県知事に就任されたのは07年1月23日。
就任早々から、同年1月下旬に清武町・日向市・新富町で発生した鳥インフルエンザの封じ込めに奔走。1月29日には国への支援要請を行い、宮崎産の鶏肉・鶏卵の安全性を訴えるCMへ自ら出演するなど風評被害対策も率先して実施し、逆に鳥インフルエンザ発生前よりも消費量を4割も増加。今では、“宮崎県産地鶏”は有名地域ブランドの一つとして定着しています。

同年2月15日、所信表明演説で使った「宮崎をどげんかせんといかん」というフレーズは、2007年の流行語大賞となりました。

就任から3年4カ月間。東国原知事の仕事は、宮崎県農産物・畜産物のブランド化が第一だったと言って良いかもしれません。

「PR用のTシャツが、夏物セールに間に合わなかったんですよ」というところから始まるものの、“宮崎県産地鶏”、完熟マンゴー“太陽のタマゴ”、“宮崎牛”、日向夏、完熟きんかん“たまたま”などを全国放送でアピール。田中義剛氏の生キャラメルと最初にコラボレーションを実現したのも、宮崎マンゴーでした。

これまで北海道の独壇場だった物産展市場に風穴を開けたのも、東京都への各道府県のアンテナショップ進出加速も、東国原知事の功績でしょう。

農業振興に尽力してきた知事だからこそ
自らを「宮崎のセールスマン」と位置付けて、「またか」と思われつつも、東京のTV局へ呼ばれれば両手いっぱい、ワゴンいっぱいの宮崎県産品を持参し、全国区放送のロケでは宮崎県農産物・畜産物のPRを必ず放り込む徹底ぶり。元タレントという経歴をここまで活用した首長は前代未聞であり、「賢い人物であれば、元タレントを武器にできる」と証明した政治家は、西川きよし氏、故・青山幸男氏以来でしょうか。

日本の畜産を守るために宮崎県を防波堤とするという決断も、そんな東国原知事が立ち会ったからこそまとまったのだと思います。

口蹄疫のワクチン接種を受けた牛・豚は、殺処分されることになります。口蹄疫ウイルスの場合、ワクチン接種と殺処分はセットです。

ワクチン接種とは、不活性化したウイルスを注射することで、当該ウイルスへの抵抗力を一時的に高める予防療法。
口蹄疫ワクチンの場合、長い個体では2年近くも体内にウイルスを保持します。結果、その期間に他からウイルスがやって来たとき、ワクチンを接種した個体は口蹄疫の症状を発症しないため、感染を見落とす原因となってしまいます。その個体数が数十万頭となると、口蹄疫流行第二波の発信源を抱えるようなものであるため、どうしても口蹄疫のワクチン接種と殺処分はセットとなります。

これだけの決断。今度こそ、感染拡大が止まって欲しいと願うばかりです。


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関連記事
2回の口蹄疫検査で陽性 種牛エース「忠富士」
(共同通信 5/22付)

口蹄疫拡大を受け、宮崎県が県家畜改良事業団(同県高鍋町)から避難させた種牛6頭のうち1頭の感染疑いが確認された問題で、県は22日、2回の遺伝子検査で陽性となったことを明らかにした。この種牛は、6頭の中でも精液の供給量が最も多いエース「忠富士」で、県は同日中に殺処分する方針。残り5頭については約1週間、経過観察する。

本来、疑い例と同じ場所で飼育中の牛や豚はすべて処分することになっているが、県は「宮崎牛ブランドを支える種牛を守るため」として、農林水産省と協議の上、例外措置を決めた。

残り5頭も今後発症するなどして殺処分となった場合、宮崎県は計55頭いた種牛すべてを失うことになり、宮崎牛ブランドは大きな打撃を受ける。「松阪牛」で知られる三重県など子牛の出荷先への影響も必至だ。

宮崎県によると、19日と20日に忠富士から採取した検体が陽性となった。忠富士を含め、県内12カ所で牛と豚計21頭が感染疑いとなり、被害地域は西都市と木城町を合わせ2市5町に拡大。発生農場などでの処分対象は計約13万3000頭に上る。

政府の現地対策本部は22日、川南町などの発生農家から半径10キロ圏内の牛や豚全頭へのワクチン接種開始に向け、準備を進めた。

※種牛・・・人工繁殖用の精液を供給するために特別に飼育される雄の牛。育成には7年以上かかるとされ、ブランド牛の精液には1本数千円の値が付くこともある。宮崎県内の肉用牛の大半はこの人工授精。
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鮎滝 渉

Author:鮎滝 渉
千秋真一に23%似ているらしいブロガーです。
実家である愛知県に戻ってきました。
ほぼ日刊で更新中。日々の巡回サイトに加えてやってください。
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ブロガー名を、「鮎滝 渉」へ改めました。
私が自分に付けた最初のペンネーム。そして、「一角の者になるまでは使うまい」と思ってた名でもあります。

大して公知のペンネームというわけでもありません。が、1回目の中小企業診断士試験の失敗以降、あれこれと思い悩む中、「“輝かしい名としようする執着”はかえって醜い。そろそろ、この名を名乗る覚悟をしよう」と決意。鮎滝の名を使うことにしました。

ちなみに、旧ブロガー名は「スクナビコナ」。
日本神話に出てくる知恵の神様の名前です。恐れ多い名前ですが、ブログをする気構えとして、使っておりました。

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