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日銀、週明けにも臨時会合=追加緩和を決定へ ・・・現代市場は「非合理的」「群集心理」

日銀、週明けにも臨時会合=追加緩和を決定へ
(時事通信 8/28付)

日銀は28日、週明けにも臨時の金融政策決定会合を開き、急激な円高・株安の進行による景気減速を回避するため、追加の金融緩和に踏み切る方針を固めた。

日銀は当初、9月6、7日の両日に開催する金融政策決定会合を念頭に調整を進めてきたが、31日に政府が追加経済対策の基本方針を閣議決定し、菅直人首相と白川方明日銀総裁の直接会談が30日以降に予定されることを踏まえ、臨時会合を開催し政府・日銀が一体となって取り組む姿勢を示すことが最も効果的だとの判断に傾いた。

日銀の追加緩和は、3月以来5カ月ぶり。具体策は年0.1%の固定金利で資金供給する新型オペレーション(公開市場操作)の供給額を現在の20兆円から30兆円に増額することや、供給期間を3カ月から6カ月に延長することを軸に詰めの協議を進めている。

工場の海外移転防げ「国内投資促進計画」首相が策定指示
(産経新聞 8/28付)

菅直人首相は28日、工場などの海外移転を防ぎ、地方で悪化している雇用を改善するための総合計画「国内投資促進プログラム」を10月にも取りまとめるよう、直嶋正行経済産業相ら関係閣僚に指示した。工場視察で訪れた北九州市で記者団に明らかにした。

同プログラムは、最近の円高傾向で企業が工場や本社機能を海外に移す懸念があるとして、国内産業の空洞化回避のため、国内での工場立地を促進する施策を重点課題としてまとめる。半年から1年で重点的に実施するが、一部は31日に決める追加経済対策に盛り込む。

首相は記者団に「経営者が思い切って国内投資に踏み出すため、必要な支援を行い、行政上の制約を取り除きたい」と述べた。

首相はこれに先立ち、同市内で発光ダイオード(LED)製造工場などを視察。企業経営者らとの車座集会で円高の影響などについて意見交換した。

・・・現代市場は「非合理的」「群集心理」
日銀の金融緩和に対しては、「米国も金融緩和をしている中で、日本が金融緩和をして“円”の供給量を増やしても、円安に誘導できるほどの効果はないのではないか?」。政府の経済対策に対しては、「円高で海外取引をしている親会社の利益幅が縮小しているのに、国内投資など増えやしないのではないか?」という批判が立つでしょう。

鮎滝も、これらの批判は合理的に正しいと考えますし、そうした批判のシナリオ通りになる可能性も高いと思います。

しかしながら現代市場は、非合理的であり、かつ群集心理のかたまり。合理性を追求するばかりに後手に回ることこそ、最悪の悪手です。

円高は日本株安を生み、投資先を減らしていく投資行動
日本国は、外需依存型の加工貿易国家であり、輸出産業によって牽引する経済構造にあります。

「内需を拡大すべきだ」という外圧をいくら受けようとも、石油やレアメタルを産出できるわけでもなく、気候変動による良作・不作を無視できる広大な農地を持てない狭小国家であるため、外需依存型にならざるを得ないわけです。原材料を海外の産出国から買って、それを日本国内で付加価値の高い製品に加工し、海外へ販売して儲けるのが、もっとも日本国の経営環境に適合した形なのです。

そんな日本国にとって、円高は日本株式を全面安にするマイナス材料です。
最初に影響を受けるのは、利益縮小懸念が真っ先に連想される輸出産業における株安。円高が硬直化すると、輸出産業は賞与カットをおこなったり、生産量調整に入ったりするため、国内サービス業や電力等の内需株安に波及します。

合理的な日本国への投資行動は、「為替相場では円安。円安を背景に伸びる外需株を買い、輸出産業につられて伸びる内需株を買う。円高へ向かうにしても、外需産業が円高に耐えられるようになった後」となるはずです。

非合理的な群集心理で動く市場へ必要なのは実力行使
円高が進むたび、株安が進むたび、首相や経済閣僚が「市場の動きを注視する」と発言しましたが、まったく効果はなし。円高は進み続け、株安は止まりませんでした。

群集心裡で動く投資家たちは、メリットがあるかもしれないという流れに乗っているわけで、リスクを実感するまで止まりません。注視する等という物言いで止まるほど“市場”は俊敏ではないわけです。

今回の政府によるアナウンスで唯一の例外となったのは、27日の金曜日の午後。「首相が夕方、経済対策に関して会見するらしい」というニュースが昼頃に“市場”へ広がったときだけは、円高が一服し、株価が上向きました。

しかし、政府が家電エコポイントの延長などの経済対策を練っているという報道はあったものの、具体的にその話をするかどうかは不明であり、期待先行の株価上昇といって良いでしょう。この根拠があるようで実は非合理的な動きこそ、“市場”の動きです。

“政局勘”が高いと、市場は読みやすいはずなのですが
政界における趨勢を読む力を“政局眼”あるいは“政局勘”と言いますが、市場も似たようなものです。
要は、市場参加者同士の心理戦。投資家たちは、円やドル、ユーロなどの為替市場、企業株式の株式市場、金や石油、小麦などの商品市場、日本国債や米国債などの債券市場を通じた“市場勘”で動いています。

新たに稼げるニッチを開拓するという投資家もいますが、儲かっている人々の尻馬に乗るのが基本です。ニッチは当てれば大きいですけど、外せば全て損になるわけですから、甘い水を探す方が堅実なわけです。

“市場勘”は、経済オンチの政治家でも、無縁の感覚ではありません。人や世の中の流れを読んで、その流れを止めたり、拡げたりするだけなのですから、世論調査至上の政治や政界の多数派工作と同じこと。個々人の投資家として稼ぐのは大変ですが、市場全体への是正介入となると難度は下がります。
後は、政府・日銀の介入が虚しく無視されずに済むよう、単なる牽制球ではなく、“市場勘”を征するインパクトのあるものにするだけです。

日本国政府と日銀には、IMFのお世話にはならないよう、日本国を運営して欲しいものです。


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関連記事
IMF、新たな融資制度導入へ 30日に決定
(産経新聞 8/29付)

【ワシントン=渡辺浩生】世界的な金融危機の連鎖を防ぐため国際通貨基金(IMF)が新たな融資制度を導入することが28日、分かった。30日の理事会で決定する。金融市場の混乱を受けた加盟国を対象に、予防的な融資を行う「予防的クレジットライン(PCL)」が柱。同時に複数国に資金供給できる枠組みも検討し、11月に韓国で開かれる20カ国・地域(G20)サミット(首脳会議)での合意を目指す。

2008年の「リーマン・ショック」を引き金とした金融危機を受け、IMFは融資枠をそれまでの3倍の7500億ドルに拡充したほか、信用力の高い新興国を軸に、弾力的な融資を行う「フレキシブル・クレジット・ライン(FCL)」を設定している。

コロンビア、メキシコ、ポーランドにFCLの供与を承認したものの、ギリシャの財政危機を引き金にスペイン、ポルトガルなどに波及した欧州の信用不安を受け、IMFは「市場のショックの波及を阻止するには制度強化が必要だ」(幹部)と判断した。

FCLの資格条件は満たさないものの、PCLは一定水準の経済力を持つことを前提に、幅広い加盟国を対象とする。FCLについても資金上限を撤廃するなど、両制度を組み合わせて新興国向けの予防手段としたい方針だ。

また、1990年代末のアジア通貨危機のように地域から地域へ市場のショックが飛び火し、外貨準備不足に陥る事態を防ぐため、IMFは複数国に同時に資金を供給できるスワップ制度も検討する。IMFの支援を単独で受けた国が、投機筋の標的となるリスクを避けることを狙うという。

G20議長国である韓国は「国際的な安全網の構築が不可欠だ」としており、11月のG20サミットで主要国の合意を得たい考えだ。
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鮎滝 渉

Author:鮎滝 渉
千秋真一に23%似ているらしいブロガーです。
実家である愛知県に戻ってきました。
ほぼ日刊で更新中。日々の巡回サイトに加えてやってください。
-------------------------
ブロガー名を、「鮎滝 渉」へ改めました。
私が自分に付けた最初のペンネーム。そして、「一角の者になるまでは使うまい」と思ってた名でもあります。

大して公知のペンネームというわけでもありません。が、1回目の中小企業診断士試験の失敗以降、あれこれと思い悩む中、「“輝かしい名としようする執着”はかえって醜い。そろそろ、この名を名乗る覚悟をしよう」と決意。鮎滝の名を使うことにしました。

ちなみに、旧ブロガー名は「スクナビコナ」。
日本神話に出てくる知恵の神様の名前です。恐れ多い名前ですが、ブログをする気構えとして、使っておりました。

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