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映画『十三人の刺客』を観てきました ・・・ラスト50分は、本当にすごかったぁ

昨日はファースト・デイということで、映画『十三人の刺客』を観てきました。


評価としてはS>A>B>C>Dの5段階で・・・

“S”。

注意:ここから先はネタばれになりますので、映画館でこれから観ようという方、DVDレンタルを待とうという方は、読み飛ばしてください。




あらすじから、つらつらと・・・
江戸時代末期。弘化元年。
かねてからの決め事の通り、明石藩主・松平斉韶(稲垣吾郎)の幕府老中職就任を翌年に控えたとき。明石藩江戸家老・間宮図書が、主君で時の将軍の弟である斉韶を諫める書状を遺して切腹する事件が起こる。

松平斉韶は「武士とは、どんなことがあろうとも主君に使えるもの。それを天下に示し続けることによって、政は成る」という言い分で、暴虐を繰り返していた。
自分に従って当然の民草の一揆は皆殺しによって報い、身分で劣る者の妻を手込めにすることも、その夫を斬り殺すことも自分が生きる上での刺激であり、諌言を遺した間宮の妻子・一族郎党も家臣たちの目の前で殺害。そのような斉韶に付き従える者のみが、武士であると。

間宮の切腹は命懸けの諌言であったが、将軍の「斉韶の幕府老中職就任」という意向は変わらなかった。

これに危機感を感じた老中・土井大炊頭利位は、考え抜いた末に斉韶の御命を頂戴するとし、公儀御目付役・島田新左衛門(役所広司)に白羽の矢を立てる。
そして土井は新左衛門に、斉韶の暴虐ぶりを知る生き証人たちを引き合わせる・・・

・・・ラスト50分は、本当にすごかったぁ
冒頭で語られる目を背けたくなる斉韶の鬼畜の所業は、観客をドン引きさせるほどの描写をすることによって、「泰平の世に、天下万民のための死に場所を得た!」という島田新左衛門への共感に十分でした。

一つ難を言えば、新左衛門に付いていくことになる新左衛門と12人との意識の共有についての描写が少なかったことでしょうか。

新左衛門に惚れ込んで新左の食客となった平山九十郎とその弟子・小倉庄次郎、金を条件に話に乗った佐原平蔵、斉韶を討つ場所として選んだ落合宿への道中で拾った木賀小弥太は、「将軍の弟暗殺」という大事に関わる動機が分かりやすかったです。また、斉韶暗殺を一世一代の大博打とたとえた新左に、博打好き新左衛門の甥っ子の島田新六郎が、博打好きとして、侍の子として共感するのも分かる気がします。

しかし残りの7人については、新左衛門の同僚や部下から、泰平の世で本気で刀で殺し合いができる侍としてピックアップされた人材とはいえ、斉韶に対する義憤によって立つ“義士”となるくだりがないと苦しい感じがしました。

斉韶に仕える身で、新左衛門の実力を認めてライバル視してきた鬼頭半兵衛は、「盲従と非難されようとも、主君を守り抜くのが武士」という価値観を貫こうとしており、片や新左衛門たちは「天下万民のためになることを成すのが武士」という価値観を貫こうとしているわけです。

新左衛門自身がそうであったように、“将軍の弟に対する刺客”ではなく“暴君を誅する義士”となる瞬間、新左衛門と意識を共有するきっかけがないと、命をかけた大博打で新左衛門ではなく半兵衛に共感する余地を残してしまう気がします。


とはいえ、斉韶暗殺のために要塞と化した落合宿はすごかった!

落合宿の民家全・75戸を買い上げる気前の良さ、
斉韶を護衛する数百人の兵隊を寸断する防塞・格子、
屋根と屋根を結んで集落を縦横無尽に駆け回れるようかけた梯子、
兵隊にダメージを与えて進路を混乱させる爆薬、
そして屋根や家屋の壁、地面に突き立てた補充用の矢・刀の数々、
「斉韶を、ここで確実に仕留める」という気迫・知略が隅々にまで行き届いた最高の要塞でした。

さらに、新左衛門側の死に方で主役級の扱いをしないのが、リアリティを増して素晴しかった。皆、力尽きる最期の瞬間まで刀や石を振るって、泥臭く戦って倒れていきます。乱戦中に『太陽にほえろ』のような死に方はできないはずですから、この描写は見事です。

よって評価は“S”。
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プロフィール

鮎滝 渉

Author:鮎滝 渉
千秋真一に23%似ているらしいブロガーです。
実家である愛知県に戻ってきました。
ほぼ日刊で更新中。日々の巡回サイトに加えてやってください。
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ブロガー名を、「鮎滝 渉」へ改めました。
私が自分に付けた最初のペンネーム。そして、「一角の者になるまでは使うまい」と思ってた名でもあります。

大して公知のペンネームというわけでもありません。が、1回目の中小企業診断士試験の失敗以降、あれこれと思い悩む中、「“輝かしい名としようする執着”はかえって醜い。そろそろ、この名を名乗る覚悟をしよう」と決意。鮎滝の名を使うことにしました。

ちなみに、旧ブロガー名は「スクナビコナ」。
日本神話に出てくる知恵の神様の名前です。恐れ多い名前ですが、ブログをする気構えとして、使っておりました。

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