中小企業診断士をめざしつつ、日々のニュースやおススメ本など話題を提供。「突然スピーチを頼まれた」「ちょっと小生意気な話」など話のネタにしてください。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

太陽電池出荷7~9月期倍増、学校向け牽引 ・・・世界シェアで日本企業は負け始めている

太陽電池出荷7~9月期倍増、学校向けニューディールで牽引
(産経新聞 11/11付)

太陽光発電協会が11日発表した2010年7~9月期の太陽電池セル・モジュールの国内出荷量は、前年同期比97・6%増の27万113キロワット分で、倍増した。住宅用が堅調だったほか、公共部門向けが、自公政権時代からの「スクールニューディール」政策で大幅に伸びた。

7~9月期の用途別内訳をみると、住宅用が66.1%増の21万4063キロワットと引き続き好調だった。伸び率が最も大きかったのは地方自治体の18倍(2万2181キロワット)で主に公立学校向けが占めた。

08年度補正予算に盛り込まれた、小学校などに太陽光電池を導入するスクールニューディールは、09年の政権交代でいったん執行が凍結された後に解禁された。同協会は、今年の夏休みに合わせて一気に工事が進んだとみている。

輸出は、ドイツなど欧州向けが62.9%増、米国向けが19.7%増と堅調だった。国内出荷、輸出を合わせた総出荷量は、69・6%増の67万4330キロワット。

10年度上半期(4~9月)累計では、80・0%増の122万8047万キロワットとなり、年度トータルで、09年度の166万8531キロワットに迫る水準。

世界シェアで日本企業は負け始めている
日本の資源エネルギー庁によると、2008年のメーカー別太陽電池セル世界生産量は、
1位:Qセルズ(ドイツ)・・・・・・・・・・・・・・・・・56.9万kw
2位:ファースト・ソーラー(米国)・・・・・・・・・・50.6万kw
3位:サンテック(中国) ・・・・・・・・・・・・・・・・49.9万kw
4位:シャープ(日本) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・47.1万kw
5位:モテック・インダストリーズ(台湾)・・・・・38.1万kw
6位:京セラ(日本) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・29.1万kw
7位:インリー・グリーン・エナジー(中国)・・・28.4万kw
8位:JA・ソーラー(中国) ・・・・・・・・・・・・・・27.7万kw
9位:サン・パワー(米国)・・・・・・・・・・・・・・・23.6万kw
10位:ソーラー・ワールド(米国) ・・・・・・・・・22.2万kw

米国のPVニュースが出した「2009年 太陽電池の生産量ランキング」では、
1位:ファースト・ソーラー(米国) ・・・・・・・・・101万kw
2位:サンテック(中国) ・・・・・・・・・・・・・・・・70万kw
3位:シャープ(日本)・・・・・・・・・・・・・・・・・・60万kw
4位:Qセルズ(ドイツ)・・・・・・・・・・・・・・・・・54万kw
5位:インリー・グリーン・エナジー(中国)・・・53万kw
6位:JA・ソーラー(中国) ・・・・・・・・・・・・・・51万kw
7位:京セラ(日本) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40万kw
8位:トリナ・ソーラー(中国) ・・・・・・・・・・・・40万kw
9位:サン・パワー(米国) ・・・・・・・・・・・・・・40万kw
10位:ジンテック・エナジー(台湾) ・・・・・・・37万kw

そして2010年には、次のようにトップ5から日本企業が居なくなると予想されています。
1位:サンテック(中国)
2位:ファースト・ソーラー(米国)
3位:インリー・グリーン・エナジー(中国)
4位:JA・ソーラー(中国)
5位:Qセルズ(ドイツ)

数年前までは三洋電機、三菱電機がトップ10に入っていましたが、中国、台湾勢の追撃によりランク外に追いやられています。日本企業ではシャープが健闘してきたものの、米国ファースト・ソーラー社が100万kwを超えた2009年でも59万kwという生産量に止まっており、外国企業の勢いに遠く及んでいません。

また、ドイツの太陽光発電推進の国策に乗って成長してきたQセルズも、米国企業、中国企業に抜かれてしまいました。中でも、米国のファースト・ソーラー社、中国のサンテック社、インリー・グリーン・エナジー社らの競争は熾烈で、前年比100%や90%増という増産量を叩き出しています。

国策で優位に立っていたQセルズが追い抜かれているところを見ると、「国策頼み」の限界点、中国および米国企業の世界シェア争いに対する姿勢の根本的な違いを感じる現状です。

日本国内出荷量の倍増は、当然の到達目標
こうした太陽電池の世界市場から見ると、日本国内出荷量が倍増したことは、『環境立国ニッポン』として当然の目標に到達しただけだということが見えてきます。

日本国内としては上々の結果なのかもしれません。ですが、「日本国内出荷量が来年にさらに倍増。うち半分が中国製」という状況となってしまったら、素直に「日本国は、環境分野で世界をリードしている」と言うのは難しいのではないでしょうか?

シャープや京セラを直接的に支援するのは、ドイツのQセルズの例から考えると妥当でないように思います。
しかし、まだ世界で戦えている日本企業の輸出支援や外国メーカーの買収支援といった後押しをしなければ、「温室効果ガス・マイナス25%」を口にした政権として政治方針を一貫させてきたとは言えないでしょう。

記事では「自公政権時代からの『スクールニューディール』政策で大幅に伸びた」としています。
が、先日の事業仕分けで、太陽光発電普及事業(経産省)と太陽熱給湯普及事業(環境省)の補助金について、民主党政権は同じような制度であり事業を統合・“縮小”させるべきと判定しています。

確かに窓口が一本化されることによって、それぞれで行っていた事務手続き作業が一箇所に集まり、より効率的な補助事業となるかもしれません。けれども、光発電セルを用いる太陽光発電と集熱板を用いる太陽熱給湯はまったく別のシステムであり、製造メーカーも異なっているため、同じなのは太陽利用という一点のみ。実は、両者は似て非なるものです。

鮎滝も「環境省か経産省のどちらか一方にまとめれば」と思うものの、事業縮小に言及した先の仕分けは疑問に思っています。「担当をどちらか一方とし、事務手続きを省力化した分だけ補助事業を充実させるべし」というのが、環境立国を推進する政権与党に相応しい回答だったのではないでしょうか?



スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
アクセスカウンター
プロフィール

鮎滝 渉

Author:鮎滝 渉
千秋真一に23%似ているらしいブロガーです。
実家である愛知県に戻ってきました。
ほぼ日刊で更新中。日々の巡回サイトに加えてやってください。
-------------------------
ブロガー名を、「鮎滝 渉」へ改めました。
私が自分に付けた最初のペンネーム。そして、「一角の者になるまでは使うまい」と思ってた名でもあります。

大して公知のペンネームというわけでもありません。が、1回目の中小企業診断士試験の失敗以降、あれこれと思い悩む中、「“輝かしい名としようする執着”はかえって醜い。そろそろ、この名を名乗る覚悟をしよう」と決意。鮎滝の名を使うことにしました。

ちなみに、旧ブロガー名は「スクナビコナ」。
日本神話に出てくる知恵の神様の名前です。恐れ多い名前ですが、ブログをする気構えとして、使っておりました。

スポンサー広告
↓あなたもブログ始めるなら↓ 無料blog

↓アフィリエイト始めるなら↓ アフィリエイト・SEO対策

↓英会話を始めるなら↓ 英会話スクールWILL Square

↓アクセスアップなら↓
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
ブログランキング参加中
応援してやってくださいm( _ _ )m
↓ワンクリックお願いします↓


ブログランキング・にほんブログ村へ

にほんブログ村 ニュースブログへ

にほんブログ村 本ブログへ

にほんブログ村 漫画ブログへ

にほんブログ村 本ブログ おすすめ本へ

にほんブログ村 漫画ブログ コミックス感想へ

本を買う
↓楽天ブックスを使う↓

---------------------------
↓アマゾンで商品検索↓

---------------------------
↓ベストセラー本のご紹介↓
カテゴリー
最近の記事
ブログ内検索
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
RSSフィード
リンク
このブログをリンクに追加する
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。