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スー・チーさん解放 7年半ぶり自宅軟禁解除 ・・・ここにも中国の存在がある

スー・チーさん解放 7年半ぶり自宅軟禁解除
(産経新聞 11/13付)

【シンガポール=宮野弘之】ミャンマーからの情報によると、同国の民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさん(65)が13日、7年半ぶりに自宅軟禁から解放された。
同日午後5時(日本時間同7時半)すぎ、スー・チーさんの自宅に軍政当局の車が入り、その後、自宅前に設置されたバリケードが撤去された。集まっていた支持者は自宅の敷地内に入った。ただ、軍政は外国メディアの取材は認めておらず、軟禁解除後もスー・チーさんの自由な政治活動を制限する可能性は残されている。

ヤンゴンのインヤ湖のほとりにあるスー・チーさんの自宅周辺には幾重にもバリケードが設置されていたため、支持者らは近くの旧国民民主連盟(NLD)本部前から、自宅に通じる道路周辺に集まり、解放の知らせを待った。同日夕、バリケードが撤去されると数百人の支持者らが喜びの声を上げながら、自宅の敷地内に殺到したという。

軍政が今回、予定通り解放を決めたのは、今月7日に行われた総選挙で、軍政の翼賛組織が衣替えした連邦団結発展党(USDP)の圧勝が確実となったことを受け、スー・チーさんを解放することにより欧米を中心とする国際社会からの批判をかわす狙いがある。

ただ、過去21年間で通算16年近く軟禁されていたにもかかわらず、スー・チーさんに対する国民の人気は高く、軍政の計算通り、民主化勢力を今後も押さえ込むことができるかどうかは微妙だ。

スー・チーさんは建国の父、アウン・サン将軍の長女。英国や日本などで研究活動を行っていたが、1988年に母親の看病のため帰国。ネ・ウィン政権崩壊を受け、民主化活動にかかわるようになる。91年にノーベル平和賞を受賞。2003年5月には遊説中に軍政翼賛団体に襲われ、混乱を理由に自宅軟禁された。

昨年5月、自宅に侵入した米国人男性を無許可で滞在させたとして国家防御法違反で禁固3年の有罪判決を受け、直後に1年半の自宅軟禁に変更されていた。

スー・チーさんは、解放後に予定している記者会見で、民主化実現に向けた活動の再開を宣言するとみられる。ただ、先の総選挙では自ら率いた旧NLDが不参加を決めただけでなく、選挙のボイコットを促したことで、参加した他の野党は票が伸びず民主化勢力の間に大きな亀裂を残した。まず民主化勢力の再構築を迫られることになる。

・・・ここにも中国の存在がある
アウン・サン・スー・チーさんへの露骨な人権侵害を続けられるのも、ミャンマー軍事政権が経済優先の中国と親密な関係にあり、経済制裁などが機能しないという背景があります。

インド洋への出口を求める中国にとってミャンマーは有益な国であり、経済をそこそこの水準で維持したいミャンマーにとって政治に口出しをしない中国は便利な国なのです。中国の温家宝首相がミャンマーを訪問して軍事政権支持をアピールしたり、ミャンマー軍事政権側からの発案でミャンマーとバングラデシュを結ぶ道路を中国にまで延長する『3か国道路計画』が出たりするほど、両国は非常に深い関係にあります。

ミャンマーといえば、2008年5月のサイクロン被害が記憶に新しく、軍事政権では手が足りないにも関わらず、初期段階での諸外国軍隊による救援を拒否。被災して亡くなった方の遺体が葬られることなく放置されていることや、ミャンマー軍人による国際救援物資の横流しが発覚。国連の人道問題調査官は、この時のサイクロンに250万人が被災して10万人が死亡したという推計報告を出しています。

民主化運動への弾圧だけでなく、天災を被った自国民の保護もままならない軍事政権が存在し続けられるのは、軍事政権が変わらずに済む外的環境が揃っているからです。

もっとも、変わらずに済む外的環境が揃っているのは中国も同じです。
輸出倍増計画を打ち出さなければ景気回復のない米国と異なり、内需拡大で国内市場を拡げている中国は間違いなく世界経済の牽引役。先日4日、人権問題にうるさいはずのフランスを訪問した胡錦涛主席は、航空機や核燃料など総額200億ドル(約1兆6000億円)規模の売買契約を締結しつつ、人権問題批判を切り出させないことに成功しています。

世界が中国依存から脱した経済構造を築いていかない限り、ミャンマーの民主化、チベットやウイグルの自治権獲得は実現しないように思います。


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関連記事
中国とミャンマーの密接な関係、その背景は
(CNN 11/5付)

ミャンマーで7日に20年ぶりの総選挙が実施される。多くの国が選挙の正当性に疑問を投げ掛ける中、中国はミャンマーに公然と圧力をかけることを避けてきた。

20年前のクーデターでミャンマーの軍事政権が樹立された後も、中国は同盟国として密接な関係を保っている。両国には、国境をはさんで国内の民族紛争を抑え込んでいるという共通点がある。

ミャンマーにとって、中国は第2位の貿易相手国。経済成長を支えるため、鉱物や木材といった天然資源をミャンマーから確保することに中国は力を注いできた。

ミャンマーの軍事政権を率いるタン・シュエ国家平和発展評議会議長は最近北京を訪問し、中国政府との間で貿易、教育、医療などに関する協定に署名した。中国はミャンマーに対する軍事物資の主要供給国であり、兵士の育成にも協力している。

中国がこうした関係を活用してミャンマーに民主化を働き掛けることを期待する声もある。しかし北朝鮮の場合と同様、中国にあまりその気はないようだ。

中国外務省の報道官は「ミャンマーの円滑な選挙は国民の基本的な関心事であり、地域の平和と安定に寄与する。この国をどのように発展させるかについて、中国はミャンマーの人々の独立した選択を尊重する」と語った。

専門家は、中国が世界における勢力圏を固めるためにミャンマーは戦略的に不可欠な存在になっていると分析している。

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関連記事
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千秋真一に23%似ているらしいブロガーです。
実家である愛知県に戻ってきました。
ほぼ日刊で更新中。日々の巡回サイトに加えてやってください。
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ブロガー名を、「鮎滝 渉」へ改めました。
私が自分に付けた最初のペンネーム。そして、「一角の者になるまでは使うまい」と思ってた名でもあります。

大して公知のペンネームというわけでもありません。が、1回目の中小企業診断士試験の失敗以降、あれこれと思い悩む中、「“輝かしい名としようする執着”はかえって醜い。そろそろ、この名を名乗る覚悟をしよう」と決意。鮎滝の名を使うことにしました。

ちなみに、旧ブロガー名は「スクナビコナ」。
日本神話に出てくる知恵の神様の名前です。恐れ多い名前ですが、ブログをする気構えとして、使っておりました。

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