中小企業診断士をめざしつつ、日々のニュースやおススメ本など話題を提供。「突然スピーチを頼まれた」「ちょっと小生意気な話」など話のネタにしてください。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

埋め込み型人工心臓承認へ 国産初 ・・・技術大国+医療大国=人工臓器

埋め込み型人工心臓承認へ 国産初、在宅療養可能に
(共同通信 11/19付)

テルモ(東京)とサンメディカル技術研究所(長野)がそれぞれ開発した埋め込み型補助人工心臓について、厚生労働省の医療機器・体外診断薬部会は19日、製造販売を承認してよいとの意見をまとめた。厚労省が年内にも正式に承認する。

重い心不全患者の体にポンプを埋め込み、血液を送り出す左心室を助ける方式。ポンプは重さ約500グラムと小さい。心臓移植までのつなぎとして使う。肩掛けかばんほどの大きさで重さ数キロの電池と駆動装置を持って動けるため、在宅療養も可能になる。

日本で開発された埋め込み型は初。既に承認されている輸入品は現在、国内販売されておらず、患者は大きな装置を体につなぐ体外設置型を使用し、入院を続けざるを得ないのが現状という。

ただ新しい埋め込み型にも体重や体表面積による制限があり、体の小さな小児は使用できない可能性が高い。メーカー側は、国内で年間数十人程度が適応になるとみている。

埋め込み型補助人工心臓、国産機種販売へ 年内にも承認
(朝日新聞 11/20付)

国産で初めて、埋め込み型の補助人工心臓が製造販売されることになった。厚生労働省の薬事・食品衛生審議会の医療機器・体外診断薬部会が19日、「デュラハート」(テルモ、東京都)と、「エバハート」(サンメディカル技術研究所、長野県)の製造販売を承認した。手続きが整えば年内にも正式に承認される見通しだ。

補助人工心臓は、心臓を移植する以外には、治療の選択肢がない患者の心臓の機能を一部肩代わりするもの。厚労省によると、これまで、国内で承認された埋め込み型は海外メーカーのものが2機種あったが、今回の2機種は容積が3分の1と小さく、重さも500グラム前後と軽くなった。体格の小さな人でも使えることが期待される。

現在、国内で主に使用されているポンプは、人工弁を開け閉めして血液を送る「拍動型」の体外式で、血栓が起きやすい。医師による操作が必要となるため、患者は入院を余儀なくされていた。埋め込み型の場合は退院が可能となり、自宅で移植を待つことができるため、生活の質が大幅に上がる。

テルモによると、デュラハートの人工心臓の本体は540グラムで、コントローラーとバッテリー二つが入ったショルダーバッグは約2キロ。2007年に欧州で製造販売の承認を受け、日本では08年に臨床試験を開始。これまで6人に埋め込んだという。リニアモーターカーの原理と同じで、永久磁石のついたモーターが稼働するとプロペラが浮いた状態で回り、その遠心力で血液がよどみなく流れる仕組みだ。軸がなくプロペラがどこにも触れないため、血栓ができにくいのが特徴だという。

エバハートは体内に埋め込むポンプの中に水を循環させて血液を冷やすため、血栓ができにくいとされる。いずれも、羽根を回転させた遠心力で血流を作るロータリーポンプを採用した「次世代型」だ。(月舘彩子、石塚広志)

技術大国+医療大国=人工臓器 (1)
日本国が自負している「○○大国」に、「技術大国」「医療大国」というものがあります。

鮎滝個人は、技術大国と呼ぶには技術開発振興は米国に遠く及ばず、医療大国と呼ぶには先進医療投資は米国はもちろん新興国にも及んでいないという認識に立っています。

なぜなら、日本国の大学院と米国の大学院とでは研究費のケタが2つ3つ米国の方が上。日本国の大学に多様で優秀な才能を集めるという精神のもと、返済不要の奨学金で日本人学生・外国人留学生を集められる財務状態・寄付金体制を持ち合わせているところはありません。

先進医療特区を認定して、外国では使われているのに日本国で未承認となっている医薬品・医術の臨床を加速させることさえ、構想から何年も棚晒し。最新医薬品の承認スピードは、外国の方が圧倒的に上。医療ツーリズムの誘致も、日本国特有の「横並び医療」によって歩みは遅く。iPS細胞の研究進展も、山中伸弥京都大教授が研究発表した一時の話題になってしまい、その後の研究は米国に先を行かれているからです。

技術大国+医療大国=人工臓器 (2)
もとい、井の中の蛙としての「技術大国」「医療大国」であっても、日本国が投資を集中させるべき指針となるという視点から見れば重要な認識です。

小惑星探査機「はやぶさ」の成功で俄に宇宙分野での技術が注目を集めていますけれども、医療大国を掲げている日本国なら、『技術大国+医療大国=人工臓器』こそ進むべき道ではないでしょうか? 

先の8月から9月にかけて、立て続けに家族承諾による脳死患者からの臓器移植が行われました。しかし人工臓器を製造できるようになれば、重い臓器不全患者の治療において、脳死患者が表れることを待つという現状は打開されます。

父や母、夫や妻、兄弟や姉妹、息子や娘が新しい臓器を必要とする状況になっても苦悩することなく人工臓器が製造されてくるのを待てば良く。また父や母、夫や妻、兄弟や姉妹、息子や娘が脳死状態に陥ったとき、その家族は静かに患者を看取ることができるようになる。人工臓器がもたらす未来とは、そうした明るいものなのです。

日本国が本当に「技術大国」「医療大国」ならば、人工臓器の実用化への投資集中を考えるべきではないでしょうか?


――――――――――――――――――――――――――
関連記事
山中京大教授に伊バルザン賞 iPS細胞開発を評価
(共同通信 11/19付)

【ローマ共同】イタリアとスイスに本部のあるバルザン財団により世界の優れた研究者や人道活動家に与えられる今年のバルザン賞の授与式が19日、ローマのイタリア大統領官邸で行われ、ナポリターノ大統領が山中伸弥京都大教授(48)ら受賞者4人を表彰する。

神経や内臓などさまざまな組織に成長できる人工多能性幹細胞(iPS細胞)の開発に世界で初めて成功したことが評価された。山中氏は今年のノーベル医学生理学賞の有力候補にも挙げられた。賞金は100万スイスフラン(約8400万円)。

同賞はこれまでマザー・テレサや、カーボンナノチューブを発見した飯島澄男名城大教授らに与えられた。同財団は、イタリアの日刊紙の名記者だった故エウジェニオ・バルザン氏を記念して設立。毎年、自然科学、人文科学分野各2人の計4人に、数年おきに人道、平和に貢献した人に授与される。

――――――――――――――――――――――――――
関連記事
◆医学教育への「献体」20年で倍増 登録制限の大学も ・・・臓器移植提供以外に、こちらも選択肢(10/3/9)
◆臓器移植法、参議院も「A案の脳死=人の死」で成立 ・・・『脳再生医療』を待つことはできなくなるのか?(09/7/14)
◆柳田邦男さん、移植医療「生と死に寄り添う議論を」 ダブルスタンダードこそが、新しいあり方(09/7/3)
◆臓器移植法改正案、15歳未満認める「A案」衆院で可決 最期の瞬間までドナーの尊厳を守る配慮を(前)(09/6/18)
◆臓器移植法改正案、15歳未満認める「A案」衆院で可決 最期の瞬間までドナーの尊厳を守る配慮を(後)(09/6/19)
◆なぜ「脳死=死」としたがるのか? 世界保健機構(WHO)が外国での移植手術制限(09/4/23)
◆臓器移植法、新案作りへ 「子どもの移植に向け14歳以下解禁」「脳死判定厳格化」(09/4/20)

◆iPS細胞研究 米国グループが、ヒトの細胞でも「ガン化防止」生成成功(09/5/31)
◆米・独チーム、遺伝子使わずにiPS細胞を生成 ガン化リスク低減に成功(09/4/24)
◆いま京大がスゴイ(2) 京大をiPS細胞研究の拠点へ(08/1/22)
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
アクセスカウンター
プロフィール

鮎滝 渉

Author:鮎滝 渉
千秋真一に23%似ているらしいブロガーです。
実家である愛知県に戻ってきました。
ほぼ日刊で更新中。日々の巡回サイトに加えてやってください。
-------------------------
ブロガー名を、「鮎滝 渉」へ改めました。
私が自分に付けた最初のペンネーム。そして、「一角の者になるまでは使うまい」と思ってた名でもあります。

大して公知のペンネームというわけでもありません。が、1回目の中小企業診断士試験の失敗以降、あれこれと思い悩む中、「“輝かしい名としようする執着”はかえって醜い。そろそろ、この名を名乗る覚悟をしよう」と決意。鮎滝の名を使うことにしました。

ちなみに、旧ブロガー名は「スクナビコナ」。
日本神話に出てくる知恵の神様の名前です。恐れ多い名前ですが、ブログをする気構えとして、使っておりました。

スポンサー広告
↓あなたもブログ始めるなら↓ 無料blog

↓アフィリエイト始めるなら↓ アフィリエイト・SEO対策

↓英会話を始めるなら↓ 英会話スクールWILL Square

↓アクセスアップなら↓
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
ブログランキング参加中
応援してやってくださいm( _ _ )m
↓ワンクリックお願いします↓


ブログランキング・にほんブログ村へ

にほんブログ村 ニュースブログへ

にほんブログ村 本ブログへ

にほんブログ村 漫画ブログへ

にほんブログ村 本ブログ おすすめ本へ

にほんブログ村 漫画ブログ コミックス感想へ

本を買う
↓楽天ブックスを使う↓

---------------------------
↓アマゾンで商品検索↓

---------------------------
↓ベストセラー本のご紹介↓
カテゴリー
最近の記事
ブログ内検索
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
RSSフィード
リンク
このブログをリンクに追加する
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。