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河村市長「責任取って辞職」表明 ・・・この引責は筋が違うでしょう?

河村市長「責任取って辞職」表明
(中日新聞 11/26付)

名古屋市の河村たかし市長は26日朝、主導した市議会解散請求(リコール)の署名が必要数を下回り、不成立の見通しとなったことを受け、任期途中の来月下旬に「責任を取って辞職する」と表明した。市長選を来年2月の愛知県知事選とのダブル選を狙い、知事選に出馬の意向を固めた大村秀章衆院議員(50)=比例東海ブロック=と連携して選挙に臨む意向も示した。

河村市長は同市東区の事務所前に集まった報道陣に「署名が集まらなかったら辞めようと思っていた。市長選への再出馬は、もう1回やらせていただいてもいいですか(と市民に問う)ということ」と説明した。
減税や議会改革、環境施策で一致する大村氏との連携の重要性も強調。大村氏の出馬を「離党までして出るというすさまじい決意」と評価し「減税など一丁目一番地の政策を名古屋から愛知へと飛躍させる千載一遇のチャンス。民意をさらに大きく発展させたい」とダブル選挙の相乗効果に期待をにじませた。

リコールで35万3千人分の有効署名があり、一定の信任を得た上での辞任に対しては「署名が必要数に足りなければ辞めるつもりだった」と繰り返した。一方、引き続き無効となった署名の異議申し立ての動きを支援する考えを示した。

河村市長は同日午前、市議会の11月定例会本会議前に議長室を訪れ、横井利明議長に辞職の意向を説明した。議場で最初に質問に立った自民の市議は冒頭「びっくりした。一体何を考えているのか」と厳しく批判した。

市選管によると、河村市長が任期途中に辞職し、再出馬で当選しても、公選法の規定で任期は現状と同じ2013年4月27日まで。対抗の候補が当選すれば任期は投開票日から4年間となる。

名古屋市議会のリコール署名、法定数に達せず
(読売新聞 11/25付)

名古屋市の河村たかし市長が主導する市議会の解散請求(リコール)で、市選挙管理委員会は24日、再審査で1か月遅れになっていた署名の審査結果を発表した。

有効署名数は計35万3791人分となり、解散の是非を問う住民投票の手続きに必要な法定数(36万5795人)を、1万2000人分ほど下回った。25日から12月1日までの署名簿の縦覧期間、その後の異議申し立て・審査を経て、12月中旬には有効署名数が確定する。住民投票は行われない公算が大きくなった。

市選管の発表によると、無効署名(11万1811人分)の内訳は、
(1)選挙人名簿に登録されていない(4万3818人分)
(2)収集方法に問題がある(2万2990人分)
(3)氏名が自署でない(1万6787人分)などで、
無効率は24%。

リコールを主導してきた河村市長は記者団に対し、「本来、市民の署名活動の自由を守る立場である選管が、これほど多くの尊い署名を無効にしたことは極めて不条理で、恐るべき民主主義の危機だ」などと怒りをあらわにした。

署名活動をした市長の支援団体「ネットワーク河村市長」の鈴木望代表(前静岡県磐田市長)は今後、署名集めを担当した「受任者」らにも呼びかけて署名簿を縦覧し、市選管に異議申し立てを行う方針。

市議会の横井利明議長は「法定数に届かなかったとはいえ、市民の意思表示は極めて重い。日本一改革の進んだ議会と言われるように努力したい」と語った。

・・・この引責は筋が違うでしょう?
無効率・24%など、普通の署名活動ではあり得ない数字です。なぜなら、これを数字通りに読めば「4分の1が水増し署名だった」ということになるのですから。

その点において、4分の1も無効署名を出させてしまった名古屋市選挙管理委員会の責任は、非常に重いものです。選管の職責は“選挙管理”なのですから、無効署名が出ないよう、署名活動を行う人たちへ充分に事前説明を果たす必要があります。それが“管理”というものです。

万が一、水増し署名が行われていてかつ河村市長が水増し署名を先導していたのであれば、引責辞任は然るべきです。引責辞任どころか、政界からの永久追放に相当します。

しかし、正当な署名活動で必要数に達しなかったのであれば、「そこまで民意は極論を望んでいなかった」と結論付けられるだけ。市長は引責辞任ではなく、市長自身の方向修正によって応えるのが妥当なかたちではないでしょうか?

そもそも「首長の思い通りにならない議会だからリコールをする」というのは、議会が持つ行政府長である首長への監視機能を軽んずる論法で、市長主導によるリコール署名には無理があったと言わざるを得ません。

河村名古屋市長と橋下大阪府知事を比べてみると
河村市長の市政改革は、同じ改革派首長として仲も良い橋下徹大阪府知事の府政改革と見比べるのが良いでしょう。圧倒的な支持率を背景に府政改革を進める橋下府知事と異なり、河村名古屋市長の市政改革は、最初のボタンを掛け違っていたように思われます。

橋下府知事は、知事選に通った08年1月30日に就任前の異例の初登庁を行い、通常なら前知事の立てた予算案のままで進める08年度府予算案の再編成に着手。在府のマスコミを使った情報開示を徹底的に行い、予算の編成過程をすべてオープンにすることで府民からの支持を取り付けて、同年度予算を橋下知事案で通しました。

橋下知事のやり方は、「祭り好きの大阪気質に合わせたお祭り騒ぎの予算編成」とも言えます。

しかし、裏で「議会対策」にもしっかりと手を打っており、議会多数派を押さえるだけでなく、「自分に味方するのが府民に応えることだ」という雰囲気を意図的に醸成。橋下知事vs守旧派という分かり易い構図を作り、若手府議会議員を中心に橋下派を作っていきました。だからこそ、通例にない無理を通せたわけです。

一方の河村市長も、当初の高い支持率を背景に、自身が選挙戦で訴えてきた「住民税10%減税」を推し進めたところまでは同じでした。しかし、在中京のマスコミを使った情報開示は、住民税10%減税を実現するためには歳出をカットしなければならないという説明程度で、「住民税減税はありがたいけど、それで本当に市政は大丈夫なのか?」という市民の不安の声に応え切れていなかったように思います。

その上、議員報酬削減・議員定数削減案などでオール野党と化した議会とも徹底抗戦。ねじれ状態を解消する工夫は見られず、とうとう議会のリコール署名という最後の一手を打ってしまいました。

結局、河村市政は「議会と市長のダブル選挙以外にない袋小路への一本道」だったように思われます。政治家・河村たかしの政治信条を名古屋で実現するには、人間・河村たかしの自己改革が必要なのではないでしょうか?

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鮎滝 渉

Author:鮎滝 渉
千秋真一に23%似ているらしいブロガーです。
実家である愛知県に戻ってきました。
ほぼ日刊で更新中。日々の巡回サイトに加えてやってください。
-------------------------
ブロガー名を、「鮎滝 渉」へ改めました。
私が自分に付けた最初のペンネーム。そして、「一角の者になるまでは使うまい」と思ってた名でもあります。

大して公知のペンネームというわけでもありません。が、1回目の中小企業診断士試験の失敗以降、あれこれと思い悩む中、「“輝かしい名としようする執着”はかえって醜い。そろそろ、この名を名乗る覚悟をしよう」と決意。鮎滝の名を使うことにしました。

ちなみに、旧ブロガー名は「スクナビコナ」。
日本神話に出てくる知恵の神様の名前です。恐れ多い名前ですが、ブログをする気構えとして、使っておりました。

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