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首相、自給率60%達成へ意欲 コメ農家視察 ・・・食料自給率問題なら畜産農家を視察せよ!

首相、自給率60%達成へ意欲 コメ農家視察
(共同通信 12/12付)

菅直人首相は12日、山形県鶴岡市と三川町で地元からコメを集荷し、加工や販売に取り組む農家グループを視察した。経営者らとの意見交換では「若い人が参加できる農業の在り方や、食料自給率60%の目標をどうやればできるのか。いろんな話を聞いてイメージを持ちたい」と述べるなど、農業改革に取り組む意欲を強調した。

視察は、環太平洋連携協定(TPP)参加も念頭に、集約化や規模拡大が生産性向上につながった成功例を把握するのが目的で、グループが所有する精米センターや低温倉庫、水田を見学した。

首相は視察後、記者団に「農地の集約化と自立して経営する発想が大事だ。戸別所得補償制度についても前向きな意見を聞くことができた。農業再生のヒントをもらい、有意義だった」と話した。

・・・食料自給率問題なら畜産農家を視察せよ!
視察とは、本来、問題点がある現場に行って、問題の本質・根本を探るために行うものですよね? 農家視察は必要でしょうけれども、どうして選ぶ視察先が、自給率100%のコメとなるのか理解に苦しみます。

日本国のコメ生産は、毎年、生産調整という名の減反政策を行うほどのコメ余り状態にあり、その自給率は100%です。そんなコメ農家を見て食料自給率を語ろうとするなど、そもそもの素材選びを誤っています。

さらに言わせていただけば、日本のお米は、外国で1トンあたり150万円(1キロ=1500円)の卸売価格が付く高付加価値商品であり、優良な輸出商品候補生です。コメ農家視察を通じて語るべきことは、「日本国のおいしいお米を、外国へ売り出そう!」という『日本米による外貨獲得論』でしょう。

今年は猛暑で出荷不足になったため回避されたようですが、白菜やキャベツも、豊作となると卸売価格の暴落を避けるため、出荷調整を行います。出荷調整とは、出荷しても赤字になる白菜やキャベツをトラクターで踏み潰して肥料にしてしまうことで、卸売市場での値崩れを防止し、加えて出荷に要する輸送費用を浮かせる措置です。
葉物野菜も、食料自給率としては優等生です。

食料自給率を語りたいのであれば、選ぶべき視察先は畜産農家です。養牛、養豚、養鶏といった畜産農家には、小麦やとうもろこしなど、大量の外国産飼料が入っています。日本国の食料自給率を下げている一番の要因は、外国産飼料に依存している畜産農家なのです。

畜産農家の外国産飼料依存体質は、是か?非か?
ただし、日本国の畜産農家の外国産飼料依存体質も、すぐに日本国を危うくするとは限りません。このことは、日本国工業の仕組みと照らし合わせればよく見えていきます。

日本国は、原油も鉄鉱石も出ない資源小国であり、原油は中東から、鉄鉱石はオーストラリアから、レアアースは中国から輸入しています。日本国が地質学的に鉱物資源に恵まれていない以上、そうならざるを得ないのです。

それでも日本国は、現状、工業大国として成立しています。日本国は、外国から原材料を輸入し、付加価値の高い自動車や家電製品、工作機械に加工・製品化して外国へ輸出することで、外貨を稼いでいるのです。

ならば、日本国の畜産農家が、外国から小麦やとうもろこしなど飼料を輸入し、付加価値の高い肉牛、肉豚を育てて外貨を稼ぐというビジネスモデルを構築しても良いはずです。なぜなら、原油や鉄鉱石を外国産飼料に置き換えて、製品製造を牛や豚の肥育に置き換えれば、結局、鉱工業界も畜産業界も行っていることは同じだと考えられるからです。

その上で、改めて「食料自給率を上げるために、外国産飼料の輸入を停止するのは是か?非か?」と問うのが、日本国の食料自給率問題の根本でしょう。

食料自給率40%は、日本国の甘受すべき食糧事情
「食料自給率の上げ代はある」と考えられます。減反政策でコメの作付けを止めた田んぼは、時間を要するものの小麦畑に換えられるはずですから。

しかし、そうやって日本国産小麦を増産し、外国産小麦の輸入を縮小することが日本国の国益に叶うかは大いに疑問です。

日本国の小麦輸入停止などと言う事態は、小麦の大口輸入元である米国との貿易摩擦を悪化させる話。両国の輸出入を総合的に考えた場合、小麦は米国からの輸入を超過させる代わりに、工業製品は米国への輸出を超過させてもらうとした方が、日本国全体の収支は安定するでしょう。しかも、日本国の特技も活かせる状態です。

食料自給率40%という数字は、「毎日のごはんのうち、4割しか国内で作れていない」ということであり、実に危機感を煽りやすい数字です。

ですが、コメや葉物野菜の自給率は100%であったり、大豆は精油・食品用を合わせた全体で5%、食品用に限った場合は21%しか自給できてないはずなのに「国産大豆100%」という商品ばかりがスーパーマーケットに並んでいたりと、周辺情報をきちんと見ていくと危機意識を持つべき数字なのか怪しくなってきます。

原油輸入率100%と同様に、食料自給率40%は日本国の甘受すべき食糧事情なのではないでしょうか?

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鮎滝 渉

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千秋真一に23%似ているらしいブロガーです。
実家である愛知県に戻ってきました。
ほぼ日刊で更新中。日々の巡回サイトに加えてやってください。
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ブロガー名を、「鮎滝 渉」へ改めました。
私が自分に付けた最初のペンネーム。そして、「一角の者になるまでは使うまい」と思ってた名でもあります。

大して公知のペンネームというわけでもありません。が、1回目の中小企業診断士試験の失敗以降、あれこれと思い悩む中、「“輝かしい名としようする執着”はかえって醜い。そろそろ、この名を名乗る覚悟をしよう」と決意。鮎滝の名を使うことにしました。

ちなみに、旧ブロガー名は「スクナビコナ」。
日本神話に出てくる知恵の神様の名前です。恐れ多い名前ですが、ブログをする気構えとして、使っておりました。

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