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都の改正漫画条例成立へ、民主も賛成に回る ・・・子ども・消費者を信用しない独り善がり

都の改正漫画条例成立へ、民主も賛成に回る
(読売新聞 12/14付)

子どもの登場人物による露骨な性行為が描かれた漫画などの販売・レンタルを規制する東京都青少年健全育成条例改正案が13日、都議会総務委員会で可決され、本会議でも可決・成立する見通しになった。

今年3月、都議会に初めて提案されたがいったん否決され、修正を経ての可決。出版社側は「表現の自由の侵害」などと反発、都は「単なる販売規制で、内容も明確にした」としている。


改正案は、刑罰に触れる性描写を誇張する内容だと第三者機関が指定した漫画などを一般書棚から「成人コーナー」へ移すことなどを義務付ける。本会議で成立後、来年7月までに施行される。

6月に反対に回った民主党。この日、採決前の総務委では、同党議員が「最も憎むべき強姦(ごうかん)が描かれた漫画などを容易に読めるような状況は良くない」と述べ、同党は「慎重に運用する」などとする付帯決議を条件に賛成した。

一方、共産党は、「現行条例や出版社の自主規制で現在でも野放しではない。新たな規制の必要性が明確ではない」と反対を表明。東京・生活者ネットワークの議員は反対の立場から「いかがわしいものから子どもを完全に遠ざけることはできない」と述べた。採決では、民主、自民、公明の賛成多数で可決した。

改正案は、露骨な性描写の漫画が一般書棚で区別なく売られている現状から作られた。だが今年3月、都議会に提出されると、有名漫画家や出版社などが相次ぎ反対。都議会第1党の民主党も、18歳未満の登場人物の定義となる「非実在青少年」などの文言について「表現があいまい」などと反対し、同6月に都議会で否決された。

・・・子ども・消費者を信用しない独り善がり
結局、今回の東京都青少年健全育成条例改正は、何を狙いとしているのでしょうか?
道徳的清浄さを信奉する、PTA的主義主張で支配した温室社会を作りたいのか。別に東京都民もその他地域の有権者も、東京都議会に対して、バチカンのような道徳の砦であることは望んでいないと思います。

業界に自主規制を課す対象として、「少女との性行為など刑罰法規に触れる性交」「近親者間における性交」を挙げています。

まあ、「ロリだの、妹萌え、姉萌え、兄萌え、弟萌えなどは、理解できないし理解する気もない、気色悪くて触れたくもない」という主張なのでしょう。確かに、その主張は道徳的清浄さに近しいと思います。しかし、その主張を公権力をもって俗世間へ適用することが正しいのかは疑問です。

例えば、毎年8月と12月に東京ビッグサイトで行われる『コミケ』。多くの出版物が、この自主規制対象に引っかかってしまうはずです。

自主規制対象のうち「強姦等の著しく社会規範に反する内容を不当に賛美・誇張する描写」があるものを不健全図書とするのは妥当かもしれませんが、従来のR指定以上の規制をかける公益を見出せるものでしょうか。第三者機関まで設けてチェックするなど、手間をかけ過ぎ、子ども・消費者への信用が無さ過ぎます。

「家庭の団らんを失った家庭には、最早、いかがわしいものを子どもから遠ざける力はない。よって、都・自治体が代わりにやります」という東京都青少年健全育成条例改正案の論理は、有権者に対して非常に失礼であるように思います。

象牙の塔にいる都議会議員の先生方は、観察不足
ロリだの、妹萌えなどは、同人誌等愛好家・オタクの世界において“属性”と呼ばれる概念です。

“属性”と位置付けることが一般化したように、そこに本質があるわけでもなく、誰もが拘泥しているものでもありません。重宝しているのは、“可愛らしく描いた妹”や“イケメンで頼れる兄”であって、この辺りの機微は「ただし美人に限る」「イケメンに限る」というネット用語がよく表しています。

また、オタクの大半は、「原作の世界の話を、こんな風に書き換えたらおもしろいよね?」という楽しみ方をしており、きちんとリアルとバーチャルを区別しています。

むしろ、同人誌等への愛好度が強いほど「バーチャルにリアルを持ち込むな」という思考が強く、リアルとバーチャルを切り離すベクトルは強くなります。リアルとバーチャルを混同したヤバそうな人物は、オタクの間でも「お前とは連めないよ」と村八分にするぐらい、オタクの大半は正常に世間を見ています。

せめて『俺妹』ぐらいは読んでから論じた方が良い
ある日、自分の妹がオタク少女であることを知った兄が、妹から人生相談を受ける『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』というライトノベルがあります。

同小説の主人公の妹・高坂桐乃は、文武両道に秀でてファッション誌の専属モデルをしている美少女でありながら、“妹萌え”のオタクとして描かれています。が、もう一つ、自分の趣味趣向は一般世間に受け入れられないことを自覚しているという設定も付けられています。
ライトノベルの登場人物の設定ですが、おそらくこれが現実世界のオタクの感覚です。

表の生活も裏のオタク趣味のどちらも不可分な自分の一部であり、両方が併存できるよう、日々、適度な距離感を探っているのがオタクです。桐乃のセリフを借りれば、「しょうがないじゃん。いつの間にか好きになってたんだもん。あたしだってこういうのが普通の女の子の趣味じゃないって。だから今まで隠してたんだもん」というのが一般的なオタク像でしょう。

オタクの世界を知らずにいる知識階級の都議会議員の先生方は、理解しがたい趣味趣向を目の当たりにすると、一足飛びにサバト(悪魔崇拝の集会)でも想起するのかもしれません。けれども、一般にはコソコソ隠しておける範囲に収まる趣味であり、東京都青少年健全育成条例改正案などという仰々しいものを持ち出すほど、享楽的・背徳的な世界でもないと考えます。


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鮎滝 渉

Author:鮎滝 渉
千秋真一に23%似ているらしいブロガーです。
実家である愛知県に戻ってきました。
ほぼ日刊で更新中。日々の巡回サイトに加えてやってください。
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ブロガー名を、「鮎滝 渉」へ改めました。
私が自分に付けた最初のペンネーム。そして、「一角の者になるまでは使うまい」と思ってた名でもあります。

大して公知のペンネームというわけでもありません。が、1回目の中小企業診断士試験の失敗以降、あれこれと思い悩む中、「“輝かしい名としようする執着”はかえって醜い。そろそろ、この名を名乗る覚悟をしよう」と決意。鮎滝の名を使うことにしました。

ちなみに、旧ブロガー名は「スクナビコナ」。
日本神話に出てくる知恵の神様の名前です。恐れ多い名前ですが、ブログをする気構えとして、使っておりました。

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