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リニア計画ゴーサイン JR東海、政治介入避け自力建設 ・・・大阪・京都・奈良でも議論加速

リニア計画ゴーサイン JR東海、政治介入避け自力建設
(朝日新聞 12/16付)

JR東海のリニア中央新幹線の計画に、国土交通相の諮問機関が15日、事実上のゴーサインを出した。東海道新幹線の代替路線の確保を急ぐJR東海は、政治介入を避けながら早期に開業しようと、8兆円もの建設費を自力で工面するリスクを背負った。開業は関西3空港にとっては大打撃。交通機関の勢力図も変わる。

国交省で15日開かれた「交通政策審議会中央新幹線小委員会」。東京―名古屋間をほぼ直線で結ぶ「南アルプスルート」での建設を認める中間意見をまとめた。来春に最終答申を出し、国交相がJR東海に建設を指示する見通し。環境影響評価を実施後、2014年度の着工を目指す。

JR東海が自己負担で建設すると表明したのは07年12月。従来の新幹線は国の公共事業として行われ、民間負担は初めてだ。06年春に完全民営化が実現し、JR東海首脳は「リニア建設の条件が整った」と振り返る。

自己資金での建設には、ルート選定や駅の設置場所などをめぐる政治介入を避ける狙いがある。実際、小委員会が直線ルートを認めたのは、費用対効果が決め手だ。山田佳臣社長は「経営の自由、投資の自由だけはきちんと確保する」と再三強調してきた。

JR東海が巨費を投じてでもリニア建設を急ぐ背景には、東海道新幹線が開業から46年たち、老朽化しているという問題がある。18年以降に約1兆円をかけた大規模改修をし、長期間の部分運休や徐行運転を想定。地震など被災の恐れも常につきまとう。運輸収入の9割超を稼ぐドル箱路線が機能低下に陥るリスクは、大きな経営課題だ。

心配されるのは財務の悪化だ。建設費は借入金などで賄い、国鉄民営化直後に匹敵する最大約5兆円の長期債務を抱える。金利上昇などに弱い財務体質になる。

中間意見は大阪開業の時期について、経済効果を上げるために前倒しを促した。だが、国交省の試算では、前倒しによって長期債務が6兆円に達すると、わずかな金利変動で経常赤字に陥る恐れが高まるとされた。南アルプス直下を掘り進む難工事も控え、工期が遅れたり、建設費が膨らんだりする恐れもある。

中間駅、負担巡り溝
リニアの沿線駅のうち、3大都市圏を除く神奈川や奈良など6県の中間駅の建設費について、JR東海は「原則地元負担」としているが、自治体との溝は埋まっていない。

中間駅の建設費は、地上なら350億円、地下なら2200億円程度と見込まれる。これまでの小委員会でも「財政的に厳しい」(松沢成文・神奈川県知事)、「全額地元負担は受け入れ難い」(古田肇・岐阜県知事)などと反発が相次いだ。

各県はJR東海の一部負担や国の支援を要求。多くの乗客が集まるターミナル駅が設けられる東京、愛知、大阪の各都府県には、JR東海が建設費の負担を求めていないことも、沿線各県の不公平感につながっている。

小委員会の中間意見は「合理的な負担の検討方法について調整が望まれる」とし、JR東海と自治体が十分に協議して妥当な負担割合を決めるよう求めた。山田社長も記者会見で「基本原則は変わらないが、協議で修正することはありえなくはない」と述べ、年内に沿線各県の知事などと協議を始める意向を示した。

関西3空港に打撃
リニア開業で、東海道新幹線の役割は大きく変わる。

現在は停車駅の少ない「のぞみ」が半分を占め、大都市間の輸送を重視したダイヤになっている。静岡県の石川嘉延・前知事は、県内駅の通過列車の多さに「素通りする新幹線には通行税をかける」とぶち上げたこともある。

しかし、リニアが登場すれば、大都市間の輸送の主役は交代。東海道新幹線は「こだま」と「ひかり」を増やし、沿線各県と3大都市を結ぶ役割を担う。JR東海は「東海道新幹線に新駅を設ける可能性が広がる」としている。

一方、大きな打撃を受けるのが関西3空港(関西、伊丹、神戸)だ。自治体や産業界などでつくる「関西3空港懇談会」は、リニアが名古屋まで開業した時点で3空港と羽田を結ぶ便は「全滅」し、3空港の国内旅客数は3割以上減ると試算する。

ただ、「リニアがしばらく大阪に来なければ、大阪は完全に地方都市になってしまう」(近畿日本鉄道の山口昌紀会長)として、早期の大阪開業を待望する声もある。(信原一貴、清井聡)

・・・大阪・京都・奈良でも議論加速
リニア新幹線の技術はずごいものの、個人的には狭い日本の国土には不向きだと思っています。が、JR東海の決断の結果、関空、伊丹、神戸の関西3空港をも巻き込んで、おもしろい事になってきていると感じています。

故・田中角栄氏の『日本列島改造論』以降、95もの空港が濫立するなど、合理性や統一性を感じられなかった日本の国土交通行政。リニア新幹線は、そこに一石を投じるものであるのかもしれません。


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関連記事
「リニア誘致」奈良と京都が古都バトル
(産経新聞 12/18付)

平成57(2045)年の東京-大阪間開業を目指すリニア中央新幹線の新駅(中間駅)をめぐり、日本の2大古都、奈良県と京都府が早くも誘致合戦の様相を呈し始めた。JR東海が「1県1駅」とするルート上の新駅が、国の基本計画で「奈良市周辺」との表現にとどまり府県名が明示されなかったためで、「周辺」にあたる京都府は「国際観光都市としては譲れない」と息巻き、奈良県の荒井正吾知事は「『奈良市周辺』とは県内で決定しているということだ」として一歩も引かない考えだ。

リニア中央新幹線は、東京-名古屋間が平成39年、名古屋-大阪間が57年の開業を目指す。国土軸が一変するビッグプロジェクトだけに、東海道新幹線から大きく外れている奈良県にとって、新駅誘致は経済発展の観点からも「長年の願い」(県道路交通環境課)でもある。

一方、京都府も「リニアが府内を経由しなければ国土軸から外れてしまう。国際観光都市としては譲れない」(府交通政策課)と新駅誘致を死活問題として捉え、国やJR東海への陳情を通して存在感をアピールする構え。7月には有識者らの検討委員会も立ち上げ、JR京都駅や奈良県との府県境に位置する「関西文化学術研究都市」などを新駅候補地として検討を始めた。

直線ルート上に位置し条件的には有利とみられる奈良県だが、JR東海が沿線各県に建設する中間駅については全額地元自治体負担を求めていることが不安定要因になっている。荒井知事も「県内で発生する受益の範囲では応じるが、全額を賄うことは不可能」と全額負担に反発している。

また、2200億円が必要とされる地下駅建設についても財政事情から「地下駅は経済的な発展性が見込めず、新駅は地上駅にしてほしい」と主張するが、内心は「京都府側が破格の条件を提示しないか、気になっている」と不安を隠せないでいる。「もし県外に建設されては経済的損失は計り知れない。地道な誘致活動に取り組んでいくしかない」としている。

関空リニアに調査費 アクセス改善、予算案計上へ
(産経新聞 12/19付)

政府の平成23年度予算案に、大阪市中心部と関西国際空港(距離約40キロ)を結ぶリニアなどを視野に入れた高速鉄道アクセスについての調査費が計上される見通しとなったことが18日、国土交通省関係者らへの取材でわかった。

関空へのアクセス向上は、利用促進に向けた重要な課題として大阪府などが強く求めており、国交省としても調査の必要性を認めた形。官民連携での整備の可能性などが検討される見通しだ。

ビジネス拠点である大阪・キタの市中心部から関空へは、現状で1時間程度かかる一方、国交省大阪航空局の調査によると、公共交通機関で大阪(伊丹)空港まで1時間以内で移動できる京阪神の人口が約1500万人なのに対し、関空は約400万人にとどまる。このため、関空の国際競争力強化にはアクセスの改善が不可欠とされる。

関空への新アクセスとしてはこれまで、鉄道路線の起点となる大阪・ミナミとキタを結ぶ「なにわ筋線」整備や、大阪府の橋下徹知事が昨年秋に提唱した、JR大阪駅北側の「梅田北ヤード」を起点とする「関空リニア」構想などが浮上。キタと関空の所要時間は、なにわ筋線で30分台、関空リニアなら7分に短縮できるとされ、府は今月8日に国交省に提出した意見書でも、高速アクセスの調査を推進するよう求めていた。

国交省は、調査費をもとにリニアや新幹線も視野に入れた具体的な整備の可能性を検討。民間が事業の計画段階から参加し、設備は官が保有したまま、設備投資や運営を民間に任せる手法の導入などについても調査を行う方針という。

一方、関空と伊丹の経営統合をめぐり、統合後の両空港の運営に地元意見を反映させるため、国交省が、関空の地元9市4町でつくる「泉州市・町関西国際空港協議会」や、伊丹空港周辺の11市でつくる「大阪国際空港周辺都市対策協議会」とは別に、関空の出資団体である大阪府や兵庫県、和歌山県などとの協議会も新たに設置し、窓口を3本立てとする方針を固めたこともわかった。

同省は新アクセスの調査方針と合わせて、21日に予定される地元自治体や経済界との意見交換会で提示するとみられる。
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鮎滝 渉

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千秋真一に23%似ているらしいブロガーです。
実家である愛知県に戻ってきました。
ほぼ日刊で更新中。日々の巡回サイトに加えてやってください。
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ブロガー名を、「鮎滝 渉」へ改めました。
私が自分に付けた最初のペンネーム。そして、「一角の者になるまでは使うまい」と思ってた名でもあります。

大して公知のペンネームというわけでもありません。が、1回目の中小企業診断士試験の失敗以降、あれこれと思い悩む中、「“輝かしい名としようする執着”はかえって醜い。そろそろ、この名を名乗る覚悟をしよう」と決意。鮎滝の名を使うことにしました。

ちなみに、旧ブロガー名は「スクナビコナ」。
日本神話に出てくる知恵の神様の名前です。恐れ多い名前ですが、ブログをする気構えとして、使っておりました。

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