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「大たこ」、新しい屋台を自主撤去 大阪市の通告受け ・・・地代を免れた違法経営者ですよね?

「大たこ」、新しい屋台を自主撤去 大阪市の通告受け
(朝日新聞 12/16付)

大阪・道頓堀のたこ焼き店「大たこ」が大阪市の土地から立ち退くよう命じられた判決の確定後、元の場所から数メートル離れた市道に屋台を設置していた問題で、大たこ側は16日未明、新たに設けた屋台などを市道上から自主的に撤去した。市は同日朝に行政代執行による強制撤去をすると店側に通告していた。

大たこについては、市の土地からの立ち退きを命じる判決が確定。店側は11月下旬に旧屋台を撤去したが、元の場所から数メートル離れた市道上に新しい屋台を設置して営業を続けた。市は道路法に基づく退去命令に店側が応じず、10日に行政代執行の手続きを開始。13日までの自主撤去を命じる「戒告書」にも従わないため、市は強制撤去すると通告していた。

同店をめぐっては、大阪市経済局係長の男性職員(48)が酒に酔って従業員に言いがかりをつけ、たこ焼きに雨水をかけたなどとして、14日に威力業務妨害容疑で逮捕=その後釈放=された。

・・・地代を免れた違法経営者ですよね?
朝からこの話題ばかりだったため、マスコミに釘を刺したいと思って取り上げますが。

『大たこ』の経営者は、“ああ言えばこう言う”という論法で38年間も地代を免れてきた、単なる違法経営者ですよね?

『大たこ』は、民法・第162条(所有権の取得時効)を持ち出していますが、この案件で取得時効を成立させる余地はありません。
最高裁は、『大たこ』が簡単に移動できる“屋台”であることを根拠として取得時効を退けました。162条にある「所有の意思」から否定するため“屋台”であることを根拠としたのでしょうけど、同条には「平穏に、かつ、公然と他人の物を占有した」という要件もあります。

民法・第162条(所有権の取得時効)
1.二十年間、所有の意思をもって、平穏に、かつ、公然と他人の物を占有した者は、その所有権を取得する。
2.十年間、所有の意思をもって、平穏に、かつ、公然と他人の物を占有した者は、その占有の開始の時に、善意であり、かつ、過失がなかったときは、その所有権を取得する。

大阪市は『大たこ』へ、1985年、2005年に市道を使った営業を改善するよう行政指導しており、平穏かつ公然と占有し続けてきたとは言えません。

1972年 『大たこ』は、大阪市から「露天喫茶店」の営業許可を得て開業。
       『大たこ』は、市道を不法占拠して営業開始
1985年 大阪市が『大たこ』へ行政指導
2005年 再度、大阪市が『大たこ』へ行政指導
       (この頃から地域住民から苦情が多く出始める)
2006年 大阪市が『大たこ』へ勧告
       対して、『大たこ』は「20年以上占有したから時効だろう」と時効取得を提訴
2007年 大阪市が、不法占拠で『大たこ』に反訴

普通の経済活動では、土地の購入代金や賃貸料のほか固定資産に対する税金が発生します。

飲食店の営業とは、真面目にそれらを支払った上で、なおかつ旨い料理を出して客を集めるものです。全国一律料金としている大手飲食チェーン店は別として、一般の駅前喫茶店でコーヒー・料理代が高くなるのは、その金額にテナント料の回収分を上乗せしているからです。
飲食店は店舗の立地が物を言う業種ですから、立地に応じた地代・テナント料の負担は、好立地で営業するための対価なのです。

通常、発生する地代・テナント料を免れ続けてきた『大たこ』の経営者は、法令遵守を基本に営業している普通の経営者の敵に過ぎません。そのような社会の敵を、マスコミがこぞって取り上げるという事態は、マスコミの神経を疑って然るべき異常さです。


――――――――――――――――――――――――――
関連記事
道頓堀「大たこ」立ち退きへ 不法占拠訴訟で最高裁確定
(朝日新聞 7/23付)

大阪・道頓堀の名物たこ焼き店「大たこ」が大阪市の土地(4.43平方メートル)を不法占拠しているとして、市が土地の明け渡しなどを店側に求めた訴訟の上告審で、最高裁第三小法廷(近藤崇晴裁判長)は、「大たこ」側の上告を退ける決定をした。20日付。

土地の明け渡しと使用料支払いを店側に命じた一、二審判決が確定した。「大たこ」側は立ち退きを迫られる。使用料は1997年6月から明け渡すまで月約1万3800円とされており、すぐに明け渡したとしても220万円弱になる計算だ。

一、二審判決によると、店は72年に市から「露天喫茶店」の営業許可を得て開業。2007年に道路部分の使用はやめる形で新たな屋台を建てて営業を続けていた。市側は周囲にほかにも不法占拠された土地がたくさんあったため、30年以上、黙認。一時は払い下げも検討されたが、まとまらなかった。

店側は「占有から20年以上が過ぎ、民法上の時効によって土地の所有権を取得した」と主張したが、一、二審とも「屋台は撤去が容易な状態であり、占有の意思があったとは言えない」と退けた。

大たこは大阪の観光名所として有名で、一時は市もホームページで紹介していた。
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鮎滝 渉

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千秋真一に23%似ているらしいブロガーです。
実家である愛知県に戻ってきました。
ほぼ日刊で更新中。日々の巡回サイトに加えてやってください。
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ブロガー名を、「鮎滝 渉」へ改めました。
私が自分に付けた最初のペンネーム。そして、「一角の者になるまでは使うまい」と思ってた名でもあります。

大して公知のペンネームというわけでもありません。が、1回目の中小企業診断士試験の失敗以降、あれこれと思い悩む中、「“輝かしい名としようする執着”はかえって醜い。そろそろ、この名を名乗る覚悟をしよう」と決意。鮎滝の名を使うことにしました。

ちなみに、旧ブロガー名は「スクナビコナ」。
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