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食料需給見通し:穀物10年で3割高 新興国の需要急増 ・・・「減反」「生産調整」と叫ぶ日本の贅沢

<食料需給見通し>穀物10年で3割高 新興国の需要急増
(毎日新聞 2/18付)

農林水産省は18日、2020年までの世界の食料需給の見通しを公表した。途上国・新興国の人口増と所得向上による食生活の変化で増え続ける食料需要に増産が追いつかず、食料の不足傾向が強まると分析。コメ、小麦など穀物の国際価格は07~09年平均との比較で24~35%高くなると予測している。

同省は08年度から毎年、食料需給見通しを発表し今回が3回目。米農務省や国際機関の統計を基に独自の手法で試算している。

需要面では、人口増に加え、中国など新興国で肉や乳製品、卵、油脂類などの消費が増え、その生産に必要な飼料穀物や大豆の需要が増加。米国などのバイオ燃料向け需要も伸び、20年の穀物消費は08年より5億トン多い27億トンに達する見通し。

一方、生産面では地球温暖化による洪水や干ばつなどが頻発、水資源の不足も深刻化。単位面積当たりの収穫量が伸び悩むため、穀物生産は08年の22億トンから20年は26億トンに増えるものの需要増大に追いつけず、08年で20%の在庫率は国連食糧農業機関(FAO)が危険水準とする17%を下回り、15%まで低下するとみている。

コメ、小麦、トウモロコシ、大豆の国際価格は08年2~7月に史上最高値をつけた後は下落に転じたが、ロシアが干ばつで穀物輸出を停止した昨年8月ごろから再び値上がり。現在は小麦・トウモロコシで最高値の9割、大豆で7割、コメで5割の水準だが、農水省はいずれも20年までに再び最高値を更新すると予測している。

コメの国際価格は20年に09年より約2割高い1トンあたり704ドル(約5万9000円)、小麦は約5割高の297ドル、トウモロコシも約5割高の224ドルになると予測している。

食料価格高騰は中東諸国で相次ぐ政変の一因とも言われ、サルコジ仏大統領は主要20カ国・地域(G20)首脳会議などの主要議題に価格安定策を据えるよう提案。19日までの2日間、パリで開かれているG20財務相・中央銀行総裁会議や、6月に開くG20農相会合でも対応策が話し合われる予定だ。【行友弥】

・・・「減反」「生産調整」と叫ぶ日本の贅沢
2020年までの世界の食料需給の見通し、10年後に穀物価格が3割高になるとの予測を出したのは日本の農林水産省。減反や生産調整を主導してきた部署です。彼らは、減反と穀物価格の高騰とを同時に叫ぶことに、何の違和感も感じていないのでしょうか?

コメ、小麦、トウモロコシ、大豆といった食糧は、人間にとって都合良い収穫量がどこでも得られるものではありません。
その収穫量は、毎年の気候によって変動するものであり、人間が許容できる範囲へ安定させるには長い長い期間をかけた品種改良を要します。さらに広く世界を見渡せば、品種改良をしようとも、「作りたくても作れない」という地域の方がほとんどです。

一方、我が国、日本を見れば、梅雨や台風を通じて真水を潤沢に得られる温暖湿潤気候にあります。また、既に日本の気候に適応したササニシキやコシヒカリといったコメの品種改良も済ませており、近年では元農地の耕作放棄地・休耕田を多く抱えるようになっています。
世界から見れば日本は、自国の肥沃な大地をムダに放置している、非常に贅沢な国だと言えるでしょう。

もっとも、日本における農家経営の現実として、米国やオーストラリアのような安価大量生産は難しいというのは確かかもしれません。しかしそれならば、高価少量生産での生き残り戦略を立てるべきではないでしょうか。

高価でも日本米を選ぶ世界の富裕層に売り込み、富裕層が消費するコメをすべて日本米に置き換えるシェア争いは、世界の食糧事情において大きな意味を持ちます。富裕層が日本米を食べるようになれば、その分だけ中所得層に地産の農作物がまわり、ゆくゆくは低所得層にも食糧がまわるようになるはずです。
日本の“農”の世界進出は、一農家の生き残りには止まらない存在意義をもたらすものです。

こうした思考の中では、“戸別所得補償を受ける零細農家”という存在はきわめて奇怪です。零細農家を自認しているのであれば、「もっと広い土地で耕作したい」「農業法人で大きな経営を」と望んでいる農家・法人に土地を譲渡するなり、貸与すれば良い話です。零細から脱却するための創意工夫こそ、自由主義経済の中で生きる農家の姿でしょう。

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鮎滝 渉

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千秋真一に23%似ているらしいブロガーです。
実家である愛知県に戻ってきました。
ほぼ日刊で更新中。日々の巡回サイトに加えてやってください。
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ブロガー名を、「鮎滝 渉」へ改めました。
私が自分に付けた最初のペンネーム。そして、「一角の者になるまでは使うまい」と思ってた名でもあります。

大して公知のペンネームというわけでもありません。が、1回目の中小企業診断士試験の失敗以降、あれこれと思い悩む中、「“輝かしい名としようする執着”はかえって醜い。そろそろ、この名を名乗る覚悟をしよう」と決意。鮎滝の名を使うことにしました。

ちなみに、旧ブロガー名は「スクナビコナ」。
日本神話に出てくる知恵の神様の名前です。恐れ多い名前ですが、ブログをする気構えとして、使っておりました。

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