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福島第一原発:1~3号機、注水を複数ライン化 ・・・どうしてニュースになるほど工夫が遅いのか?

福島第一1~3号機、注水を複数ライン化
(読売新聞 4/14付)

経済産業省原子力安全・保安院は14日午前、記者会見し、東京電力福島第一原子力発電所で、余震が起きても原子炉に安定して注水が行えるよう、数日中に1~3号機の注水ラインを多重化することを明らかにした。

現在使っているのとは別のタンクを用意して、複数のラインを整備、14日から試験注水を始める。

一方、東電は同日の記者会見で、余震の停電対策で実施している、各号機の注水ポンプを動かす外部電源を2系統に増やす作業について、19日までに終了すると発表した。

津波で電源が失われないよう高台への移設も進めており、原子炉建屋と同じ海抜10メートルの場所に置いていた非常用発電機を積んだトラックと、1~3号機の原子炉の注水ポンプ3台を載せたトラックを海抜20~30メートル地点へ移す準備を始めた。

4号機の使用済み核燃料一時貯蔵プールの水から放射性ヨウ素などが検出され、燃料棒の一部損傷が疑われることについて、保安院は「損傷はそれほど大きいとは思えない。今回のデータだけでは溶融しているかは判断できない」とした。プールの水温は一時90度に上昇したが、原因は、満水を検知する装置の不具合で、9日の注水量が不十分だった可能性があるとした。

2号機の作業用トンネルの汚染水については、13日夕までに660トンを復水器に移送し、水位は6センチ下がった。その後、14日朝には再び3.5センチ上昇した。

・・・どうしてニュースになるほど工夫が遅いのか?
停止が許されないシステムの設計において『多重化』という発想は、基本中の基本です。

多くの病院では手術中の停電に備えて、通常電源以外に、自家発電装置という『多重化』を採用しています。また日本の鉄道は、常用ブレーキの故障に備えて、別系統の保安ブレーキという『多重化』を採用しています。ネットサーバでも、多重化や冗長化によって企業の経済活動を停止させることなく、ニーズを満たしています。

こうした一般的な考え方である『多重化』が、なぜ被災から1カ月も経ってから考え出されるのか。その発想の遅さには、今回の事故に臨む姿勢への疑問を感じます。現場で作業員が身命を賭して任務に当たっているように、東京電力の管理者たちは知恵を振り絞っているのでしょうか?

「廃棄できない汚染水を冷却水へ流用できないか?」という発想は正しいと思います。
高濃度汚染水は、汚染濃度を下げる処理をしなければ、海へ廃棄することもできません。量が膨大であれば廃棄せずに済ませる方がよく、また放射能に汚染されていても、沸点以下の冷たい水であることには違いありません。であれば、一次冷却水のように原子炉に入れて炉心冷却に使う「水の循環利用」をめざすのが理に適っていると思われます。
後は、技術的問題をクリアして実現できるかどうかの問題です。

東電の幹部には、原発を預かる者として、最先端の発想力を発揮して欲しいものです。


――――――――――――――――――――――――――
関連記事
汚染水を「冷却」転用へ、近く新施設 着工
(JNN 4/14付)

一進一退の復旧作業が続く福島第一原発。原子炉建屋の放射線量は非常に高いため、発生から1か月以上たった今も、原子炉内で何が起こっているか、正確に把握できていません。ある政府関係者はこう、つぶやきました。

「山の向こうに何があるのか分からない。今はまだ、山を登る入り口を探している状況だ」(政府関係者)

「山」を登るため、まず必要なのは放射能に汚染された水を取り除くことです。しかし・・・

「(2号機の)トレンチの立て坑の状況ですが、昨日からは3.5センチ水位が上昇した」(東京電力の会見、14日)

2号機のトレンチからは13日までタービン建屋の中にある「復水器」に水を送る作業が行われましたが、その作業を止めたところ、再び水位が上がり、地表に近づいてしまったことが分かりました。

5万トンから6万トンはあるとみられる「汚染水」。早く移送することが求められるなか、その扱いをめぐって、ある「作戦」が計画されていることが明らかになりました。

「汚染水から放射能と海水を取り除き、これを冷却に使えないか」(政府関係者)

政府関係者によると、集めた汚染水の放射性物質の濃度を薄め、冷却水として再利用するための処理施設を新たに建設するというのです。

特殊なフィルターなどで汚染水から放射性物質と海水の塩分を取り除き、真水の状態にしてから、再び原子炉や使用済み燃料プ-ルの冷却用の水として使うという計画です。

14日の保安院の会見でも・・・
「例えば、タービン建屋の部分を含めて循環させるようなシステムを作れるかどうかとか、ある程度、水をきれいにする装置を外付けにしてやって(原子炉の水が)煮つまらないようにするとか、ひとつの例として、そういうことも考えられる」(原子力安全・保安院の会見、14日)

海水を真水に替える装置は、すでに柏崎刈羽原発などにもあります。一方、高濃度の放射性物質の処理には過去に実績があるフランスの原子力大手「アレバ社」に依頼することを検討しているといいます。

「我々は今、3つの分野の専門家を日本に送っています。第一は汚染水の処理のための専門家です」(アレバ社の会見、先月31日)

政府が「汚染水の循環施設」の建設に着手するのは、大量の汚染水の処分場所が見つからないことに加え、原子炉や使用済み燃料の冷却には大量の水が必要になるためです。汚染水を冷却水に。まさに「一石二鳥」の名案にも見えますが、建設には少なくとも数か月はかかる見通しです。山の頂につながるルートは見つかるのか、手探りが続いています。
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鮎滝 渉

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千秋真一に23%似ているらしいブロガーです。
実家である愛知県に戻ってきました。
ほぼ日刊で更新中。日々の巡回サイトに加えてやってください。
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ブロガー名を、「鮎滝 渉」へ改めました。
私が自分に付けた最初のペンネーム。そして、「一角の者になるまでは使うまい」と思ってた名でもあります。

大して公知のペンネームというわけでもありません。が、1回目の中小企業診断士試験の失敗以降、あれこれと思い悩む中、「“輝かしい名としようする執着”はかえって醜い。そろそろ、この名を名乗る覚悟をしよう」と決意。鮎滝の名を使うことにしました。

ちなみに、旧ブロガー名は「スクナビコナ」。
日本神話に出てくる知恵の神様の名前です。恐れ多い名前ですが、ブログをする気構えとして、使っておりました。

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