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スクナビコナ

Author:スクナビコナ
千秋真一に23%似ているらしい、兵庫県在住のブロガーです。
ほぼ日刊で更新中。日々の巡回サイトに加えてやってください。

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「スクナビコナ」とは?

日本神話に出てくる
知恵の神様の名前です。
恐れ多い名前ですが、
ブログをする気構えとして、
名乗ることにしました。

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山椒(参書)を入れるとニュースも辛い?
中小企業診断士をめざしつつ、日々のニュースやおススメ本など話題を提供。「突然スピーチを頼まれた」「ちょっと小生意気な話」など話のネタにしてください。
『自国にない技術は、他から買う』 中国の企業論理と、それに翻弄された日本企業(3)―現実主義―
中国に買われる日本の技術
前2回をかけて、中国のサンテック社による日本の太陽電池パネル生産大手メーカー「(株)MSK」買収劇と、元MSK社員による大牟田工場の取り戻し、そして新会社「YOCASOL」結成の模様を書きました。

元社員によるEBOというのは特殊事例ですが、中国企業による日本企業買収は、中小企業では珍しくありません。

東京における超一流ホテルのオープン、リニューアルオープン・ラッシュに際し、大量発注された高級絨毯。
その多くを受注したのは、日本やヨーロッパで立ち行かなくなった織物業者から最新機器を安値で買い叩き、中国の工場に入れて、中国の安い人件費で運転している中国企業です。まさに「自国にない技術は、他から買う」です。

現実主義から辿り着いた中国の企業論理
中国の「自国にない技術は買う」という企業論理は、中国の現実主義から来ていると考えられます。

今の中国人経営者にとって、「今の好景気に乗る」ことは大きなテーマです。
技術力は自国で育て上げた方が、以降の育成プログラム開発も同時進行するためより磐石なものとなります。しかし、今の好景気に乗れなければ、一経営者にとっては成功となりません。よって、自国で育てるのを待てなければ、他から買ってくるという結論に達するわけです。
好景気に乗れている中国人経営者には、豊富な資金力があります。

イエスより550年早く孔子を生み出した中国
この表題は、中華思想の礼賛ではありません。「中国という土地が、イエスより550年も早く、孔子を生み出さざるを得ないほど過酷な土地であった」という意味です。

古代中国は、中国人・漢民族にとってあまりに過酷な土地でした。
唯一、異民族の侵入といっても高が知れていたのは、海に面した東だけ。北と西は、常に騎兵戦に長けた遊牧民族による略奪・侵攻にさらされ、南には象を戦場に駆り立てる異民族の土地。陸続きで一気に攻め上がってくる三方の異民族と、常に緊張状態にある中で漢民族は生きてきたわけです。

その過酷さゆえに、紀元前551年頃に生まれた孔子が「仁」を説くまでに、漢民族の思想は研ぎ澄まされたと考えられます。
孔子によって体系化された儒教は、「仁」「義」「礼」「智」「信」の実践、上下秩序の分別を提唱。さらに天下は、武力による覇道ではなく、徳による王道で治められるべきという「徳治主義」に達します。

「徳を持つ者→王」から「王→徳を持つ者」
秦の時代に皇帝になりますが、中国の王、常に異民族の侵攻に備えつつ、6,000万人(前漢末期の戸籍上の人口)の民を治めなければならない存在です。
6,000万人もいれば、「腕力なら右に出る者のいない」「地頭の力は誰にも負けない」と名乗り出る者も数多。世に名立たる武将・賢人から凡夫に至るまで、全ての人を納得、少なくとも押さえ込む実力がなければ王にはなれません。

孔子が説いた「徳を持つ者こそ王になるべし」とする思想も、次第に「王になれた者だから徳がある」と変質していきました。
漢の時代(紀元前206年〜紀元220年)にはまとめられていたと思われる『六韜』で、武将には「冒刃」「陥陳」「勇鋭」「勇力」「寇兵」「死闘」「死憤」「必死」「励鈍」「倖用」「待命」という11の能力がいると説かれるほど、中国の実力主義は根深いものです。

もちろん漢民族も、過酷な現実の中で戦いの中で「仁」や「義」に涙します。
草の根の「義侠集団」が生まれるのもその表れですし、こうした感涙は三国志演義や水滸伝など文学の世界にも表れてきます。

中国を貫く実力主義・現実主義
しかしやはり、中国4000年の歴史を貫いているのは、実力主義と現実主義でしょう。

しばしば、「中国は体面を重んじるから・・・」と評論することがありますが、中国のリーダーは実力があるからこそリーダーなのであり、また実力があることを示し続けなければ直ぐにリーダーの座を奪われます。そのため、日本なら「またまた、体面だけ繕おうとして・・・」と揶揄され、何事もなかったかのように流されるようなことでも命懸けとなるわけです。

けれども、国の体面も、真っ当な場では国の威信です。それは、国家への求心力となり、「国を挙げて一つのことを」という力になります。陸上や体操、卓球などスポーツ分野で、あっという間に世界レベルの力を付けたのもそのためでしょう。


今春に予定されている日中首脳会談
今の中国は、13億人の人口を抱え、毎年のように2けたの経済成長率を達成する大国。そのリーダーは、胡錦濤国家主席です。
我が国・日本のリーダーである福田首相は、今春に胡主席との会談を予定していますが、13億人の実力闘争を勝ち抜いてきたリーダーと対峙できるリーダーに見えたり、見えなかったり不安を感じます。調整型首相の特徴なのでしょうか?



故・吉田茂元首相のような方は、出てこないものなのでしょうか・・・

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